牛田くんがデビュー14周年を迎えたこの日

 

行ってきました。

 

 

 

2026年3月14日(土)14時開演

牛田智大 ピアノ・リサイタル

ザ・シンフォニーホール(大阪)

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新大阪駅でファン友さんと合流。

 

 

 

先日の高松のリサイタル、私は一人で行ってきたのですが

 

彼女も一人で行かれていたことを後になって知りました。

 

 

住んでいる場所が遠いので、なかなか会えないファン友さん。

 

同じ会場にいたのに、知らずに会えなかったことがお互い無念で仕方なく

 

大阪で会うことに。

 

会うのは昨年5月のバンコク公演以来です。

 

 

 

 

 

 

開演前、彼女が探してくれた素敵なお店でランチ。

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薬膳スープカレーとバイキング。美味しかったです。

 

 

久しぶりに会ったので話したいことがたくさんあって、なかなか食べ終わりませんでした(*^.^*)

 

 

 

 

 

 

 

大阪駅から歩いていく途中に見つけたマンホール。

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私のような人を「マンホール女子」と呼ぶそうです(〃▽〃)

 

 

 

 

 

 

 

後方に高層ビルが建ったので景観が昔と変わりましたが、木立の向こうにあるこのホールの佇まいが好きです。

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今日もファンからのお花

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ザ・シンフォニーホール(1704席)

 

 

 

(画像お借りしました)

 

 

指揮者カラヤンに「世界一の響き」と絶賛されたこのホール。

 

 

正面にパイプオルガン

 

舞台を取り囲む丸みを帯びた赤い椅子

 

そして、なんと言っても私が一番好きなのは

 

「青い鳥」をイメージしたと言われる幻想的な天井の三角形。

 

 

 

 

舞台のピアノ、今日は珍しくYAMAHAです。

 

 

 

 

 

 

 

プログラム

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オール・ブラームス・プログラム

 

♪7つの幻想曲 Op.116

第1曲「奇想曲」ニ短調

第2曲「間奏曲」イ短調

第3曲「奇想曲」ト短調

第4曲「間奏曲」ホ長調

第5曲「間奏曲」ホ短調

第6曲「間奏曲」ホ長調

第7曲「奇想曲」ニ短調

 

♪3つの間奏曲 Op.117

第1曲「間奏曲」変ホ長調

第2曲「間奏曲」変ロ短調

第3曲「間奏曲」嬰ハ短調

 

~ ~ ~ 休憩 ~ ~ ~

 

♪6つの小品 Op.118

第1曲「間奏曲」イ短調

第2曲「間奏曲」イ長調

第3曲「バラード」ト短調

第4曲「間奏曲」へ短調

第5曲「ロマンス」ヘ長調

第6曲「間奏曲」変ホ短調

 

♪4つの小品 OP.119

第1曲「間奏曲」ロ短調

第2曲「間奏曲」ホ短調

第3曲「間奏曲」ハ長調

第4曲「ラプソディ」変ホ長調

 

 

 

 

 

 

開演時間になると、荘厳なパイプオルガンの音が響き渡り

 

アナウンスがありました。

 

 

 

 

 

一度暗くなった照明が

 

静かに舞台をオレンジ色に照らし出すと

 

会場の空気が息をひそめるように静まり返りました。

 

 

この瞬間から、もう音楽が始まっているんだといつも感じます。

 

 

 

 

 

登場した牛田くん。

 

手にはチェックのタオルを持っています。

 

 

 

 

 

 

 

7つの幻想曲

 

 

燃え滾るカプリッツォは

 

YAMAHAにしてはちょっと意外に感じるくらいまろやかで温かく

 

香り立つような音色でした。

 

 

 

 

 

どうしても、自分の中で「さくらさくら」をイメージしてしまうOp116-2の間奏曲は

 

漆黒の闇を背景に、ひらひらと桜の花びらが舞い落ちる様子が目に浮かびます。

 

 

いつもは海の底深く潜り込んだような中間部の

 

スケールの大きな演奏に今日は宇宙を感じました。

 

 

 

 

Op.116-4はささやかな星空。

 

暗闇の中、じっと目を凝らすと見えてくる小さな光。

 

 

 

この小品集は、ほとんどが隠しきれない孤独に立ち返って終わるような気がします。

 

今日も覗き込む晩年のブラームスの心の中。

 

 

 

Op.116-5は「気がかり」。

 

 

 

Op.116-6で思い描くのは、白いカトレアの花。

 

 

 

 

時々牛田くんの息遣いが聴こえ

 

体重を移動すると背もたれの椅子が軋む音が聴こえます。

 

 

 

 

 

自分でも感情の歯止めがきかないようなOp.116-7は、時々アンデルセンの「赤い靴」を連想します。

 

 

今回初めて、近い距離から牛田くんの手元を見ましたが

 

赤い炎のような激しさの中に細やかなコントラストがたくさんあって

 

それを緻密に生み出す様子を目と耳の両方から感じることが出来

 

その美しさと贅沢さに感動しました。

 

 

同じ赤い炎でも

 

どす黒かったり オレンジ色だったり

 

小さかったり 飲み込まれそうだったり

 

自由自在で繊細です。

 

 

 

 

演奏が終わると、会場の一部から拍手が起こりました。

 

 

片手を胸に当て、座ったままそれに応える牛田くん。

 

少しの間のあとで、Op.117を弾き始めました。

 

 

 

 

3つの間奏曲

 

 

 

Op.117-1は、懐かしい昔の記憶。

 

ちょっと埃っぽい日向の匂い。

 

 

そして、子供時代の自分というよりは

 

大人になった自分の内側にいるインナーチャイルドに直接語りかけてくるような不思議な感覚でした。

 

 

 

 

洗練されたまどろみのような揺らぎから始まるOp.117-2。

 

やがて懐深く広がって

 

満天の星空から、音を立てて星が降ってくるよう。

 

 

最後のしんとした静寂に、透き通るような孤独を感じました。

 

 

 

 

表情を変えて同じフレーズを繰り返すOp.117-3は

 

YAMAHAらしい真っすぐな音色の真骨頂という感じでした。

 

 

 

 

 

素晴らしい!

 

 

前半が終わった時点で、ブラボーと叫び出したくて困りました。

 

 

 

 

 

休憩時間には調律が入りました。

 

スタッフの方がもう一人出てきて

 

椅子の軋みを確認しているような場面もありました。

 

 

 

 

 

 

6つの小品

 

 

Op.118-1が始まると

 

目の前に大海原が広がりました。

 

男性的な曲。

 

 

 

 

寂しくて 優しくて

 

痛みに寄り添ってくれるようなOp.118-2の間奏曲が大好きです。

 

 

凍えそうな夜

 

涙を流して空を見上げると、静かに瞬くいくつものの光。

 

吐き出したため息が そのまま白く凍り付いて星になりそう。

 

 

 

 

打って変わって勇ましく変化するOp.118-4は

 

小さな炎がいくつも見えるようでした。

 

 

 

Op.118-5の最後の一音が

 

大切に見守られて消えるまで

 

消えてからの静寂

 

そして、静かな語りのように始まるOp.118-6に繋がる瞬間が

 

例えようもなく美しかったです。

 

 

 

Op.118-6が終わると

 

客席のあちこちから、ため息のような吐息や咳が聴こえてきました。

 

牛田くんがものすごく集中しているのが分かったので

 

個人的にはちょっと残念でした。

 

 

 

 

 

4つの小品

 

 

風に踊るリボンのようなOp.119-4になると

 

もう次の曲で終わりなんだとハッとしました。

 

 

いつも以上に引き込まれて聴いていたので

 

20曲があっという間に感じました。

 

 

 

 

軽快で重厚なOP.119-4のラプソディ。

 

 

高揚感。

 

 

次々と形を変えて

 

讃美歌のように響いたと思ったら

 

終盤の堅牢で真摯な音楽は

 

牛田くんの今日までの道のりと

 

これからの覚悟を見たような気がして

 

胸が熱くなりました。

 

 

 

 

 

 

アンコールは、ショパンの舟歌とノクターン17番でした。

 

 

ショパンになると、さっきまでのブラームスとはまるで音色が変わり

 

まったく別物の世界観でした。

 

 

解き放たれて、柔らかく空気に溶けてゆく音色の美しさ。

 

 

今までは、聴いている私自身、知らず知らず肩に力が入っていたのに

 

今回のツアーが始まってからというもの

 

手放しで浸れるこの心地よさは一体なんだろう…。

 

 

 

演奏を終え、拍手の中 客席後方や2階席、P席に視線を送って挨拶をする牛田くん。

 

その表情を見たら、今日デビュー14年という節目を迎えた彼の心の中にも

 

特別な思いがあるのだろうな、と思いました。

 

 

 

 

 

 

ブラボー、牛田くん!

 

デビュー14周年おめでとう。

 

 

 

 

 

 

今日ここで、祝福の気持ちをいっぱい込めて聴けたこと

 

本当に本当に嬉しかったです(T^T)゚。

 

 

 

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