「○○をお願いしたい」と依頼を受けた時、即座に、「それはムリだろう」と思う事があります。
そのムリには、予算的、時間的、物理的、職種的など様々あると思います。
しかし、それをムリだと知っているのは「自分」であって、「先方」ではありません。
先方は、「出来るハズ」若しくは「出来るかもしれない」と期待を抱いているからこそ、依頼しているのです。
中には、無理だと分かっていながら依頼する方もいます。
無理だと分かっていて依頼する場合は、「あなただったら何とかしてくれる」という期待があるか、若しくは、「あなたが嫌い。サッサと帰って。」と言っているかのどちらかです。
無理だと分かっている、分かっていないに関わらず、あなたが嫌われていない限りは、先方はあなたに期待をしていることになります。
期待されているのですから、それに応えましょう。
そのためにはまず、その依頼は出来ない、無理だと、先方に納得してもらわなければなりません。
納得してもらうためには、説明が必要で、説明のためには資料・材料を集めなければなりません。
これが、「ムリな注文を受ける」という意味です。
それをした上で、代案を提案し、代案に納得して頂いて、発注してもらいましょうね(⌒∇⌒)
また、先方に依頼された方法より、別の方法を採用した方が良いと思う場合もあります。
その場合も、先方はその方法を知らないわけですので、提案が必要になります。
その提案のやり方ですが、
「そんな方法より、もっといい方法がありますよー( ̄ー ̄)」と、得意げに提案してしまう方が結構多いんです。
これでは、先方の意見を全否定しているのと同じで、嫌われちゃいます。
嫌われた上に、「俺の提案の方がはるかに良いはずなのに、なんで採用しねーんだ!」と、不貞腐れてしまう人まで現れそうですね。
せっかく先方の利益を考えたのであれば、
「その方法が主流でしたが、最近はこういうやり方を採用するところも増えています。この方法ですと・・・」などのように、
採用してもらえそうな伝え方をしなければなりません。
「採用してもらうための手段」の一つが提案です。
全ては、先方のため。
それを忘れずに、ムリな注文でも受けて下さいね(⌒∇⌒)