こんばんは🌙
林真理子さんの
『成熟スイッチ』を読みました
わたしは
『人生残り三分の一予定ではを後悔しないための指南本』
として受け取りました
図書館で予約してから
わたしの番が来るまで4ヶ月半…
記憶では65人待ちくらい
仮に
全員がフルの2週間借りたとしたら
まったく計算が合わないので
複数冊あるのかもしれませんけど
わたしはこちらの本を
とても綺麗な状態で受け取りました
わたしの前の方々の
マナーの良さが想像できますよね
わたしが本書を知ったのは
『徹子の部屋』2023年3月6日放送がきっかけでした
録画したのは消さずにおいたので
本を読んだら見直します
ところで
本書にもタイトルがたびたび登場した
林さんのデビュー作
『ルンルンを買っておうちに帰ろう』
…ではなく
わたしは『ルンルン症候群』を
持ってました
そこに載っていた
テニス部の集合写真は
確か地面に脚を着けたイケてるポーズをとる笑顔の林さんが中心だったと記憶しています
容姿のことを自虐的に話していながら
実はご自分のこと好きだからこその1枚だと思いました
本でも触れられていますが
若い頃の林さんは不用意な発言が多く
人望がなくて嫌われていたというのに
出たがりの目立ちたがりだったそうで
嫌われている自覚があれば
普通は選ばないど真ん中ポジションだと思いますが
自覚があったようだから
その位置取りはある意味スゴい
突き抜けているのです
盤石すぎる自己肯定感があると
怖いものなしな気がしますね
他にも
過去の、言ったら自己中な若気の至りの失敗談やデビューしてからの怒られ嫌われエピソードがなかなか濃くて
自分に置き換えたら
嫌な記憶のおさらいなんて地獄だし
思い出しては叫んでそうなレベルですが林さんはそういう類の過去も面白がっています
それを
細かなエピソード付きで本にして
わざわざ人目に晒すって
どんだけメンタル強いんでしょう
これがまさに
『俯瞰力』終盤に出てきますが備わっているってことなんですねたぶん
林さんは
厄介に違いない日大のいろいろで
たいへんご苦労されていますが
本の中では
テレビで見たあの『いろいろありすぎて疲れ切った表情』は
計算されたカモフラージュだったりするのではないかと思うほどポジティブです
本当にお疲れだったのかもしれませんが
絶対めげてはいないんでしょうね
成熟とは変わっていくということ
自分で選んだ人生は自分で落とし前をつけること
そして
成熟にはキリがない
こんな締めくくりでした
わたしは
落とし前をつけるほどの決断をした人生でもないですが
自分の選択の結果が
今の自分自身のいろいろなので納得しています
これから
残りを面白くするもつまらなくするも
充実させるもスッカスカにするも
自分次第なんですよね
せっかくヒントをいただいたので
キリがないという成熟道を
よそ見しながらもちびちびと進む予定です
さて…
徹子の部屋の再視聴します
♪ルールル ルルルルールル…
個人的に
この回は神回だと思いました
2回目で気付く
年をとってからの夫婦の在り方のお手本はこれだ
林さんは
本では
不機嫌で怒鳴ってばかりいる夫との結婚生活について
結婚の嫌な部分も楽しむという
心理的に非常に高度なことをしている
そんなふうに書いてありましたが
番組内では
もはやネタ化しているご主人の悪口が
おそらくすべてを承知して聴いている徹子さんの反応と相性が良くて面白くなりすぎでした
書き起こしたりすれば確かにご主人をこき下ろしている悪口なんだけれど
なぜかやたら清々しいんですよねー
こんな風に淡々と
飄々と
清々しささえ醸し出して
当事者なのにまるで他人事っぽい語り口で
あら?よく聞けばご主人の悪口じゃないのー
っていう悪口の言い方を
わたしぜひともマスターしたいです




