キラー・エリート | キネマの天地 ~映画雑食主義~

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(ほぼ)一日一本のペースで映画の感想を書いてます。

キラー・エリート [DVD]/ジェームズ・カーン,ロバート・デュヴァル,ギグ・ヤング
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内容:凄絶な暴力描写で熱狂的ファンを持つサム・ペキンパー監督が、銃撃戦、空手、クンフー、忍法などを駆使する殺し屋たちの姿を描いた痛快娯楽アクション。仲間の裏切りで瀕死の重傷を負ったマイクは復讐の一念でリハビリに成功し、宿敵との対決に向かう。(Amazonより)


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はい!今週のサム・ペキンパー は、1976年製作「キラー・エリート」です!





真昼のサンフランシスコ。街角のビルの中から1台の車が猛スピードで飛び出してくると、間髪入れずそのビルは大爆発を起こした。車にはマイク・ロッケン(ジェームズ・カーン)、ジョージ・ハンセン(ロバート・デュバル)、亡命政治家ボロドニーが乗っていた。ロッケンとハンセンは共に民間援護組織『コムテグ』に所属する超一流エージェントだ。ボロドニー救出に成功した2人は、しばし娼館でくつろいだのち、隠れ家に潜むボロドニーを見舞った。ロッケンがシャワーを浴びている間に、ハンセンはボロドニーのこめかみをぶち抜き、続いてロッケンの左肩と膝を射ち抜いた。『なぜだ……』薄れゆく意識の中で、彼はいつまでも叫んでいた・・・(goo映画より)






・・・ぺ、ぺきんぱぁ??(゜д゜;)



・・・ほい、バイオレンス映画の巨匠ペキンパーが「ガルシアの首」 の次に撮った作品は、

まさかのニンジャ映画でした。 ・・・なぜ!?ペキンパーにいったい何が??

観終わっても全く解けない謎にワタクシ今もって混乱しておりますハイ。。。(・Θ・;)



CIAでも手を出せないような業務を請け負う民間組織「コムテグ」の敏腕エージェント

マイク(ジェームズ・カーン)は、相棒のジョージ(ロバート・デュバル)に裏切られ

右肘と右膝に重傷を負う。もう二度と任務には戻れないだろうという医師の診断をよそに

必死のリハビリに努めるマイクは、ある日コムテグの上司コリス(ギグ・ヤング)から

指令を請ける。その指令とは、台湾の政治家ユン・チャン(マコ岩松)を暗殺者の手から

守る事だった。暗殺者集団の中には裏切り者のジョージもいると聞かされたマイクは、

かつての仲間である射撃の名手ミラー(ボー・ホプキンス)と運転の名手マック

(バート・ヤング)を仲間に引き入れ、ジョージへの報復に乗り出す…ってなお話。

で、そのユン・チャン暗殺のために中国(?)から送り込まれた暗殺者というのが

忍者の集団で、マイクたちと死闘を繰り広げるワケですな。



んでもって感想なんですが、・・・まー控えめに言ってもB級映画ですよねぇコレ(;^_^A

つーかむしろカルト映画の範疇かな? ガンファイトや忍術だけじゃなくカンフーなんかも

混ざってたりして、もーチャイニーズなんだかジャパニーズなんだか

ワケわかりませーんヽ(;´ω`)ノ

つーか白昼堂々忍び装束に身を包んでたら逆に目立つだろ!笑

その忍者たちも“キラー・エリート”なんてのは名ばかりの弱っちいヤツばかりだし、

ストーリーもこれまでのペキンパー作品に見受けられたロマンティシズムや

センチメンタリズムはほとんど皆無ですしねー、ほんとどうしちゃったの?(・Θ・;) って

感じの作品ですよ、まぁある意味面白かったけど(爆)



キネマの天地 ~映画雑食主義~-キラー・エリート

↑忍者!




つーワケでアッサリ総評。

ペキンパーのキャリアの中でも最大の失敗作といわれている(らしい)本作。

序盤の肘と膝を撃ち抜かれるシーンとかペキンパーらしいトコもあるにはあるけど、

確かにコレをペキンパーに撮らせる必要があったのか疑問は拭えないですねぇσ(^_^;)

まぁ「ハリウッド初のニンジャ映画」とおっしゃってる方もいらっしゃるので、その点では

歴史的価値のある作品かもね。

以上、カルト映画好きの方はドゾ。