桜 舞い散る中に 忘れた記憶と 君の声が戻ってくる
吹きやまぬ 春の 風あの頃の ままで (ケツメイシ「桜」より)
前哨戦のクィーンCとチューリップ賞が、1分32秒台の決着。
メジャーエンブレム、シンハライトなど、過去最速の闘いになりそうな今週の桜花賞だが、
今年は、残念ながら愛馬の出走馬はいない。既に、自分自身は忘れな草モードである。
2年前の桜花賞。あの時、当たり前のように桜の2着になった、レッドリヴェール。
もし、ハープスターがいなかったら、あの瞬間に無敗の4連勝で桜花賞馬が誕生していた。
当時は軽く考えていたが、今思えばモノ凄いことだったと、シミジミと回顧する今日この頃である。
あの戦いで燃え尽きたように、ずっと勝てない2年間だった。
ハープスターは引退。秋の華を競ったショウナンパンドラはJCを勝利。ヌーヴォも香港C2着。
一方で昨秋のリヴェールは、精神的にも燃え尽きたような感じの3戦だった。
引退やむなしかと思ったが、須貝先生他陣営は現役続行を決定。4か月ぶりに今週の阪神牝馬Sに
出走予定である。
同レースには、1世代下での最強馬ミッキークィーンや、G12勝のストレイトガールが出てくる。
リヴェールに多くのものは期待しないが、桜花賞の前日に同じコースを彼女が走るのは嬉しい。
世代最初の新馬戦を勝ち、阪神JF(G1)を勝ち、桜花賞(G1)で2着に来た阪神マイルの舞台である。
頑張れ、レッドリヴェール。
北島康介さんではないが、アスリートとして長く頑張っている彼女を、引き続き熱く応援したい。