上の子に比べて穏やかな子だ。
いや違う。
上の子が、キーキーと起伏の激しい性格だからそう感じるだけ。
きっと、下の子はごくごく平均的な、みんなに受け入れられやすい、ちょうど真ん中ら辺の性格。
性格は一括りにできるものではないから上手く言えないけど、
とにかく母としては
"一緒に居てやりやすい子"
それが今朝、時間が無いからと半ば強引に服を着替えさせたら、
ドラマのワンシーンの様に泣きながら部屋から飛び出して行った。
いつもとは明らかに違う行動に、心配になって後を追うと、
なんとトイレに抗議の籠城!
背中を向けて没交渉の構え。
これはちょっと、こちらもキミの気持ちを考えなさ過ぎたね…
私も素直に頭を下げて、
どんな気持ちだった?
こんな風にされたら嫌だったよね。
もうしないね、ごめんね。
今日は(めずらしく)私も素直に謝れたな。
さ、仲直り♡
そう思って差し出した手のひらは、パシッと叩かれて受け入れられず…
あれ?…あれれ?
拗ねちゃったかな?
ごめんね、抱っこしようか。
すると、私に触れられるのからもう拒絶…
ああ、この感じ分かるな〜
ただ単に優しくされたり、他の事で気を引かれたってそうはいかないんだよね。
私もそう。
「私がどういう気持ちだったか分かってるの?」
相手がそこに気付いて詫びてくれるまでは、なんだか気が済まない。
いつもなら抱き寄せて膝の上でお話ししたり、手を取って言い聞かせたり仲直りしたりできるのに、
それもさせて貰えないから、とにかく繰り返し伝える。
"一寸の虫にも五分の魂"を忘れるなよ。
そう父に忠告されたのは、ついこの前の事なのに。
まだ小さくて、ついこの前まで赤ちゃんだったのに、
でも、まだ自分の気持を上手く言葉にできないだけで、
思うこと、感じることはもう一人前のはずだからって気をつけていたのに、
随分と蔑ろにしてしまったことを真摯に反省の母。
結局、最後まで私は許して貰えなかったらしいが、上の子が顔を出すと、ようやく笑顔が出て食卓に着いた。
手を取り合い部屋に戻っていく2人。
トイレに取り残される母…
夫と目を見合せる。
この子はきっと、言葉でちゃんと納得が行くまでじっくり話をしてやらないといけないタイプなんだね。
きっとそういう子なんだね。
…今後手強いタイプだね…。
ただ、それもなんとなく嬉しく感じて微笑ましく思えたのは、きっとこの子の持って生まれた性格が顔を出した記念日だと感じたから。
それを垣間見た今朝。成長の証。