行ってきました。

 

 

 

2023年6月24日(土)14時開演

パシフィックフィルハーモニア東京 第6回練馬定期演奏会

指揮:飯森範親/ピアノ:牛田智大

武蔵野音楽大学べートーヴェンホール(東京)

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この日を待ってました!

 

待ちわびてました!

 

 

 

 

牛田くんが初めて挑戦する シューマンピアノ協奏曲。

 

 

もうCDやYouTubeで何度も何度も聴いて、すっかりこの曲が好きになりました。

 

 

シューマンが書いた唯一のピアノ協奏曲。

 

クララへの愛が詰まった曲。

 

 

 

 

 

 

会場のある江古田駅は西武池袋線。

 

大学時代毎日のように乗った黄色い電車です。

 

 

江古田、東長崎、練馬、石神井公園、大泉学園…

 

この沿線に友人達がたくさん住んでました。

 

 

 

 

 

演奏会に心を向けて

 

服や靴を選ぶ時間から

 

コンサートは始まっていると思います。

 

 

コンサートには、そんな特別な魅力があります。

 

 

 

 

今日は早めに家を出て

 

学生の頃よく行ったサンシャインシティで買い物をしよう。

 

大学にも早めに行って

 

敷地内を見学しよう。

 

 

なんて思ってたのに

 

都内だとどうしても油断して

 

結局今回もギリギリでした汗

 

 

 

 

 

池袋駅のホームも電車の中も、ハリーポッターのポスターがいっぱい。

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そっか。豊島園があった場所にハリー・ポッターのテーマパークが出来て

 

ついこの間開園したばかりでしたね。

 

 

 

 

 

 

江古田駅にのだめ!

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「アニメ発祥の地 練馬区」だって。

 

そういえば、私の友人の家の近くにも、鳥山明さんの自宅兼事務所がありました。

 

 

 

 

 

 

駅の階段

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いろんなメッセージが書いてあります。

 

「湯たんぽみたいな街。」(*^.^*)

 

 

江古田には武蔵野音楽大学のほかに、数々の著名人を輩出している日大芸術学部や武蔵大学もあって

 

芸術系の学生の街なんですよね。

 

 

 

街自体は大きく開けているというよりはこぢんまりとしていて

 

銭湯や安い食堂、古着やレトロ雑貨のお店なんかもあって

 

ちょっと下北沢みたい。

 

 

 

 

住宅街の奥にキャンパスがありました。

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ホールの前に いくつかのブロンズ像。

 

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え、これショパン?なんかイメージと違う。

 

 

 

 

 

 

 

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ゾルタン・コダーイ像。どなた様…?

 

 

 

 

 

 

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ベートーヴェン。顔がデk…(シッ!)

 

 

 

 

 

 

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今回もファンからのお花。可愛い~ラブラブ

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宛名に飯森先生、オーケストラが追加されています。

 

送り主さんの心遣い素敵キラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

偉大な作曲家の名前がついたホール。

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武蔵野音楽大学のホールには、作曲家の名前のついたホールがほかにもいくつかあります。

 

 

 

バッハザール(入間キャンパス 1202席)

 

 

 

 

ブラームスホール(江古田キャンパス  423席)

 

 

 

 

モーツァルトホール(江古田キャンパス 約100席)

 

 

 

 

シューベルトホール(パルナソス多摩 274席)

 

 

 

 

 

江古田キャンパスには、60年以上の歴史を持つ楽器博物館もあるそうです。

 

 

 

 

 

 

そして今回の舞台、ベートーヴェンホール(1043席)

(画像お借りしました)

 

 

コンクリートの壁、明るい木の舞台

 

淡いブルーの椅子

 

 

なんといっても特徴的なのは、舞台正面のパイプオルガン。

 

ホールでよく見るパイプオルガンよりも短めのパイプが並ぶ様子は

 

グランドピアノや工場の屋根のよう。

 

右側の大きなのは、なんともいえない味わい深い茶色い模様です。

 

ちょっとシガーケースに並ぶ葉巻みたいだな。

 

 

昭和36年に設置された、日本初のコンサートオルガンだそう。

 

 

座席の前3列を潰し、舞台が前に張り出しています。

 

おかげで舞台に奥行きがあり、配置されたオケの椅子の前にはかなりのスペースがありました。

 

ピアノはまだ左側の壁沿いに置かれていましたが、前回のサントリーホールで痛い目を見た私は、この配置を見てかなりホッとしました。

 

 

それにしても、座席がかなり狭い。というか小さい。

 

これは学生さんサイズなんでしょうか…(^^;)

 

 

 

ゆったり目に並んだ黒い椅子と譜面台。

 

中央にカメラが設置されています。

 

 

右側に置かれたコントラバスの人達が音出しを始めました。

 

オーボエが滑らかな音色で「ドーシララー」のクララの主題(C-H-A-A)を奏で

 

それを聴いてきゅーんと胸が切なくなりました。

 

 

 

 

プログラム

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♪ ブラームス:ハンガリー舞曲第1番、5番、6番

 

 

♪ シューマン:ピアノ協奏曲 イ短調 作品54

 

      ~ ~ ~ 休憩 ~ ~ ~

 

【男と女の愛憎劇】

 

♪ モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527より“序曲”

 

♪ ビゼー:カルメン組曲第1番

 

♪ マスカーニ:歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より“間奏曲”

 

♪ ビゼー:カルメン組曲第2番

 

 

 

オーケストラの曲、盛りだくさんです。

 

後半は、チラシにもありましたが「男と女の愛憎劇」。

 

たしかにオペラって死とか闘いとか穏やかじゃない内容が多いけど

 

解説を読んでみたら

 

 

「ドン・ジョヴァンニ」は主人公が騎士長の娘の部屋に侵入して彼女を征服し、父親の騎士長を殺害。

 

その後騎士長の亡霊によって地獄に引きずり込まれる。

 

 

「カルメン」は、気性の激しいカルメンが喧嘩で逮捕され、彼女に誘惑された見張り役の男が闘牛士に心を移したカルメンを嫉妬で殺害。

 

 

「カヴァレリア・スルティカーナ」は、主人公が戦地から戻ると婚約者が他の男の妻になっており、相手の男と決闘して命を落とす。

 

 

穏やかじゃないわ~(^▽^;) みんな落ち着けー

 

 

 

曲順、カルメンの1番と2番の間に、なぜ「カヴァレリア・スルティカーナ」が挟まっているんだろう…?

 

 

 

 

 

 

 

マイクを持ったマエストロが登場しました。

 

 

膝まである長い丈の上着と、ワインレッドのベストとポケットチーフ。

 

上着の裏地も同じくワインレッド。

 

エナメルの靴はピッカピカです。

 

 

 

今日のプログラムについて説明してくださいました。

 

 

「今日のプログラムは“男女の愛憎劇”です。

 

前半、シューマンの前にブラームスがあるのはなぜかというと

 

ブラームスの才能を見いだしたのはシューマン。

 

クララの父親の大反対に合いながら愛を貫いてクララと結婚したシューマンは

 

短命で46歳で亡くなりました

 

自分より23歳ほど年下のブラームスとクララの間に、何かただならぬ感情があるのを感じていたシューマンの最後の言葉は

 

“Ich kenne… 私は知っている” でした。

 

 

シューマンピアノ協奏曲の最初の方の主題は「C-H-A-A」でクララの愛称「キアリーナ」から取ったものだと言われています。

 

 

今日のソリストの牛田さんとは、この1ヶ月だけで、モーツァルトピアノ協奏曲第24番、パガニーニ狂詩曲、ラフマニノフピアノ協奏曲第3番、そして本日のシューマンピアノ協奏曲と4曲も共演しています。

 

彼は今留学先で学び、すごい音楽家になって(一時帰国で)帰ってきました。」

 

 

 

じーーん…(T^T)゚。

 

 

 

 

 

 

 

 

オーケストラが着席し

 

最後に女性のコンマスが、ひらりとマントを翻すように たっぷりとした黒いブラウスの袖を揺らして登場しました。

 

 

 

 

 

 

 

ブラームス:ハンガリー舞曲

 

 

束ねた絹糸のような弦の音色が、少し重苦しい曇り空を連想させます。

 

 

本当に今さら過ぎて自分でも呆れますが

 

有名で慣れ親しんだこの曲(特に5番)、ブラームスの作品だったんですね(^^;)

 

 

解説には、ハンガリー出身のヴァイオリニストとの演奏旅行の同行中に聴き覚えたロマ(ジプシー)の旋律をハンガリーの民族音楽だと思い込んだブラームスの作品と書いてありますが、本来のハンガリーの音楽ってどんなんだろう?

 

毒舌で社交性のないブラームスは、リストからはあまり好かれていなかったと少し前に読んだ本に書いてあったけれど、ハンガリー出身のリストは、この音楽をどんなふうに受け止めたんだろう?

 

そもそも私、ハンガリーという国についてよく知らないかもしれない…(^^;)

 

 

 

 

第1番の演奏が終わると拍手が起こりました。

 

予想外だったようで、マエストロはオーケストラを立ち上がらせて挨拶をしました。

 

客席に向かって「1番、5番、6番と続くので、最後の曲が終わるまで拍手はいりません。」と。

 

楽しげに歯を見せて笑うコンミスが素敵でした。

 

 

 

第5番は指が勝手に動いてしまいました。

 

小学校4年の時の音楽会でクラスで合奏を発表した曲です。

 

当時新卒のF先生は、クラシック音楽をこよなく愛していて

 

私達は先生からクラシックについていろんなことを教えてもらいました。

 

 

おとなしく目立たなかった私の感性をいつも本当に褒めてくれて

 

全校生徒の前で歌の発表をする時のピアノ担当に指名してくれたのも

 

私の書いた詩を長野県の詩集に投稿してくれたのも、このF先生です。

 

私にとって「恩師」と呼べるF先生。

 

元気にされてるかなあ。会いたいな。

 

考えてみたら、あのときの先生の年齢は ちょうど今の牛田くんと同じくらい。

 

 

紺色のテナーアコーディオンを抱えて弾いた曲。

 

シンバルやトライアングルの音、懐かしい。

 

 

途中ゆっくりになって、マエストロの動きが止まりました。

 

演奏が止まり、突然訪れた静寂。

 

マエストロは客席を振り返ってニヤリとした表情を浮かべ

 

再びタクトを振って音楽が再開しました。

 

茶目っ気たっぷりです。

 

 

第6番は、一転して垂れ込めた雲間から光が差すような明るい曲でした。

 

 

 

 

 

 

 

ハンガリー舞曲が終わって、舞台後方からピアノが運ばれてくると

 

トクトクと鼓動が早くなりました。

 

 

スタンウェイです。

 

 

静まりかえるホール。

 

舞台の袖から聴こえてくる靴音を求めて耳をすましました。

 

 

 

 

登場しました、牛田くん。

 

 

初披露の時は緊張した面持ちのことがあるけれど

 

柔和でとってもいい表情。

 

 

衣装はサントリーホールの時の新しいものではなく、それまで着ていた黒蝶ネクタイのタキシードでした。

 

手には黒いタオル。

 

 

茶色っぽい髪はすっきりと襟足が短く、ふわりとゆるくパーマがかかっているようです。

 

 

 

 

挨拶をして、ピアノの前へ。

 

 

 

今日は見えます!

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

 

 

 

 

ジャン!という力強い一音のあと、崩れ落ちるように下降する悲劇的なピアノの強い打鍵。

 

不穏でドラマチックな始まりは、グリーグのピアノ協奏曲と少し似ています。

 

 

ピアノが階段を降りきるのと同時に

 

オーボエが悲しげにクララ(C-H-A-A)の主題を奏でました。

 

 

続いて同じ主題を奏でるピアノの第一音は

 

私が思い描いていたものより柔らかく、ぬくもりを感じるあたたかな音色でした。

 

 

血が通ってる…。

 

 

 

今日まで家事をしながら何度もこの曲を聴いて

 

演奏の動画も見てきました。

 

特に気に入って何度か見た女性ピアニストの演奏は

 

儚げで ロマンチックで

 

オーボエとピアノとの掛け合いは、愛を語り合っているようでした。

 

 

牛田くんの音色は、それよりもっと男性的で

 

包み込むように優しくあたたかい。

 

 

陽が傾きかけた午後の空のようで

 

雨上がりの水たまりに映り込んだ夕焼けのようで

 

目をつぶったら、私の中にオレンジ色が広がりました。

 

 

ああ、やっぱり牛田くんのピアノが好き!

 

 

 

オーケストラと共に盛り上がっていく音楽。

 

ピアノの音色がだんだんクリアになっていきます。

 

透明というよりは、凜とした力強さの中に人間らしい体温を持っている感じ。

 

 

調を変えて、表情を変えて C-H-A-Aの主題が登場します。

 

愛するクララ。いとしいクララ。

 

 

ダイナミックで繊細なカデンツァは

 

深紅の薔薇の花のようでした。

 

赤黒い血の色をした大輪の薔薇。

 

 

左手を大きく広げて低音で呼びかけるクララの名前。

 

細やかに刻む右手のトリルは

 

薔薇の花びらがはらはらと散りながら

 

血の雫となって滴り落ちているようで

 

胸がひりひりと苦しくなりました。

 

 

ああ、苦しかったのかな。ロベルトは。

 

 

幸福な時期に作られた曲のはずなのに

 

この愛は狂おしくて激しくて

 

「どうにかして」と救済を求め、手を差し伸べているみたい。

 

 

ソナタの時もそうだったけど

 

牛田くんの演奏は

 

ロベルト・シューマンという一人の生身の男性を

 

どうしようもなく人間臭く愛おしく 魅力的に感じさせます。

 

まるで目の前にいるみたいに。

 

 

モーツァルトとも違う。ラフマニノフとも違う。

 

弾き方も  音色も  醸し出す空気も、何もかも。

 

 

すごい。すごすぎる…。

 

 

 

厚い雲に覆われたまま重々しく息苦しく

 

ひとつのドラマが終わるように第1楽章が終わりました。

 

 

 

 

マエストロとアイコンタクトを取って

 

始まった第2楽章。

 

 

前髪がピアノの角に着きそうなくらい

 

上体を鍵盤に近付けて描き出す ささやかな日常。

 

 

細かな毛にびっちりと覆われた柔らかな葉っぱにはじかれて

 

表面を転がりながら光る朝露。

 

 

ミルクピッチャーから注がれる牛乳の白。

 

 

低音のチェロの音色とまるでピッタリと同じ周波数を放つように

 

対話しながら手を繋いで踊るピアノの音色。

 

 

穏やかな一日を終えて

 

眠りに就いた愛しい人の頬をそっと撫でる手。

 

 

 

やがて少しずつ白み始める空。

 

空に向かって上るジェットコースターのような緩やかな兆し。

 

 

 

 

一気に下降して白い朝が開けるように始まった第3楽章。

 

 

生き生きと動き始める命のリズム。

 

圧倒的に 絶対的に 幸せな世界。

 

 

ああ、なんて綺麗な音色なんだろう。

 

気品に溢れ、柔らかすぎず 繊細すぎず

 

心の芯に響いて訴えかけてくる。

 

 

厚い音。

 

突き放さず、独りよがりにならずに

 

ビロードのようにあたたかく包み込んでくれる。

 

 

渾々と幾重にも湧き出して広がる音楽。

 

溢れて止まらない愛情と幸せが金色に光ってる。

 

 

 

幸せ過ぎて泣きそう…。

 

 

 

とても初披露とは思えないくらい

 

オケとピッタリ歩調を合わせて生まれる音色は

 

これ以外ないというような精密な角度と深さで

 

一つ一つが精魂込めて生み出されているみたい。

 

 

頑張って頑張って 愛するクララを手に入れたシューマンと

 

留学先で努力して努力して

 

今この演奏を聴かせてくれている牛田くんが重なって

 

「すごい音楽家になって帰ってきた」というマエストロの言葉を思い出し

 

思わず熱いものがこみ上げてきました。

 

 

頑張れ。頑張れ。

 

頑張れ牛田くん!

 

 

やっぱり彼の演奏を 世界中の人に聴いて欲しい。

 

 

 

 

 

幸せだ…。

 

 

この音色を聴くために、やっぱり私は毎日を生きているんだなあ。

 

 

 

そして、

 

自殺未遂や精神疾患やクララとブラームスの関係や

 

そんな事柄に焦点を当てられがちなシューマンだけれど

 

彼にとっての人生の最も大きな出来事は

 

やっぱり愛するクララと過ごした この幸福な時間だったのではないかと思いました。

 

 

もうここには幸福と希望しかなくて

 

二人で愛を語り合い 家族と過ごした輝く時間は確かに存在したのだから

 

この先何が待っていたっていいじゃないの、と。

 

 

 

 

音楽は盛り上がり、すべてを肯定するように力強くフィニッシュ!

 

宙に浮いているのかと思うくらい両足の踵が高く持ち上がり

 

鍵盤から離れた左手がブランと弧を描きました。

 

 

 

立ち上がってマエストロに駆け寄り手を伸ばして握手。

 

飯森さんが、握った牛田くんの手の甲を

 

ねぎらうようにトントンと軽く叩いているのが見えました。

 

 

 

両手を膝につき、深々とお辞儀をして顔を上げた牛田くんの輝く表情。

 

微笑みながら オーケストラに手をかざしました。

 

 

ああ、なんて頼もしいピアニストだろう。

 

彼はやっぱり日本が誇れる宝物。

 

 

 

 

 

ありがとう牛田くん。

やっぱりあなたは最高!

 

 

 

 

 

 

 

 

袖に入った牛田くんが拍手の中再登場して

 

ピアノに近付いた瞬間、照明が暗くなりました。

 

 

 

アンコールはトロイメライ。

 

 

ああ、そうだよね。

 

さっきから感じてた。

 

クララに対してだけでなく、子供達にも抱いていたシューマンの家族愛。

 

 

 

 

久しぶりに聴いた牛田くんのトロイメライは

 

慈悲深く 懐が大きく

 

しんとした紺色の夜の闇の中で

 

100キロ先まで静かに響き渡るよう。

 

優しく世界を照らしてくれるよう。

 

 

大人になったなあ。

 

スケールが大きくなったなあ、牛田くんのトロイメライ。

 

 

白いベストでこの曲を弾いていた少年時代を思い出し

 

今日も心の中で祈りました。

 

 

どうかどうか ずっと幸せでいてね…。

 

 

 

立ち上がった牛田くんに、マエストロが近付いて

 

彼の肩を何度もトントンと叩きました。

 

 

 

 

 

 

 

後半も、最初にマエストロのトークがありました。

 

 

「素晴らしかったですね、牛田さんの演奏。」

 

という言葉に、会場から拍手が起こりました。

 

 

マエストロご自身も、10年ほど前にシューマンが暮らした家でピアノを弾いたことがあるのだそう。

 

その時に弾いたのが「トロイメライ」で、舞台の上でアンコールを聴きながら、あのときのことを思い出してました、と。

 

 

私が不思議に思っていた、なぜカルメンの間に「カヴァレリア・スルティカーナ」が挟まっているかという疑問についても説明が。

 

ホフマンさんとかいう方の演出で、より楽しく演奏を聴いてもらうために並べ替えたそう。

 

マエストロご自身も、譜面を見ないで指揮するので間違えないようにしなくちゃ、とおっしゃってました。

 

 

 

 

 

飯森マエストロの指揮は洗練されてて情熱的。

 

舞台袖から登場し、指揮台に上るのとほぼ同時に演奏が始まります。

 

 

後半のオーケストラの演奏も素晴らしく

 

コンミスはもちろんのこと

 

オーボエやクラリネット、フルート

 

どのパートもソロがとっても美しかったです。

 

 

 

 

 

このオーケストラ、とっても素敵ですね。

 

 

先日、第157回定期演奏会に伺いましたが

 

P席に座った私の すぐ目の前にオーケストラの姿がありました。

 

 

演奏が終わると、互いに「お疲れ様でした」と声を掛け合い

 

笑顔で握手を交わして労い合う姿に

 

音楽と同じくらい元気をもらいました。

 

 

奏者の方達が誇りと情熱を持って音楽を創り出しているからこそ

 

私達聴衆は、お金と時間をかけて会場に足を運び

 

すべてを預けて至福の時間に身を浸すことができます。

 

 

 

 

終演後、お手洗いに寄ってゆっくりめにホールを出たら

 

なんと、団員の方達が両サイドに並んでお見送りしてくれました。

 

 

感激~。普通逆じゃないの?笑い泣きキラキラ

 

 

ティッシュもいただいちゃいました。

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もったいなくて使えない…。

 

 

 

 

 

 

 

ちょうど1年前も、練馬で飯森マエストロ、PPH、牛田くんの公演がありました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ、幸せだった~!

 

:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 

 

 

 

 

 

 

 

その演奏を聴けば言わなくても誰でも分かるほど

 

日々進化しながらご自身の音楽を磨き続けている牛田くん。

 

 

私も恥ずかしくないように頑張ろう。

 

 

たくさんの幸せとエネルギーをいただきました。

 

 

 

ありがとう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後にもう一度書いちゃうけど

 

 

やっぱり牛田くんのピアノは最高!キラキラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

牛田くんTwitterより

 

 

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ま…

 

 

 

マブ~!ラブラブラブラブラブ