皆さま、こんにちは。
ずっとショパンコンクールが怖くて考えないようにしてきたのに
いざ始まってみると、なぜかすっかり楽しんでいる芽々でございます(*^.^*)
その理由の一つに、ピアノ講師をしている従姉の存在があります。
4年前のショパンコンクール以降、すっかり反田さんのファンになったという従姉は
その後もいろんなコンテスタントの演奏動画をYouTubeで見て
今回のコンクールもとても楽しみにしていたそう。
そんな彼女とやり取りすることで
互いに情報交換したり、ライブやアーカイブ配信の感想をLINEで伝え合ったりして
より広い視野でコンクールを楽しむことができるようになりました![]()
二次予選で人数が半分に減ったので、コンクール見るのも少しは楽になるのかと思いきや
一人当たりの時間が長くなるので、あんまり変わらないんですね(^^;)
皆さん本当にレベルが高く
まるでリサイタルみたい。
自由曲も組み込まれているのでバラエティに富んでいて
無知な私には、時々「ショパンってこんな曲も作っていたの?」という新鮮な驚きがあったりします。
チャン・カイミン(台湾)が弾いた ソナタ1番とか
デン・ユーボー(中国)が弾いた「ヘロルド/アレヴィのオペラ『リュドヴィク』の主題『私はスカブラリオを売る』による変奏曲」(タイトル長っ!)とか。
選曲や演奏順の構成にも、その人の個性やこだわり、美意識のようなものが表れていて
牛田ファンになってからクラシックの扉を開いた素人の私、
「ほほう、そう来ましたか!」という長年憧れ続けてきたかっこいいワードを、やっと口にする境地にたどり着くことが出来ました!(〃▽〃)(気のせいかもだけど)
ポロネーズが課題曲にある二次予選は、6番の英雄ポロネーズを選んだ人が多く
大好物の英ポロを耳にするたびに心拍数が上がり
最近小康状態を保っていた持病の牛田病(=これが牛田くんだったら病)の発作を頻発しています![]()
ああ、早く牛田くんの英ポロが聴きたい!(TωT)
その暁には忘れずに千円貯金しよう![]()
そんなこと考えただけで、とても平常心でいられる自信がない…(ToT)
昨夜は睡魔に飲み込まれそうになりながら
なんとか頑張って桑原志織さんの演奏をリアタイで見ることができました。
一次予選の時は、布団の中で寝ぼけながら聴いていたので
今回はしっかり、テーブルのパソコン(ジャックの)で聴きました。
素晴らしかった!![]()
もしかしたらご本人が思っていた以上に一次予選の反響が大きくて
やはり、緊張されていたのでしょうか。
舞台裏でもハンカチで手のひらの汗をぬぐい
ピアノの前に座ってからも、ズボンの膝で汗を拭くようなシーンがありましたね。
演奏したのは
♪舟歌
♪24の前奏曲 第13~18番
♪幻想曲
♪英雄ポロネーズ
この順番でした。
なんでしょう。
この方の醸し出す、なんともいえない安定感。
舟歌は、絶対にひっくり返ることのない大船に乗っているような
母の腕に抱かれているような心地よい安心感。
目を瞑って弾くその姿も美しく
余計なものをそぎ落とした潔さと、どっしりと大地に根を張ったようなゆるぎない強さを感じます。
まるで菩薩。
前奏曲13番は、子守歌のような心地よさ。
雨だれはもう絶品で
大地に染み渡る慈雨のよう。
ひとえに言う「癒し」レベルがもう
悟りの境地に達している感じ。
少しためらうように間をおいてから弾き始めた16番。
憑依したようなその演奏ときたら!
激しさ、猛々しさだけでなく、滲み出るなんともいえない気品。
滑らかに奏でる幻想曲もまた、今まで聴いてきたものとは別もので
技術どうこうというよりも、説得力を持って直接魂に響いてくる。
華やかで気品あふれる英ポロは勇ましさの中に豊かさ・おおらかさを感じ
この人がボスだったらみんなついていくだろうな、と思いながら聴きました。
ブランデーに浸したケーキみたいに成熟した大人の魅力も感じられ
今目の当たりにしている音楽が、この方の人間性そのものだろうという
一体感と豊かさに包まれました。
感じるのは、懐の深さと母性や包容力のようなもの。
驚いたことに、今日10月11日が30歳のお誕生日とのこと!
ショパンコンクールの出場枠の最年長者になるわけですが
たしかに大人の音楽でした。
でも、年齢だけではないでしょうね。
この感動が、配信を見ている人だけに伝わるものでなければいいなと思っていたら
演奏が終わると思っていた以上に会場が湧き、拍手が鳴りやみませんでした。
素晴らしかった!
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ピティナ特級【公式】より、演奏後のショートインタビュー
#桑原志織 さん、2次予選終了後のインタビュー。
— ピティナ特級【公式】 (@ptna_tokkyu) October 10, 2025
「内容がディープな作品が並んだので、喜びに満ちた感情とは違いますが、今の私が思い描くショパンの世界は表現できたかなと思うので、ほっとしています」
舟歌は、高校入学時、伊藤恵先生に最初にいただいた課題とのこと。#ショパンコンクール2025 pic.twitter.com/2ZuLEkBD9v
曲構成は、ディープな3曲が続いたので、最後は明るく華やかな英雄ポロネーズにしたとのこと。
ほほう、そうきましたか!
(言ってみたかった(///∇//))
一次予選の演奏後のショートインタビューでもそうでしたが
配信を見てくれた人達に「御礼(おんれい)申し上げます」というこの表現。
この美しく丁寧な言葉、桑原さんよりずっと年上の私でも使ったことありません(;^ω^)
ショパコン予備予選免除の話が来るまで出場をまったく考えておらず
自分が出場することで、誰かの枠がひとつ減ってしまうと思うとなかなか踏み切れなかったという話
彼女のお人柄がうかがえますね。
演奏を聴けば納得です。
二次予選の一人分の演奏時間が長いということもありますが
私は彼女の演奏を聴いたらすっかり満たされてしまい
次に控えていたヒョクくん兄弟の演奏を聴かずして眠りに就きました。

