戦争のはらわた | キネマの天地 ~映画雑食主義~

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レンタルビデオ鑑賞日誌



(ほぼ)一日一本のペースで映画の感想を書いてます。

戦争のはらわた 【ベスト・ライブラリー 1500円:戦争映画&西部劇特集】 [DVD]/ジェームズ・コバーン,マクシミリアン・シェル,センタ・バーガー
¥1,500
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内容:「ワイルド・バンチ」のサム・ペキンパー監督が贈る、ある独軍部隊の苦闘を描いた人間ドラマ。「荒野の七人」のジェームス・コバンーンが主演している。 (amazonより)


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はい!今週のサム・ペキンパー は、1977年製作「戦争のはらわた」です!!






'43年ロシア戦線。一時はスターリングラードまで侵攻したドイツ軍も、今やソ連軍の猛反撃にあい、後退の連日だ。最前戦を死守するブラント大佐(ジェームズ・メイソン)の連隊は、地獄の日々であり、兵隊達には祖国の栄誉も何もなかった。生きのびるための戦いだ。ある日、新任の中隊長としてストランスキー大尉(マクシミリアン・シェル)が派遣されて来た。貴族の末裔で名誉欲が強く、ヒットラーから贈られる“鉄十字章"の栄誉獲得に執念を抱いている男だ。ブラント大佐と副官キーズリー大尉(デイヴィッド・ワーナー)は、この男をみて溜息をついた。なぜなら、連隊一の戦闘能力を持つスタイナー伍長(ジェームズ・コバーン)と性が合いそうもないからだ・・・(goo映画より)









うん!!作品としては紛れもなく大傑作!!

でもこのDVDの仕様は特大ウ●コ!!ヽ(`Д´)ノ






・・・はい、なんとも腹立たしいやら情けないやら、ってかやっぱり腹立たしいDVDです。


言うまでも無く、作品としては文句無しです。第二次大戦のロシア戦線を舞台に、名誉や

規律に背を向けただただ生き残るために戦う男スタイナー伍長(ジェームズ・コバーン)

通じて戦争の凄惨さや人間の醜さといった本質を描いていく、戦争映画の傑作として

名高い作品です。テーマ性、キャストの演技、ペキンパーの演出、映像の迫力、

どれをとっても間違いなく傑作と呼ぶにふさわしい出来です。ただ・・・


・・・この作品のDVDは長らく廃盤になっていたのですが、ついに今年の8月に廉価版が

発売されたんですよね。 ワタシもソッコー買いましたよ、ってか今回の

ペキンパー特集も半分はこれをまた観たいがために始めたようなもんですし。

同じようにDVD再販を待ち侘びていた方もきっと少なくないのではないでしょうか。





・・・です、が。







DVDの仕様がハンパなくヒドい!!!!!!!!!!(゙ `-´)/



まぁ廉価版ですからね、映像特典が全く無いとか字幕のオン/オフが出来ないとか、

それぐらいは我慢しますよ。

でもあの字幕は無いだろーーーーーーーーーー!!!ヽ(`Д´)ノ

アレって自動翻訳ソフトで訳したものをそのまま使ったんじゃないの!?

日本語として成立してねー所がいっぱいあるしーーー!!!\(*`∧´)/

ニュアンスはなんとか掴めたけれど、あんなモンを商品として堂々と売り出す神経が

信じられませんね。思わず海賊版かと思っちまったでねがっ!!!( ̄へ  ̄ 凸


なかでも特に脱力したのがクライマックスね。





「鉄十字勲章を置いて大尉? 時間の問題だ」







・・・意味わかんねーーよーーーー!!!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。





肝心の場面でこんな不条理なセリフを吐かせるヤツがどこにいるっつーの!!

視聴者に対して、作品に対して、何よりペキンパー監督に対して土下座して謝れ!!(゙ `-´)/






ってワケで総評、っつーかまとめ。

おそらく今現在レンタル屋さんに大量に並んでいる本作のDVDも、ワタシが買った

この廉価版と同じ仕様のはずです。ですので、どうか皆さん観ないでください!!

この傑作をこのようないい加減極まりない仕様で観るのは勿体ないですよ。

どうかどこかまともなメーカーさん、再版し直してくださいお願いします!<(_ _)>


ってワケで以上、DVDについていたアンケート葉書に生まれて初めてクレームを

書き連ねて投函した記念すべき(?)作品です。みんな買っちゃダメだよ!!