ついに…

 

 

ついに…

 

 

 

 

海外公演に行ってきました!笑い泣き

 

 

 

 

 

2025年5月28日(水)19時開演

東京交響楽団 特別演奏会 in バンコク

タイ文化センター(バンコク)

 

 

 

 

 

 

 

3月のコンチェルト以降、次の日本での演奏会は7月の横浜。

 

 

3ヶ月間のノー牛田生活に耐えられる自信がなく

 

ワタクシ初めての海外遠征を決意いたしました!

 

 

 

 

 

 

と言っても、海外に行くのは家族旅行で台湾に行って以来約10年ぶり。

 

 

今までの人生、何度か海外に行ったことはあるけれど

 

旅行会社や同行した人に全部任せていたので、何をどうしたらいいのかさっぱり分かりません(;^ω^)

 

 

 

 

まずは演奏会のチケットを取るのが先決ですが

 

東京交響楽団の演奏会なので日本で取れるかと思いきや、販売はタイのチケット会社で東京シンフォニーさんはノータッチ。

 

 

チケットサイトを覗いてみると、画面に並ぶのはニョロニョロしたタイの文字。

 

 

 

大丈夫なんだろうか…汗

 

 

 

 

しかも発売日の3月11日は、姉の命日で帰省が決まっており

 

急遽発売日が変更になったもう一つの演奏会の発売日、3月14日は義父の通夜。

 

 

どちらもキャリーバッグにアンソニー(PC)を入れて、地元の公共施設のフリースペースと新幹線の中で

 

訳しきれてないタイ語や英語ををスマホの翻訳機能のカメラで写したりしながら

 

なんとかチケットをゲットすることが出来ました。

 

 

 

といっても、手元にチケットが届くわけではなく、当日会場で発券になるらしい。

(語学力がないためかなり不安)

 

 

 

ま、なんとかなるでしょう(^^;)

 

 

 

 

と、チケット取ってひとまず安心したものの

 

行き慣れた国内遠征とはワケが違います。

 

 

 

一緒に行くことになったファン友さん二人とは住む場所が離れており

 

ペースも生活スタイルもそれぞれ違うため連絡もなかなか取り合えず

 

各自で飛行機やホテルを取ることに。

 

私は東京から、二人は関空からで、そのうち一人は休みが取れなくて到着が一日遅れ。

 

 

つまり、それぞれが一人でバンコクま行くこととなりました。

 

 

 

海外のホテルや飛行機って、どうやって取るんだろう…😅

 

 

 

 

 

なんとか手配出来たものの

 

タイのレートも気候も渡航手続きのあれこれもよく分かりません。

 

 

タイには、昔一週間ほど滞在したことがあるけれど、それも四半世紀以上前のこと。

 

当時はいろいろが安くて天国だったけど、このところの円安で、レートがかなり悪くなっているらしい。

 

 

 

 

え?スマホって普通に使えないの?

 

「eSIM」って何???

 

 

 

はてなマークはてなマークはてなマークはてなマークはてなマーク(^^;)

 

 

 

海外旅行慣れしている娘に「ママ絶対なんかやらかしそう。詐欺に騙されそう」と心配されながら

 

出発前日になって、やっとeSIMとやらを購入したり、随分前に買っていたガイドブックをほぼ一夜漬けで読了しました。

 

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荷物の準備を始めたら扇子が見つからず、気付いたら荷造りじゃなくて箪笥のひきだしの整理を始めてた…(^^;)

 

 

 

 

 

 

今回の記事は、コンサートレポというより半分以上が旅行記になると思いますのでご了承くださいm(_ _)m

 

 

 

 

 

 

 

羽田空港は時々使用していたけれど、成田空港は超久しぶり。

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関空からの便数が少なく、一足先に深夜にバンコクに着く便を取ったけれど、深夜一人で移動するのが不安だというファン友さんに合わせて私も深夜到着便にしました。

 

 

 

なんとか出国手続きも無事に済み、夜の便でバンコクへ!

 

 

タイの時間は日本より2時間遅れ。

 

東京からバンコクは片道約6時間半。

 

 

 

 

 

 

着きました!スワンナプーム空港(バンコク国際空港)

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入国審査が進化しており、スキャナーに指を当てたり顔認証システムに。

 

私の指がカサカサすぎて反応せず、係のお姉さんが無表情のまま私の指にスプレーで水分を吹きかけてくれました(^^;)

 

 

 

 

 

 

ファン友さんが到着するまで1時間ほどあったので、空港内を散策することに。

 

 

まずは両替。日本よりも現地、それも空港は地下1階の両替所の方がレートがいいらしい。

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1バーツはだいたい4.2円です。

 

 

 

 

 

 

とっても広くて新しいスワンナプーム空港。

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下の座った人のマークはなんだろう?と思ったら、イスラム教の人がお祈り出来るスペースでした。

 

 

 

 

 

 

空港ポリス。何かあったらここに駆け込めばいいのね。

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飲食店もたくさん。深夜のため半分近くは閉まってました。

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ローソン。コンビニも充実。

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こっちはセブンイレブン。

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品揃えはどんな感じかな?

 

 

 

 

 

ドライフルーツ

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日本で見慣れたお菓子もあります。

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飲み物もたくさん。

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初めてのお買い物でこちらを購入。

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右のヤクルトみたいなのは美味しくて、その後リピートしました。

 

 

 

 

 

 

世界各国と繋がるバンコク。たくさんの飛行機の離発着があります。

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そろそろファン友さんの便が着くので到着口へ移動。

 

入国審査や荷物の受け取り等あるから、どうせすぐには来ないでしょうと悠長に構えていたけれど実際なかなか会えず

 

いつの間にかすれ違っていたようで、不安で泣きそうになっていたファン友さんと無事合流できました。

 

 

 

送迎タクシーのスタッフとも会えてホテルへGO!

 

 

 

空港から会場近くのホテルまで車で1時間ほどかかり

 

小さなトラブルはいくつかあったものの

(案内された部屋が間違ってたとか、百均で買ったスーツケースのベルトの鍵が壊れてハサミで切ったりとかあせる

 

無事部屋に着いてシャワーを済ませ、ベッドに入ったのは日本時間で朝の4時半頃でした。

 

 

疲れたけど無事に来られてよかったー!笑い泣き

 

 

 

 

 

 

 

翌日の朝ご飯。ビュッフェスタイルです。

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右のお皿は、ガッパオと白菜の炒め物と焼きそばみたいなのとチップス。

 

どれも全部美味しかったです。

 

タイにも白菜あるんですね。

 

オレンジジュースはものすごーく甘かった。

 

 

 

 

ホテルには日本人らしき人の姿はなく、現地の人か中国人・欧米人がほとんど。

 

 

バンコクでのホテルの食堂で、こうして一人で朝食を取っているのがとても不思議な感じがしました。

 

だけど非日常すぎるこの感覚が、何故か心地よい。

 

 

 

 

 

 

朝食後、ファン友さんと合流して近所を散策することに。

 

 

今日の私達のミッションは

 

①今夜のコンサート会場の確認

②明日の現地ツアーの集合場所の確認

③今日の深夜に到着するファン友さんのフォロー

 

 

 

 

 

 

知らない土地を散策するのは楽しい。何もかもが新鮮♪

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雑貨屋さんや小さな屋台があっちこっちに。

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写真でしか見たことのないような南国の花

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こんな感じの像や祠が街中の至る所にありました。

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お供え物や祈りを捧げる人の姿も。タイの人は信仰が厚いんですね。

 

 

 

 

 

 

電線の上をネズミが走ってると思ったらリスでした。

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高いビルがたくさん。いつの間にこんな都会に?!

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交通量が多いのに(特にバイク)歩行者用の信号がほとんどありません。

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これを普通に歩いて渡るとスピードを落としてくれるんです。

 

最初は怖くって、海外慣れしてるファン友さんに手を引いてもらって渡りました。

 

走っちゃダメなんだって。よく交通事故が起きないなあ…。

 

 

 

 

 

 

 

観光地からちょっと離れた場所のこのあたりには、地元の人が利用する大きなスーパーやショッピングモールがたくさんありました。

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ビックリするほど広々としたスーパー

 

 

 

 

 

 

うわあ、見て!ドリアンが山積み

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かぐわしい香りが漂っています(^^;)

 

 

 

 

 

 

南国フルーツがどっさり。

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日本で見るバナナと違う。

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見慣れないフルーツも。

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こぼれ落ちそうな野菜

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魚の並べ方がなんか衝撃😆

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夥しい量のエビ

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緑色のご飯

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青いご飯

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青いエビ

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お腹がすいてきたので、売り場の隣のフードコートでランチをすることにしました。

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お寿司のお店もあります。

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こちらのお店のタイ料理を食べることに。

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カタコトの英語とジェスチャーで注文して、支払いしようと思ったら「ノーマネー、カード」とのこと。

 

入口のカウンターでチャージ式のカードを買うようです。

 

 

 

 

 

ご飯の上に、2種類ずつ選んだ料理をかけたこちらのメニュー。

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この丸い生のナス、最初意味がよく分かりませんでしたが、口直しにかじる箸休め的なものだとわかりました。

 

唐辛子を除けたのに、辛くて辛くて顔から大量の汗があせるあせるあせる

 

お水も足りなくなって買い足しました。

 

でも美味しかった(*^.^*)

 

 

タイの人達、こんなに辛くてよく平気だな~メラメラ

 

 

 

 

 

 

 

コンサート会場を探すのに苦労しました。

 

 

慣れない場所だし、道行く人に尋ねてもカタコトの英語さえ全く通じないし

 

翻訳機能や地図アプリに頼るつもりだったのに、ホテルや空港みたいにWi-Fi繋がってるところじゃないと使えないんです汗

 

それっぽい建物が見えてくるので「あれかな?」と行ってみると全然違ったりあせる

 

 

今、タイは雨季らしいけど今日はとってもいい天気。

 

めちゃくちゃ暑くて湿度が高い晴れ

 

 

 

 

 

でも、なんとか辿り着きました~っ!笑い泣き

 

 

タイカルチャーセンター

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ホールの場所も確認出来ました。これで安心照れ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次のミッションは、明日のツアーの集合場所の確認です。

 

 

こっちも同じく大変だった。

 

灼熱の日中をウロウロと行ったり来たり。

 

 

苦労して、現地の人に地図を見せたり身振り手振りで訊いてみて

 

なんとか見つけることが出来ました。

 

 

何度も一つ覚えの「コップンカー(ありがとう)」を連発しました(;^ω^)

 

 

 

 

寝不足と暑さと疲れでそろそろ限界チーン

 

 

と、思った頃飲んだフレッシュジュースが美味しくて、元気を取り戻しました。

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さて、牛田ファンの皆さま!

 

 

大変お待たせいたしました。

 

 

 

 

 

 

こちらが本日の会場です。

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ホール入口で荷物検査があり、ペットボトルの水は持ち込めないそうで

 

自分の名前を書いた紙をボトルに貼り付けて外に預けました。

 

中にはバナナを預けてる人も😆

 

 

 

 

無事にチケットを受け取ることが出来て一安心。

 

 

紙のパンフレットはなく、このQRコードを読み込んで下さいとのことでした。

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ロビーは広々。

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タイカルチャーセンターホール(約2000席)

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立派な大きなホールでした。

 

壁は木と大理石、椅子はシックなピンク色。

 

スタッフはタイシルクの民族衣装を身につけて、丁寧に座席まで誘導してくれました。

 

 

舞台の上にはオーケストラ用の椅子が並び、右の方にYAMAHAのピアノがありました。

 

 

客層は様々。タイの人、欧米の人、日本から来た人。

 

 

 

しかし、開演5分前だというのに、まだ席はガラガラ。


「タイ時間ってのがあるみたいだよ」と、ファン友さんが教えてくれました。

 

 

 

 

 

 

プログラム

 

♪ショパン:ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調

 

~ ~ ~ 休憩 ~ ~ ~

 

♪ムソルグスキー/ラヴェル編:組曲「展覧会の絵」

 

東京交響楽団(指揮:大友直人/ピアノ:牛田智大)

 

 

 

 

 

 

開演時間を5分以上過ぎた頃、オーケストラの方達が登場しました。

 

男性は、ワインレッドのカマーバンドをしています。

 

 

最後に登場したコンマスは、燕尾服の裏地もワインレッド。

 

 

 

 

 

 

…と、いきなりヴァイオリンの人達が立ち上がり、音楽を奏で始めました。

 

つられるように客席の人達も起立します。

 

 

 

ああ、タイの国家ですね。

 

ちょうど昨日読んだガイドブックに書いてありました。

 

王国であるタイでは、映画館の上映前や駅やターミナルなどで国家が流れ

 

音楽が鳴っている間は起立して動かずに王室を敬う時間を持つのだそう。

 

 

厳かで大地のようなその曲は美しく

 

私も立ち上がり音楽を聴きながら「ああ、自分は本当にタイまで来たのだ」と胸が震えました。

 

 

そして、

 

2023年3月11日、福島で行われた牛田くんのリサイタルで

 

震災が起きた14時46分に、みんなで起立して一分間の黙祷を捧げたときのことを思い出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

演奏が終わると、ピアノを移動するためにスーツ姿の男性スタッフが登場したのですが

 

彼をピアニストと勘違いした会場から拍手が起こりました。

 

いえいえ私は違うんです、と恐縮するように会場に向かって手を振る姿に

 

会場からは和やかな笑いが起こりました。

 

 

 

 

 

登場しました、牛田くん。

 

 

あっ、衣装が新しくなってます。

 

いや、黒のスーツは前からなのかな?

 

ジャケットの下に 薄いグレーのベストを着て

 

太めの紺色のネクタイをしています。

 

 

手には茶色っぽいタオル。

 

そして、今まで見たことがないくらい髪が伸びてます。

 

 

 

 

いつもと違うシチュエーションと

 

はるばるバンコクまで来たという高揚感と

 

久しぶりに見た牛田くんの姿に興奮した私は

 

ずっと胸がドキドキと高鳴って

 

多分今回まともなレポが書けません🙇‍♀️

 

 

 

あまりにも興奮してドキドキしていたので

 

牛田くんがどんな様子で登場し、どんなふうにピアノの前に座ったのかとか

 

大友先生がどんなふうに登場したとか

 

そういうのを憶えてません。ごめんなさい泣くうさぎ

 

 

 

 

 

ショパン:ピアノ協奏曲 第1番

 

 

轟く雷鳴と垂れ込める雲のように始まった第一楽章。

 

蜜蜂の羽音のような弦の音色が魅力的でした。

 

 

 

やがて歌い出したピアノは

 

私が勝手にイメージしていたYAMAHAの音色とはちょっと違い

 

どこかくぐもった柔らかな音でした。

 

 

煙のように漂って、ゆらゆらと揺れながら空気に溶けていく。

 

 

灰色の雲のようだと思っていたら

 

高音部に移ると たちまちクリアで軽やかに変化しました。

 

 

ああ、聴きたかった。 

 

待ち焦がれていた。

 

雨上がりの水たまりに映る夕焼けのようなこの音色。

 

懐かしさと 恋しさに、キリキリと胸が締め付けられました。

 

 

でも、自分が何を懐かしんでいるのか よく分からない。

 

牛田くんの弾くショパンの音色なのか

 

音楽が映し出すショパンの故郷なのか

 

それとも、もう帰ることの出来ない自分の実家なのか…。

 

 

 

ピアノ講師の従姉に言われた言葉を思い出しました。

 

「牛田くんの演奏だけじゃなくて、もっといろんな人のピアノを聴いた方がいいよ」

 

 

ううん、いらない。欲しくない。

 

音楽の専門知識とか、肥えた耳とか、そういうんじゃない。

 

 

牛田くんの音色を 彼が生み出す この音の波動を

 

私の脳が  心が 欲しているんだ。

 

すごく単純なことなんだ。

 

 

この音を聴きたい。

 

その思いが、いつも私を突き動かすんだ。

 

 

 

あ、左手がこんなメロディを歌っていたんだ。

 

今まで気付かなかった。

 

 

 

今まで見たことがないくらい 前に長く垂れる髪。

 

きっと髪を切ることなんて二の次になるくらい

 

彼はひたすらショパンと向き合ってきたんだろうな。

 

 

 

なんだろう。今までの演奏と何かが違う気がする。

 

今までの どこか個性を隠して調和を重んじていた印象から抜けて

 

解き放たれて、自由度が高いような。

 

 

興味深く 面白い。

 

一音一音が、命を宿して飛び跳ねている。

 

 

 

最初の頃、私はこの曲の優美な第二楽章に魅了された。

 

そのうちに、もりもりと生い茂る若葉のような第三楽章の生命力が好きだと思った。

 

 

そして今、あらためて第一楽章の奥深さを感じる。

 

秘めていた感情を吐露するような

 

黒々とした森の奥深くに、足を踏み入れて行きたくなるような

 

一見、突き放しているようで

 

本当はものすごくあたたかく寄り添ってくれているような…。

 

 

 

 

 

第一楽章が終わると、大友マエストロと視線を合わせ

 

ソリストは上体を少し反らして のけぞるような体勢を取って

 

第二楽章を弾き始めました。

 

 

今まであまり聴いたことがないと思うほど

 

今日の第二楽章は情熱的だと感じました。

 

 

あたたかな音色。

 

あたたかくて、冷たくて…

 

 

ああ、なんて幸せな時間だろう。

 

今日ここに来られたことが

 

ここに今いられることが

 

この音楽に身を浸せることが

 

嬉しくて 幸せで仕方ない。

 

 

美しさと幸福で、ずっと胸がドキドキしてました。

 

 

 

第二楽章が終わると、牛田くんはタオルで額の汗を拭いました。

 

 

 

 

 

第三楽章は、高貴で 滑らかで 力強い生命力に溢れ

 

細かく粒の揃った金色の鎖がさらさらと光を放って滑り落ちていく。

 

 

コロコロと軽やかに歌う右手

 

振り子時計のような左手

 

暗号のごとく秘められたメッセージ。

 

 

ああもう、胸がいっぱい。

 

 

ラストは右手と左手がくっついて

 

猛烈な速さで きっちりと固い目の編みものを編み込んでいく。

 

 

やがて、見事に完成したそれを、ぐいーんと広げて観客に差し出してみせるように

 

ダイナミックに音楽が広がってフィニッシュを迎えました。

 

 

 

素晴らしい!!!

 

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

 

 

会場から「ブラボー!」の声が上がりました。

 

 

ヒューヒューと声を出す人

 

スマホで写真を撮る人

 

自由で大らかであたたかな空気に

 

会場の熱が さらに上がったように感じました。

 

 

 

 

笑顔で立ち上がり、マエストロと手を繋いで挨拶する牛田くん。

 

 

 

 

アンコールを弾くために、再び彼が登場してピアノに近付いたとき

 

会場からヒューヒューという威勢のいい声が飛びました。

 

 

 

 

ショパンかな…?

 

 

と思ったら、クロスする両手。

 

 

あっ!

 

 

シューマン ピアノ・ソナタ 第1番 第2楽章

 

 

まさか、まさか

 

遠い異国の地で、大好きなこの曲が聴けるなんて…

 

 

嬉し過ぎて涙出ちゃうよ~

 

 

(T^T)゚。

 

 

 

 

 

優しくて 愛しくて 

 

包み込むようなぬくもりがあって

 

やっぱり大好きなシューマンのアリア。

 

 

 

幸せ過ぎて、言葉にならない。

 

 

来てよかった。

 

本当によかった(TωT)

 

 

絶対に、この日のことを忘れない。

 

ありがとう、神様。

 

ありがとう、牛田くん。

 

 

 

 

 

 

 

休憩時間、トイレに行ったら

 

聞こえてくる会話がほとんど日本語でした。

 

 

 

そのあと預けたお水を飲みに外に出たら

 

ホール前の祠が、まるで発光するように光って見えました。

 

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休憩後も、パラパラと席に戻るユルい感じのバンコクの会場。

 

 

緊張感溢れる日本の会場もいいけれど

 

この、のどかな感じ、すごく好きです(^^)

 

 

 

 

 

 

ムソルグスキー:「展覧会の絵」

 

 

溌剌とした高らかなトランペットから始まりました。

 

 

私はこの曲を、牛田くんのピアノを通して知ったので

 

懐かしかったし、楽しかったです。

 

 

プロムナード、テュイルリーの庭、ブイドロ、卵の殻をつけた雛の踊り、

 

カタコンベ、バーバ・ヤガーキエフの大門

 

 

ああ、ここにはこの楽器を使うんだ!

 

という新鮮な発見がたくさんありました。

 

 

弦楽器というよりは、管楽器が活躍する曲という印象でした。

 

特にトランペットが大活躍でした。

 

 

 

そして、さっきまではピアノの陰でよく見えなかった大友マエストロ。

 

スマートでスタイル良くて、やっぱりカッコイイ!

 

後ろ姿に、すっかり釘付けになりました。

 

 

 

演奏が終わると、あっちこっちからたくさんの「ブラボー」とヒューヒューが飛び交って

 

会場は先ほどにも増して熱気で満たされました。

 

 

 

アンコールは2曲ありました。

 

2曲とも、マエストロが客席に向かい

 

マイクを使わずに英語で紹介してくれました。

 

 

1曲目は、プッチーニ:マノン・レスコよりIntermezzo(多分)

 

甘美で優しく、美しい曲でした。

 

 

 

2曲目は、ジョン・ウィリアムズ:映画「E・T」よりフライングテーマ。

 

さっきまでのクラシックとは雰囲気が変わり

 

目の前に浮かぶ青々とした大きな月。

 

自転車に乗って空を駆ける少年とE・T。

 

 

まさかこんな馴染みのある映画音楽が聴けるとは思わず

 

思わずうっとり。

 

 

 

会場はいよいよ熱く盛り上がり

 

舞台の上のオーケストラと会場の聴衆が

 

同じ体温を持ってひとつになったのを感じました。

 

 

 

日本のオーケストラが、国境を越えて

 

こんなふうに楽しまれ、愛されてることがとっても嬉しかったです。

 

 

 

 

ああ、なんて 楽しくて幸せな夜だろう。

 

 

モー、最高!キラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

(つづく…)