オックスフォード連続殺人 [DVD]/イライジャ・ウッド,ジョン・ハート,レオノール・ワトリング
- ¥3,990
- Amazon.co.jp
内容:イライジャ・ウッドとジョン・ハート共演、ギジェルモ・マルティネス原作による本格サスペンス。オックスフォード大学に留学早々、マーティンは下宿先の未亡人の他殺死体を発見してしまう。彼は憧れの数学者・セルダム教授と共に真相究明に乗り出す。(Amazonより)
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はい!ミステリー映画を観たい気分だったので借りてまいりました、2006年製作の
イギリス・スペイン・フランス合作映画、「オックスフォード連続殺人」です!
アルゼンチン人作家ギジェルモ・マルティネスの原作をスペイン人監督の
アレックス・デ・ラ・イグレシアが映画化したもので、主演はイライジャ・ウッドと
ジョン・ハートです♪(°∀°)b
アルゼンチンから奨学金でオックスフォード大学に留学して来たマーティン。渡英したのも束の間、下宿先の未亡人の他殺死体を発見してしまう。一緒に第一発見者となった世界的数学者セルダム教授のもとには、謎の記号が書かれた殺人予告メモが届けられていた。その後も、謎のメッセージを伴う不可解な事件が続けて起き…。(goo映画より)
はい、アルゼンチンから来た留学生と天才と名高い数学教授が連続殺人事件の
謎に迫るという内容のミステリー映画です。
アルゼンチンからオックスフォード大学に留学してきた青年マーティン(イライジャ・ウッド)。
オックスフォードを選んだ理由はただひとつ、この大学で教鞭をとる憧れの天才数学者
セルダム教授(ジョン・ハート)に教わる機会を求めたからだった。下宿先もセルダム教授と
親交があるというイーグルトン夫人の家を選んだマーティンだったが、いざオックスフォードに
ついてみると、セルダム教授は今はほとんど教壇に立っておらず、彼に直接教わる事は
ほぼ不可能だという。失望したマーティンはアルゼンチンに帰ろうと家を出ようとした矢先、
イーグルトン夫人を訪ねてきたセルダムとともに夫人の他殺死体を発見する。
セルダム教授のもとにはイーグルトン夫人の殺害を予告するメモが届けられており、
そのメモには「○」という謎の記号も一緒に書き添えられていた。これはこれから始まる
連続殺人を予告するものであり、数学者である自分への挑戦状であると受け取った
セルダムは、マーティンとともに事件の調査に乗り出す。
そしてセルダムの読みどおり第2、第3の殺人事件が発生し・・・ってなお話です。
で、感想。
・・・あ~なるほど、確かにこりゃー好みの分かれそうな映画だわ。
でもワタシはコレ好き―――♪:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
はい、イライジャ・ウッドにジョン・ハートにレオノール・ワトリングとなかなかのメンツが
出演していながら日本では劇場未公開となり、5月にDVDリリースされたばかりなのに
Amazonではジャケット画像無しという散々な扱いを受けている本作。(-"-;A
実際観てみると確かに“ウケ”は悪いだろうなぁと納得もしましたが、でもワタシは
面白いと思いましたよっ!Amazonでもディスカスでも酷評されてるけどっ!ヽ(;´ω`)ノ
殺人犯の残した謎の記号をもとに、天才数学者とその弟子が捜査に乗り出す本作は、
主人公コンビが数学者だけあって会話が非常に衒学的で理屈っぽいんですよねー。
言うなれば「ダ・ヴィンチ・コード」 の数学版って感じでしょうか、この時点でダメな方は
ダメでしょうね。
ただ観ていただけばわかると思いますが、実はこの作品、そういった数学的知識とかは
全くと言っていいほど必要無いんですよね。というのも、いくら数学的知識があった所で
それを基に観客が事件の真相を割り出そうとするのはブッチャケ不可能ですし、
逆に数学的知識が無くても真相の大方を予想する事は可能だから。
ワタシ自身そうでしたが、ミステリー小説にある程度親しんでいる人であれば
“あの人”が怪しいというのは容易に予想出来るんですよ。なので彼らの小難しい会話や
多数出てくる数学の学説などはニュアンスさえ掴めればそれで十分だと思いますよ。
・・・あ、ただし「カオス理論」がどういった物かは知っておいた方がより楽しめると
思いますけどね♪(°∀°)b (※ただしそれも「バタフライ・エフェクト」の意味程度で
十分です)
で、純粋にミステリーとして臨んだ場合、事件の行方を予想する上で役に立つのが、
本作の舞台であるイギリスが誇る“ミステリーの女王”、アガサ・クリスティ―の
とある作品を知っているかどうかです。どの作品かはネタバレになっちゃうので言いませんが、
ヒントは『木の葉を隠すなら森に隠せ』ってとこですかねー♪( ´艸`) この作品を
読んだ事がある方であれば、ラストのどんでん返しも「あぁ、やっぱりな!」と
気持ちよく観る事が出来るんじゃないかと思いますハイ。
あともうひとつ、作品の内容とは全く関係ないところで大きな見所がひとつ。
裸にエプロン!!ヽ(゜▽、゜)ノ
・・・はい、言わずと知れた男子永遠の夢(←)を、レオノール・ワトリング嬢が
見事に実演してくれてるんですなー♪(///∇//) これはもう必見でしょう、ウン。(・ω・)
総評。
理屈っぽくて受け付けないという方がいらっしゃるのもわかりますし、結末に拍子抜け
したという方の意見も良くわかります。でも理屈に関しては「知識人同士の頭脳合戦」と
わりきってニュアンスを愉しむだけで十分ですし、結末に関しても、この作品はある意味
「犯人探し」をメインにした作品じゃないですからねー、ワタシはすんなり腑に落ちましたよ。
ってワケで好みは分かれると思いますが、ワタシはオススメします。