いつもお手伝いしている水商売のお店から、お客様を自宅まで送って欲しいと頼まれまして、女の子と共にお客様を車に乗せて、お客様の自宅へと向かいました。
泥酔しているお客様は、車の助手席で今にも寝そうな状態。しかしさすが。こういうお店にお金を落とす常連さんだけのことはあるよね。そんな状態でも女の子との話はやめないのだから(笑)
umazow:
「あと少しで着きますよ」
僕がお客様の方へ顔を向けながら言い、そのお客様と目が合った瞬間。
お客様:
「あれ?umazowじゃん!umazowじゃん!」
umazow:
「!?」
どうやら僕は、このお客様と以前にどこかでお会いしているようです。しかし、この時点で僕はお客様の名前も把握していませんし、以前は一般宅を訪問する営業職をしていたので、年間に3,000人以上の人とお会いしていましたので、どこで会った人かも分からない状況でした。
その後のお話から、20年前にほんの短い期間、一緒のバイト先にいた人だと分かりました。
最後に会ったのが20年前の人を、泥酔状態の中で見つけて、名前まで正確に言えるなんてとても凄いことですよ。
僕なら「僕、以前にあなたとお会いしたことがあると思うのですが、分かりますか?」くらいしか言えない。
それで、聞いてみたんですね。
umazow:
「○○さん。僕ってそんなに昔と変わってないですか?」
○○さん:
「えーだってumazowじゃん。全然変わってないよ。すぐ分かったもん。」
それを聞いて、何だかすごく複雑な気分になりましたね。
単に、変わっていないよと言ってくれたのだろうと思うのですが、お前は20年経っても成長しねーな。と、言われたような気がしたから。
○○さん:
「ウチのカミさんにも言ってやろ。ウチのカミさんもumazowのこと知ってるからさ。」
umazow:
「そうなんですか?」
○○さん:
「だって、そのバイトの時にいた△△が俺の嫁さんだから」
へぇー。と、関心を示しつつ、○○さんが嫁さんに対して、僕とどのように再会したと話すのか。そちらに興味が移りましたよ。なんたってキャバクラの帰りですからね。
出来たらもう一度お会いして、その話を聞いてみたいものですよ(笑)
○○さんを送ったあとの女の子の一言。
女の子:
「そんな再会は私にはどうでもいいけど、これでまた○○さんはウチに来てくれるようになるね。umazowさんが送迎で良かった♪」
さすが上手いな。と、感心した。