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台湾の陥落はちゃんと計画されていたようです。
おそらく、わが国も同様ではないかと思われます。


●2012年、台湾大劫難=新書、北京の台湾陥落戦略を暴露

【大紀元日本11月30日】11月17日、北京大学法学部元教授で、中国から亡命した自由派の作家・袁紅氷(ユァン・ホンビン)氏の著書『台湾大劫難』が、台湾の英字新聞「Taiwan News」グループにより台湾で出版された。2012年に中国大陸と台湾が政権交代する際、中共政権が台湾の政治、経済、軍事、文化を全面的にコントロールし、戦わずして台湾を勝ち取るという台湾陥落戦略を暴露する著書で、一週間で完売し、第2刷がすでに出版されるほどの人気を集め、台湾で大きな反響を呼んでいる。

 本書では、2008年6月に中共政治局拡大会議で制定された「台湾問題を解決する政治戦略」などの三大機密文書と録音資料が示されている。中国が米国を通してスイス銀行に圧力をかけて台湾の前総統・陳水扁の汚職事件を操る経緯、台湾の社会民主党を育てて中共の台湾での代理として2016年に政権を取らせる計画など、数多くの中共のトップレベルの機密が暴露されることとなった。

■2012年までに台湾を陥落する戦略

 暴露された中共の台湾陥落戦略は、2008年6月に開かれた中国共産党政治局拡大会議で、胡錦涛と温家宝が自ら主導したもの。

 戦略内容には、以下のようなことが含まれている。

▼国民党のトップ指導者を丸め込み、中国で不動産を買わせる
▼民進党の主な財源を断たせ、陳水扁の汚職事件を操る
▼台湾商人を利用して台湾の金融業に参入し、台湾の株式市場を操る
▼台湾の農産物を大量に購入する
▼大陸の観光客を台湾に行かせる、

など台湾の政治、経済、文化、社会、外交の各領域で、統一戦線手段を利用して、2012年までに台湾を完全に陥落させようとする策略。

 本書の記述によると、2008年6月、中共は政治局拡大会議を開き、対台戦略を企画した。会議の場所は北京西山洞窟にある中共軍事委員会第一戦略指揮センター。参加者は中共政治局のメンバー以外に書記メンバー、各軍区および各軍部の正副職、国務院弁公庁正副秘書長、統一戦略部、外交部、公安部、国家安全部の正副職を含め合計200人あまりだった。

 胡錦涛国家主席は会議発言の中で、「毛沢東同志は、統一戦線が我が党の敵を制する三大宝物の一つであると明言した。数年の計画と段取り工作を経て、われわれの国民党に対する統一戦線活動は歴史的な成果を収めた。今回、国民党が政権を取り戻し、平和的な台湾問題の解決に向けて大きな可能性を提供してくれた。これは、われわれが対台政治戦略を修正する理由である」

 この会議では、「台湾問題を解決する政治戦略」「台湾に対する軍事闘争準備の予備案」「台湾を統一する政治法律処置予備案」という中共中央による三つの報告書が発表された。

 「台湾問題を解決する政治戦略」では、新しい状況下で、中共の台湾に対する総体的な政治戦略任務について、次のように述べている。「全党は国民党が政権を取り戻す機会をしっかりと掴み、政治、経済、文化、社会のあらゆる側面において、統一戦線工作を加速すべきであり、2012年、中共の第18回代表大会の前に、戦わずして台湾を勝ちとり、祖国の統一大業を完成する。国内外の敵対勢力が、台湾の民主経験を利用して我が国の社会主義制度を転覆させようとする陰謀を徹底的に打ち砕いていく」

 同報告の最後で、「台湾問題の解決を社会主義制度の生死存亡の大問題として認識しなければならない。平和方式で台湾問題を解決すると同時に、全党、全軍は気を抜かずに軍事闘争の準備をしなければならない。2012年に台湾問題を解決し、祖国の統一を実現させるのは、
ト小平氏の遺志であるだけでなく、われわれが党の一世代上の革命家に対して約束した政治の承諾である。成功のみが許され、失敗は許されない」と述べている。

■重大な機密漏洩事件

 21日に開かれた新書発表会で、袁氏は、本書の内容について「予測ではなく、中共内部から漏洩したデータである」と表明した。内部情報の出所に関して、党内権力闘争により、政治的にまたは汚職罪で粛清されたトップ幹部の家族から入手したと説明している。彼らは現在、中国を離れ、海外で居住しているという。

 中央のトップ内部の情報筋によると、『台湾大劫難』の出版前に、中共情報部門はすでに本の内容を入手していた。10月28日、中共政治局委員会が、本に暴露された情報は、共産党政権の樹立以来、重大な機密漏洩事件とし、機密漏洩のルートを速やかに追及するよう命じている。また、一千部を製本して中共各部署のトップ幹部に配布し、関連部署は真剣に本書を研究し、台湾の戦略と策略において調整するよう、胡錦濤主席が指示しているという。

 内部会議で、中国の海峡両岸関係協会(海協会)の陳雲林会長は、「我々の台湾戦略の持ち札はすべて露出された。今後どのように仕事を進めるのか」と嘆き、梁光烈国防部長は、「十四万字に多大な力がみなぎっている」と驚いているという。

■台湾野党の反応

 25日、台湾の最大野党・民進党の蔡英文主席は、袁紅氷氏と会見し、本の中で言及された情報に関して意見交換を行なった。その後、袁紅氷氏は、民進党本部で民進党の議員と一緒に記者会見を行なった。

 記者会見で民進党の陳亭妃議員は、馬英九大統領と国家安全会議事務総長の蘇起氏に対して、『台湾大劫難』に示された情報の説明を求め、これらの情報をはっきり説明できるまで、「直ちに中共との交流を止めて、各協議事項を停止してもらいたい。台湾はこのような陰謀を受け入れるべきではない」と訴えた。

 国会議員の王幸男氏は、袁紅氷氏の身の安全について憂慮し、全力を尽くして彼の安全を保護するよう、台湾各界に呼びかけている。

 一方、国民党からの公の反応は見られなかったが、袁氏の話によれば、国民党から、中国共産党の企みの真相をもっと詳しく話してほしいという、非公式の要請があったという。

http://www.epochtimes.jp/jp/2009/11/html/d90453.html