12月21日(土)
昨晩は深夜3:30帰宅。
現在アパートで同棲中のキャスト。
本カレは別に居る彼女は、1月にそのアパートから夜逃げを決行する予定らしい。
送迎中そんな話を聞いてしまったので、老婆心ながらに言う。
「きっとみんな経験があると思うんだけど、別れ話が出そうな時って、その前に何となく察するものだよね。だから、同じように夜逃げしようとしているなら、そのことを彼が察してしまわないように気を付けてね。ぃゃ…こういうのは自分がいくら気を付けても、相手が敏感であれば察してしまうんだけどね(笑)」
夜逃げで超えなければならない壁は2つ。
ひとつは、しっかり夜逃げとして成立すること。
もうひとつは、逃げた相手からしっかり逃げ切ること。
しっかり夜逃げとして成立すること。実はこれが相当に難しいことなのだ。綿密に計画しておいてもなかなか成立しないのだから。夜逃げというくらい忽然と姿を消そうというのだから、数時間で一気に引っ越し作業を終わらせるわけなんだけど、急ぐからこそしちゃうのが、忘れ物。
忽然と姿を消すことを目的にしているのだから、忘れ物なんか諦めなくちゃダメなんだけど、諦めないんだ。取りに戻ったり連絡したりしちゃうんだ(笑)
でね、忘れ物を取りに戻ったり連絡したりして、結局話し合うことになる。この時点で夜逃げは不成立。だけど、面白いもので、引っ越し作業を終えた後の話し合いだから、行動したあとの話し合いだから、決意と覚悟が見えるというか、現実を自覚するというか、そんなこともあって結構簡単に別れることが出来たりする。夜逃げとしては不成立となるが、忘れ物も取りに行けるし、別れ話も成立して綺麗さっぱり。結局、この「 夜逃げと見せかけた話し合い 」が最適解だと僕は思う。
さて、忘れ物もなく夜逃げとして成立したら、今度は相手からしっかり逃げ切らなければならない。
相手が忽然と姿を消した時点で、大抵の人は諦めてくれる。けれど、諦めずに行動をとる人がいる。かなりストーカー気質だとは思うんだけど、本人自身もその状況になって初めて自分のそういう気質に気づくといった感じなんじゃないかな。
素性を良く知られていると、友達や家族にまで迷惑が及ぶ可能性が出てきてしまい厄介だ。ニュースなどを見ていれば、逆恨みから殺意に目覚めるケースだって多分にあることは分かる。
今回は夜逃げがテーマになってしまったけれど、男女関係に限らず、問題から目を背ける「逃げる」というのは、問題を放置するだけであって、小さくなることも解決することもない。だけど、自分が目を背けている間にその問題は大きくなってしまう可能性がある。
問題が発生したら、向き合って解決させる。一人で解決出来ないなら、周りの人を頼って解決させる。その方が健康的だと思いますよね~。
つまり「どんな人が周りに居るか」が、その人の本質なんよね。
あ…えーっと…
夜逃げなんかしちゃだめね。
その前に、夜逃げしなきゃならないような生活をしちゃだめね。
さてと、夜逃げに追い込まれないようにバイト行こ。