オール・オブ・ミー ~突然半身が女に!~ | キネマの天地 ~映画雑食主義~

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(ほぼ)一日一本のペースで映画の感想を書いてます。

オール・オブ・ミー ~突然半身が女に!~ [DVD]/スティーヴ・マーティン,リリー・トムリン,ヴィクトリア・テナント
¥5,040
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内容:大富豪の未亡人の魂に、右半身を乗っ取られた弁護士をめぐる騒動を描いた、スティーヴ・マーティン主演で贈る傑作コメディ。 (Amazonより)


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はい!今週のスティーヴ・マーティン は、1984年製作「オール・オブ・ミー 

~突然半身が女に!~」です。





ギタリストとの二足のわらじで、出世街道とは縁遠かった弁護士ロジャーは、死にかけた大富豪の女主人エドウィナの遺言の件を仰せつかった。早速、屋敷を訪れると、彼女はまさに死の床にあり、義娘テリーは、“遺産など受け取れない”と殊勝なことを言うが……。エドウィナはインドの妙な霊術に凝っていて、その導師ブラガが“転生輪廻”の呪文を唱え、昇天のはずがそうはいかなかった。ひょんなことで、彼女の魂がロジャーの右半身に乗り移ってしまったのだ!(TSUTAYAディスカスより)




ほい、死んだ女性の魂が乗り移り体の半分を乗っ取られてしまった男が巻き起こす

騒動を描いたドタバタコメディです。


弁護士事務所で働くロジャー(スティーヴ・マーティン)は、余命いくばくも無い女大富豪

エドウィナ(リリー・トムリン)の遺言更新を担当する事に。しかしエドウィナはインドの霊術に

凝っており、霊術師ブラガの手で馬丁の娘テリーの体に転生しようと企てていた。

そんなバカな計画には付き合いきれないとエドウィナと喧嘩別れしたロジャーだったが、

間もなくエドウィナが死去し、ひょんなことから彼女の魂がロジャーの体に乗り移ってしまう!

体の右半身をエドウィナに乗っ取られたロジャーは、なんとか元に戻してもらおうと

ブラガを探すが…ってなお話。



で、感想。



いやぁー、スティーヴ・マーティンすげぇ!!!ヘ(゚∀゚*)ノ



・・・ほい、この作品はまぁストーリーがどうこうじゃないですねー。

とにかくスティーヴ・マーティンの“芸”を心ゆくまで堪能すべし!!ヽ(゚◇゚ )ノ

そんな映画です。



何が凄いって、やっぱりパントマイムですよね。

「体の右半身を乗っ取られた男」を演じてるワケですが、ホントに別人格が動かしてるように

見えるんです!ヘ(゚∀゚*)ノ 

加えて顔だけは半分こじゃ無くてロジャーとエドウィナが交互に出てくるようになってて、

ロジャーが喋ってる所にエドウィナが口を挟むといったように、まぁハタからすると

チョーせわしなく人格が入れ替わる分裂症患者みたいに見えるワケですが、

それもちゃんと「2つの人格が交互に入れ替わってる」ように見えるし!

どっちが喋ってるかで顔つきや声色まで瞬時に変えるから観てても全く混乱する事はないし、

ほんっと見事な芸ですよ。ちゃんと“笑い”にも繋げてるしね♪( ´艸`)




ってワケでちょっと早いけど総評。

「アイドル・ハンズ」 みたいに“体の一部が乗っ取られ勝手に動いてしまう”という

アイディア自体は決して目新しい物じゃないし、笑いも基本的にはベタなのですが、

演じるスティーヴ・マーティンの芸がとんでもなく巧いから全く古臭さを感じることなく

最後まで愉しむ事が出来ますよ。いやぁスゲェや。その一言。

っつーワケでもちろんオススメです!!