先週、この映画を2回も見てしまいました。
『ウィキッド ふたりの魔女』
「ふたりの魔女の物語」ということ以外は全く内容を知らず
このポスター画像すら見たことがなく
「とにかくいいらしい」と聞いて行ってきたんです。
ネタバレにならないように気をつけながら簡単にご紹介しますが
これから観に行く予定で前情報不要な方は、どうぞ引き返して下さい。
元々ミュージカルが大好きな私。
大いに期待して行きました。
が、
この映画、期待を遙かに超えていました!
字幕版、吹替版のほかに、IMAXレーザー、MX4Dなど、よく分からないけれどハイテクっぽいのもありましたが
シンプルに役者さんの歌声を聴きたかったので、普通の字幕版を選びました。
主役の魔女を演じたのはこちらの二人。
「悪い魔女」ことエルファバ役のシンシア・エリヴォと
「良い魔女」ことグリンダ役のアリアナ・グランデ。
でも、この物語は、二人が魔女になる前のことがメインに描かれています。
以下、ネットの紹介文をお借りします。
魔法と幻想の国オズにある<シズ大学>で出会ったふたり―
誰よりも優しく聡明でありながら家族や周囲から疎まれ孤独なエルファバと、誰よりも愛され特別であることを望むみんなの人気者グリンダは、大学の寮で偶然ルームメイトに。
見た目も性格も、そして魔法の才能もまるで異なるふたりは反発し合うが、互いの本当の姿を知っていくにつれかけがえのない友情を築いていく。
ある日、誰もが憧れる偉大なオズの魔法使いに特別な力を見出されたエルファバは、グリンダとともに彼が司るエメラルドシティへ旅立つ―
感想を一言でいうなら、
演技も歌声もストーリーもセットも映像も
どれを取っても本当に素晴らしかった!
そして、登場する人物それぞれが妙に人間臭い。
生身の人間が持つ醜さやいやらしさもしっかり描かれていて
イタかったり 可愛かったりで、すっかり感情移入してしまいました。
グリンダの天真爛漫ゆえの自覚ない残酷さや、コミカルでキュートな魅力に目が離せなくなり
差別されて育ちながらも、優しさを失わないエルファヴァの本質的な強さに彼女の成功と幸せを強く祈り
タイプも生きてきた背景も全く対照的な二人が出会い、共に生活することで生まれる小さな変化と大きな化学反応。
周りの登場人物も「いるいる、こんな人!」という感じで、なぜか妙に親しみを感じてしまうんです。
特に、二人が心通わせるとあるシーンでは
胸の痛みと 驚きと 感動で
心が大きく震えて涙が次々と溢れて止まらなくなり
そのあと場面が変わっても、しばらく後遺症のように 涙が勝手に目からこぼれ続けてました。
映画を観てこんなに泣いたのは、大学生の時の『ステラ』以来かも。
二人の心の襞の描き方が秀逸で
それぞれの表情が本当に素晴らしくて。
すっかり感情移入してしまい、私自身が胸を抉られるようでした。
でも、あとでレビューを見ても、ラストのクライマックスを称賛する声が多く、あまりこのシーンに触れられてないんですよね。
あと、図書室でみんなが踊るシーンなんてもう!
美しくて 楽しくて 壮大で アクロバティックで
まるで、賑やかなシルク・ドゥ・ソレイユを見ているようでした。
キャストや衣装などもまさに多様性。
最近はティズニー映画の実写版でも「多様性を意識しすぎでは?」と思うこともあったりしますが
この映画にも、ありとあらゆる人種の人が登場し
ファッションも私服や制服を個性的に着こなしており
もしかしたら、そう遠くない未来
いろんな意味での境界線がなくなって
現実もこんなふうになるのでは?なんて思ったりしました。
一つだけ文句をつけるなら
この映画、すごく長い。
予告編入れて175分(約3時間)
ひとしきり泣いて、これからいよいよクライマックスにさしかかる頃
トイレに行きたくなってきました。
しまった。どうしよう…![]()
席を立とうか迷ったものの
他の人の邪魔になってはいけないし、どのシーンも見逃したくないし…。
結局、ラストのクライマックスで壮大なアクションシーンが繰り広げられる中
ワタクシも秘かに己の膀胱の限界との死闘を繰り広げてました![]()
![]()
![]()
お陰で、なんとか闘いに打ち勝ったものの(じゃなきゃ困ります)
重要なラストシーンがほとんど頭に入らず…
最後にスクリーンに現われた「to be continued」の文字を見て
「え?!続きがあるの…?」
とビックリしてあやうく膀胱の限界を超えるところでした(;^ω^)アブネー
ということで、2日後、娘と一緒にもう一度観に行ってきました。
恥ずかしながら、この物語がかの有名な『オズの魔法使い』に繋がる物語だったことも
劇団四季が上演していたことも、観に行く前まで全く知らなかった私。
2回目を観る前に、『オズの魔法使い』のあらすじをサラっとおさらいしました。
この映画、実は『オズの魔法使い』に絡んだ演出があちこちに散りばめられているそうで
『オズの魔法使い』を知っていると、より一層楽しめるらしい。
そういえば、娘が昔サンタさんからもらった飛び出す絵本が我が家にもありました。
考えてみたら、ドロシー、ブリキ、かかしがいたな、程度の記憶はあるけど、どんなお話だったのかよく憶えてないかも(^^;)
そしてなぜか『ハウルの動く城』とちょっとカブる。
ああ、アレがコレだったのね!
というのが早速いくつもありました。
何の前知識もない一度目は
すっかり引き込まれて感情を揺さぶられたけれど
果たして2回目はどうだろう?
…と思っていたけど、1回目と同じくらいよかったです。
1回目に違和感を感じたシーンは、実は後のあのシーンの伏線だったのね、とか
前回はこう感じたけど、もっと深い理由がやっぱりあったのね、とか。
さすがにもうあんなに号泣しないだろうという例のシーンでは
隣の娘に引かれるほど今回も泣いてしまいました(T^T)゚。
楽しい場面では、顔を見合わせて一緒に笑えるし
誰かと一緒に映画を観るのもいいですね。
そして、前回私が膀胱の限界に挑んでいたラストシーンも、今回は極力水分を控えたため十分堪能できました。
いやー、凄かったわー!!!
ラストシーンでも涙してしまった。
見終わって娘とあれこれ感想を語り合いましたけど
それぞれ感じ方や捉え方が微妙に違っていて面白かったです。
何が正しいというのではなく
この映画、こんなに見応えありながら
正解を用意せずに観る者に考察する余白を与えてくれる。
あのときのあの人の心理は…?
とか
どうしてああいう選択をしたのか…?
とか。
子供からお年寄りまで、すべての層が楽しめる映画です。
子供ももちろん楽しめるけれど
多分、大人のために作られた映画。
そして、人それぞれ刺さる場所が違う。
「あー楽しかった♪」だけでなく、
あの人のあの言動に自分や誰かを重ねてヒリヒリしたりモヤモヤしたり憤ったりする。
ミュージカルファンをガッカリさせないように
既に上演されているミュージカルの世界観にとても忠実に作られているそうで
ミュージカルのウィキッドファンは皆さん大満足されているとのこと。
娘もすっかり虜になって
以来、劇中の歌をずっと歌い、アリアナ・グランデの歌も聴き
私と観に行った2日後、今度はお友達と観に行ったようです 笑
親友と一緒に観たら、さらにいいでしょうね。
左上の花が桜にしか見えず、日本人としてはなんだか嬉しいですね。
そう。色彩学の観点から見ても、正反対の補色って 実は相性がいいんですよ。
人間も、自分と違う人のことを互いにもっと認め合えたらいいですよね。
<予告動画>
後編は今年の11月にアメリカで公開の予定。
日本に来るのは来年の3月頃でしょうか。
ああ、待ちきれない~!
さて、
昨日まで、2泊3日で帰省してきました。
メインの目的は、実家の土地の測量と姉の一周忌の法要。
姉の命日から1ヶ月以上経っていますが
お寺が山の上にあるため、3月まで雪が残っていることが多く、4月以降がいいでしょうということになったんです。
ジャックは測量の11日と法要の13日、それぞれ日帰りで
私は久しぶりに従姉の家に2泊させてもらいました。
先月帰省したときはまだ道路に雪が残っていたのに
ふるさとにもいつの間にか春が来ていました。
実家の跡地には、すでに不動産屋さんや市の職員、測量技師さんやお隣の地主さんが集まっていました。
そこで、図面を見ながらあれこれと。
ちょっと私には難しい話もあったので、ジャックに一緒に行ってもらってよかったです。
すっかり更地になった黒い土の上にぽつぽつといくつかのパステルカラー。
土の下で眠っていた水仙やムスカリの球根が、芽を出し花を咲かせたんですね。
なんて健気なの?
(T^T)゚。うるうる
翌日、従姉に車を出してもらい、
スーパーでお菓子や果物、生活用品などを買って母に会いに行きました。
今日の訪問について何度も事前に電話で伝えてたのに
13日の法事の外出だけ憶えていた母。
お隣さんとすっかり仲良くなって
毎日どちらかの部屋でお茶会をしてるらしい。
よかった![]()
もうすっかり施設の生活に慣れたんだな。
母に面会したあと、
従姉の運転する水色の軽自動車で
故郷の街をドライブしました。
小学校のグランド
公園前の通り
東京では散ってしまった桜や木蓮の花が満開です。
うわあ、綺麗!![]()
私もう何年も こんな季節に帰ってなかった。
いや、去年は帰っても桜を楽しむ余裕なんてなかった。
こんなに綺麗だったんだね~!
子供の頃は当たり前すぎて何も感じなかったよね~!
子供時代にあったお店や学校の話で二人で盛り上がりました。
5つ年上の従姉はいつも優しくて
私は彼女のことが大好きでした。
従姉がふと、「あの水仙とムスカリ、おばちゃん(私の母)に持って行ってあげようよ!」
と。
なんて名案!![]()
![]()
百均で小さな植木鉢とスコップを買って、家のあった空き地に戻りました。
思ったより土が固くって、一生懸命掘り起こすと
ぽこんと丸い球根が土の中から顔を出しました。
ちょっと不格好だけど、母はとっても喜んでくれました。
お水をあげて一晩経ったら、この写真よりずっと元気になったよ。
こんな優しい提案をしてくれる、従姉のことがやっぱり大好き![]()
従姉の家のキッチンの窓には、4歳のお孫くんが選んでくれた鉢がいくつも並んでいます。
なんてユニークで綺麗なお花![]()
年下の従妹も、法事用のお花を持って来てくれました。
そしてびっくり。雨の予報だったので姉の遺品の浮き桜の傘を持っていったのですが、従姉がそれを見て「おんなじ傘持ってる!」と。
これってそんなにメジャーだったの…?
去年、数え切れないくらい泊めてもらった従姉夫婦の家。
訪れるたびに温かく迎えてくれて、広々とした部屋を自由に使わせてくれて
毎晩美味しいご飯を作ってくれた従姉。
こんなにもお世話になって、どんな形でお返ししたらいいんだろうとずっと考えていたのですが
とってもいいこと思いついちゃいました![]()
クラシック音楽やバレエの好きな従姉夫婦に、バレエのチケットをプレゼントすることに。
それまで「お礼なんていいよ」と言い続けていた彼女も、この提案をとっても喜んでくれました。
ね、なかなかナイスでしょ?![]()
さっそくチケット取ったけど、バレエのチケット取るのは初めてで結構手間取っちゃった![]()
法事当日は、朝からあいにくの雨でした。
ジャックが東京から車を運転してきてくれて
施設に母を迎えに行くと、今度はちゃんと準備して玄関で待ってました。
母、久しぶりのおでかけです。
お寺に行く前に、まず市役所へ。
以前申請していた、母のマイナンバーカードの受け取りのためです。
雨だったけど、市役所のしだれ桜がとっても綺麗でした。
私以上に花の好きな母は大喜び。
桜を見せてあげたいと思っていたので、私も嬉しかったです。
そして、お寺に向かう途中の車の中からも…
桜🌸
桜🌸
前方見て!
なんと、まるごと全部桜の山!
実はこれ、弘法山(こうぼうやま)古墳と言って桜の名所なんです。
(画像お借りしました)
『オレンジ』という漫画の舞台にもなったらしい。
着きました。春の山寺
方丈様の奥様が、お茶を淹れて下さいました。
窓に近付いて、私に「見て!」と声を上げる母。
うわあ!大きな傘みたいなしだれ桜が降り注ぐように咲いています。
下には金色の鯉が泳いでいました。
季節ごとに何かしらの花が咲くというこの庭は、600年前に造られたものだそう。
下のつつじやさつきも綺麗でしょうね。
若い方丈様は、今回もとても誠実に、よいお話しをしてくださいました。
数日前、たまたま用事で我が家の近くを通ったとき
すっかり更地になってしまったのを見て
「諸行無常」を感じられたとのこと。
何度か姉の名前を繰り返し
「時薬(ときぐすり)」という言葉を使われていました。
東京から来た私達をねぎらい
母の体調のことを気遣ってくださいました。
よいお寺とのご縁があって、本当にありがたいです。
お寺のある場所から、私の大好きな叔母(父の弟の奥さん)の家まで近いので
帰りに1時間ほど寄らせてもらいました。
火事の夜から数日間、母と私がお世話になった一人暮らしの叔母の家です。
母と叔母が再会するのは一年ぶり。
頭の白い二人は、会った瞬間手を取り合ってお互いの名前を呼び合いました。
今回もお菓子や煮物、漬物、フレンチトーストまで作って、心のこもったおもてなしをしてくれた叔母。
1年前、あんなにお世話になったのに、母は当時の記憶がすっぽり抜け落ちているそうです。
母は最近、姉のことをよく思い出すと言いました。
二人で花を見に出かけたときのこと。
二人で沖縄旅行をしたときのこと。
不思議と幸せなことしか思い出さない、と。
母がこんなふうに自分から姉の話をするのは、火事の時以来初めてかもしれません。
方丈様の「ときぐすり」という言葉を思い出しました。
叔母は、私達にも母にも、お土産を用意してくれてました。
母には
「お隣さんと食べてね」
と、焼き菓子を。
私とジャックには、おやきとやしょうまを。
やしょうま、ご存じですか?
長野の郷土料理です。
米粉にお砂糖を少し混ぜて練ったものを蒸したお団子。
金太郎飴のように、模様を付けて筒状にしたものを輪切りにします。
昔はお正月の時期になると、どこの家庭でもこれを作りました。
懐かしかった![]()
東京に戻ったら、もうつつじが咲いてました。
今年は東京と長野で2回も桜を楽しんじゃった。
今度は母の日の頃に帰ろう。
(^-^)ノ~~





































