CRフルスペックと言えば、大工の源さん | うまぞう パチンコ・パチスロ収支 DIY作業 備忘録

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昔のパチンコを実体験を交えながら紹介しています。


今回はCRフルスペック。


【CR大工の源さん】



大工の源さん


1/3突入、2/3継続の強烈な連荘性はやっぱり凄いものがあった。


また、ハマリも当時としては凄いものがあった。


この機種での思い出と言えば…



ひとつは、軽い思い出。


初当たり確率は1/178。ノーマル機並の確率だった。


確率変動突入率は…1/12。しかも3回でしっかり終了した。


勝つには勝ったが、何とも納得のいかない内容だった。。。




もうひとつは、命を救われた思い出。


それは、スキー場へバイトへ行った時のこと。


スキー場に来る人には様々な人がいて、


その中に、元麻薬の売人がいた。


塀の中の生活を終え、出所して間もない人だった。


寮生活を共にすると、案外いい人であった。



そのバイトが1ヶ月を過ぎた頃だ。


東京から、一人の女の子がバイトに加わった。



その子が来て数週間後、その売人さんは、その女の子に惚れていた。



約1ヶ月後、売人さんが告白したのか、脅迫したのかは不明だが、


それがきっかけで、その女の子が怖くなってバイトを辞めて東京へ帰ってしまった。




そして、そのすぐ後、売人さんもバイトを辞めて地元へ戻った。




それからまた1ヶ月くらい経った2月始め頃。


仕事も終わり、私を含め、仲良くなった5人で飲みに出た日のこと。


飲み終わり、寮に戻ると、同じ部屋の人から、


売人さんが、寮を訪ねて来た事を聞く。


その話によると、私を探しており、手にはチャカを持っていたという。


それが、モデルガンであるか、本物であったかは、分からなかったという事だが、


常軌を逸していることだけは確かだったという。



どうやら、また麻薬を使用している様子だったという。




次の日、昨日飲みに出た5人は皆休みだった為、パチンコをしに山を降りる。



私は、売人さんがまた訪ねてくるかが気にかかり、パチンコをする気分ではなかった。


でも、寮にいて、誰もいない昼間に来られるのもイヤだから、付いていった感じだった。



みんながそれぞれに台を選び打っている中、私は店内をウロウロしていた。



そしたら、大工の源さんの一台が光って見えた。



気になり、打ってみようと、3000円のパッキーを買い、打ってみた。


すると、1000円で確変が当たり、そこからバキバキ連チャンし、4時間ほどで10万円強のプラスに。



その金を使って、タクシー→新幹線と飛び乗り、東京へ直行した。



その女の子の家電を聞いていた人がいた為、それを聞いて行った。


新幹線内からその子に電話し、上野駅に来てくれと頼んだ。



そして、その子の新幹線代も私が払い、スキー場まで戻る。


上野駅で、彼女を待つ間に、スキー場の仲間に電話し、売人さんが来たら、待っててくれと伝えて。と。



そして、タクシーでスキー場へ到着し、聞くと、やはり来たとのことで、近くのバーにいるという事でそっちへ行った。



売人さんと、女の子を会わせ、二人で話をする。


それを離れた所から見守る。もちろん飲み物は私持ちだ。


1時間ほど話したあと、売人さんは納得した様子で、


私の肩をポンポンとしながら「おまえ、えぇやつやなぁ」と一言。そして、地元へ帰って行った。


彼女もまた、次の日の新幹線で、帰っていった。このタクシー・新幹線も私持ちだ。



それからまた2週間ほどたったある日。


早朝にスキー場へ連絡が入った。


売人さんが自殺したという連絡だった。



なんだか、自分が殺したような気持ちがあった反面で、


ホッとするような気持ちもあった。



そんな若い頃の強烈な思い出が、思い出として語れるのは、この大工の源さんのおかげなのかもしれない。


冬の山の中で、打たれ、捨てられたらと思うとゾッとする。



何にも悪いことしてないのに・・・10万円返して欲しいよね。あぶく銭だからいいけどさぁ・・・