ホースメン | キネマの天地 ~映画雑食主義~

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レンタルビデオ鑑賞日誌



(ほぼ)一日一本のペースで映画の感想を書いてます。

ホースメン [DVD]/デニス・クエイド,チャン・ツィイー,ルー・テイラー・プッチ
¥3,990
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内容:チャン・ツィイーが猟奇殺人犯を演じたサスペンススリラー。「COME AND SEE(来たれ)」というメッセージが残された連続殺人事件が発生。刑事のブレスリンは事件がヨハネの黙示録になぞらえた犯罪だと見抜くのだが…。 (amazonより)


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はい!今週のチャン・ツィイー 枠は、2009年製作「ホースメン」です!

ちなみに“ホースメン”とは、新約聖書・ヨハネの黙示録に出てくる世界に破滅をもたらす

4人の騎士の事でして、決して馬のマスクを被ったトンチキヤロウの事ではございませんので

念のためー(・ω・)/ ←






妻に先立たれたベテラン刑事ブレスリンは、とある猟奇的な連続殺人事件を担当することになる。遺体はさまざまな姿勢で釣り針に宙につるされ、現場には毎回「COME AND SEE(来たれ)」というメッセージが残されていた。謎めいた事件の迷宮にはまり込んでいくブレスリン。彼は、高校生の長男アレックスとの確執に悩んでいた。そんな中、ある第2の犠牲者の養女クリスティンが衝撃的な告白をするのだった・・・(goo映画より)




・・・ほい、近年乱発され過ぎていささかネタ切れ気味の猟奇連続殺人モノです。


ある日、「COME AND SEE」というメッセージとともに遺体を奇怪な拷問器具に吊るす

連続猟奇殺人事件が発生、ベテラン刑事のブレスリン(デニス・クエイド)が捜査を

担当する事に。難航する捜査の中、しかし二人目の被害者である夫人の養女

クリスティン(チャン・ツィイー)驚くべき告白をする・・・ってなお話。



まぁ予告編でも流れてるのでここまでは言ってしまっても構わないかと思いますが、

今回のツィイーちゃんは養母の殺害を自ら告白し捕らえられる少女の役です。

この事件が黙示録の「四人の騎士」になぞらえていると気付いたブレスリンはあと3人

犯人がいると判断、その行方を追うが・・・ってな展開です。



んでまぁ感想なんですが、アイディアや前半の展開はそれなりに面白かったものの

残念ながら尻すぼみに終わってしまいましたねー。ってか物語序盤にツィイーちゃんが

言う「大人は身勝手ね」のセリフでもう真犯人の予想がついちゃうあたり、脚本をもうちょっと

練り上げて欲しかったなぁ、クライマックスなんて「なんじゃそら?(・Θ・;)」って感じだったし…。

ヘタに歩み寄らないで完全に決裂したままにした方が良かったと思うんですけどね。



一方でお目当てのツィイーちゃんはというと、可愛い顔して凶悪な少女という役柄を

頑張って演じてたけど、そもそも役柄自体が弱いっすねー。まぁクリスティンがなんのために

自ら捕らえられたかを考えるとあーゆー役柄になってしまうのはしょうがないかと思うんだけど、

それにしてももう少しかけひきで盛り上がらせるなりして欲しかったかなと。

アレじゃ完全に助演ですもんねー。(;^_^A




ってワケで総評。

グロ描写も然程でもないし、まぁ「それなりの猟奇サスペンス」って感じですね。

収録時間が100分程度とあまり長くないので退屈はしませんでしたが、これといって

印象に残らない作品でした。以上、興味のある方はドゾ。