皆さま。
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
m(__)m
皆さま-!
行ってまいりましたよ~!о(ж>▽<)y ☆
2019年12月31日(火)22:00~
びわ湖ホールジルヴェスターコンサート2019-2020
滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール大ホール
年末の仕事が終わって冬休みになってから、
もう楽しみ過ぎて楽しみ過ぎて、私のテンションは尋常じゃない。
ああ、夢みたい。牛田くんと一緒にお年越し♪
外を歩けば知らぬ間に
「お・と・し・こ・し♪」
と、歩きながらリズムを刻んでるワタシ(///∇//)
大晦日の東京駅はごった返してました。
新幹線の窓から見える富士山は、雪帽子を被ってイケメン風情。
コンサートは夜からなので、ファン友さんと京都観光。
大晦日に訪れた清水寺。今年1年の心の垢が浄化出来た気分…。
ホテルのお部屋には手書きのメッセージカードが。
会場のびわ湖ホール。
(お写真お借りしました)
真っ暗な夜の闇の中から見上げる建物も素敵でした。
ロビーの突き当りには、琵琶湖を眺めながら飲食出来るスペースがあり、ワインを傾けたりおしゃべりを楽しんでいる人たちの姿が。
一面ガラス張りの窓の向こうに、黒く塗りつぶしたような琵琶湖が広がっていました。
ロビーに並ぶ、NHK朝ドラ『スカーレット』のパネル。
そうか。舞台は滋賀県でしたね。
第1話から琵琶湖も登場してました。
1848席の大ホール。
舞台前方には花が飾られ、両サイドにはギリシャ神殿のような柱のセット。
正面は大きなスクリーンになっています。
舞台の上には並べられたオーケストラ用の椅子と中央にグランドピアノ。
バレエやオペラの上演が多いことから、ホールにしては珍しく、舞台の床が黒い色をしています。
プログラム
指揮:沼尻 竜典(びわ湖ホール芸術監督)
ピアノ:牛田 智大
司会:桂 米團治
管弦楽:大阪井交響楽団
独唱・合唱:びわ湖ホール声楽アンサンブル
合唱:びわ湖ホール ジルヴェスター合唱団
ファンファーレ:びわ湖ホール ジルヴェスター・ファンファーレ隊
演出・構成:岩田 達宗
♪ F.スッペ(没後125年):喜歌劇『軽騎兵』序曲
♪ F.ショパン(生誕210年):ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 op.11
~ ~ 休憩 ~ ~
♪ 武満徹(生誕90年):「波の盆」主題曲
♪ サリヴァン(没後120年):コミックオペラ『ミカド』第2幕より
二重唱「ふきすさぶ風の美しさ」 ~フィナーレ
♪ L.ベートーヴェン(生誕250年):ミサ曲ハ長調
Ⅰ.主よ哀れみたまえ
Ⅱ.栄光あれ
♪ A.コープランド(生誕120年):市民のためのファンファーレ
♪ 村井邦彦(生誕75 年):「虹と雪のバラード」 札幌オリンピックテーマソング
♪ L.ベートーヴェン:歌劇『フェデリオ』 op.72 第2幕フィナーレより
立派な妻をえた者は、われらの歓声に声を合わせよう
皆さまー!(/TДT)/
根性なしのワタクシ、ここまで打ち込んで既にくたびれてしまいました![]()
時代をまたぐジルヴェスターコンサート、規模が違います。
とても一筋縄ではいきません。
すべてがとっても素敵なコンサートでしたので、最初から最後まで事細かにお伝えしたいのは山々ですが、
それをやっていたら、2日くらい徹夜しても終わらなそう(:_;)グスン
ここは牛田ファンによる、牛田ファンのためのブログ。
牛田くんメインに書かせていただきます(///∇//)
開演時間になり、エメラルドグリーンのジャケットに身を包んだ司会の桂米團治さん登場。
ジルヴェスターとは、ドイツ語で大晦日の意味。
昔のジルヴェスターナンチャラとかいう偉い教皇の命日が12月31日だったことが語源である。
今日は19世紀の音楽を中心にお届けします。
今年は働き方改革で、大晦日の深夜の電車の運転がなくなってしまった。
けれど、今日びわ湖ホールでジルヴェスターコンサートがあるんです、と掛け合ったところ、なんと臨時電車を運転してもらえることになりました!
(会場から拍手)
…というようなお話をされました。
噺家の米團治さんの司会は、声量も勢いもあってテンポが良く、話のプロの魅力にすっかり惹き込まれました。
これから繰り広げられるコンサートの序曲として、ワクワク感の高まる『騎兵隊序曲』が終わり、米團治さんが
「ショパンがピアノ協奏曲第1番を作ったのは二十歳の時。今日は同じく二十歳のピアニスト、牛田智大さんに演奏していただきます。」
と、紹介している間に、その後ろでスタンウェイの蓋が持ち上げられました。
指揮者の沼尻さん登場。
牛田くんとは2019年5月に新百合ヶ丘で共演しています。
牛田くん登場。久しぶりの燕尾服姿です。
にこやかに挨拶をするとピアノの前に座りました。
オーケストラだけの演奏、トゥッティ(牛田くんのツイートで覚えたての知識(〃▽〃) )のとき、一瞬指でリズムを取り、口が「パ、パパパ♪」と動いてメロディに合わせて歌っているのが見えました。
タオルで手のひらを拭うと、スッ!と大きく息を吸い込んで、意を決したように弾き始めました。
柔らかいのに芯のある音色は、うっとりするほど綺麗でした。
残響が長いのでしょうか。響きが素晴らしく、いつまでもゆらゆらと揺れながらホールの中に漂っている感じ。
まろやかで、どこか懐かしく、色に例えるならセピア色。
第1楽章は胸に迫り来るような郷愁を感じました。
ここ何年かの牛田くんのショパンは、いつも痛みを伴っているような気がします。
身を削るようなショパンの苦悩やせつなさ。
ふと不思議な感覚に襲われました。
牛田くんの姿が、ショパンと重なって見えるんです。
え?幻?と、目をこすりたくなる。
そこで演奏しているのは確かに牛田くんなのに、会ったこともないショパンがそこにいて静かに息づいているような、ショパンの魂を感じました。
私には専門的に分析することは出来ませんが、「洗練された」とも違う、まさにショパンそのもの、という感じ。
第2楽章。
さっきまでの痛みや翳りは姿を消し、そこにあるのは陽の光を映した日没前の水面のように、ただキラキラと優しく揺れる音の広がりでした。
ルバートで豊かに歌う牛田くん。
目をつぶっても残像が残るような音の煌き。
包み込むようなショパンの愛を感じます。
いとしくて、せつなくて、胸が震える…。
あまりに美しく柔らかく、幸福のあまり気が遠くなりそうでした。
第3楽章。
すべてを吹っ切ったように伸びやかでまっすぐな明るい音色。
凛として清潔。
演奏しながら、牛田くんの表情に何度か微笑みが浮かぶのが見えました。
素早く動く指から産み落とされた、きれいに揃った音の粒は、ピチピチと命の熱を持って歌い上げます。
それは、新しい年の、新しい時代の幕開けに、無限の可能性を携えて勢いよく飛び出すかのように!
音色のその先に、果てしない明るい未来が拓けているのを感じました。
打鍵に力を入れるとき、ガクンと頷く頭から零れ落ちる一滴の汗。
黒い床と黒いスクリーン。
真っ黒な背景の中、所在なく佇んでいるような それでいて確固としているような
オーケストラとソリストの姿はただ美しく
生まれ来る音たちのキラキラした華やかさが際立っていました。
ラフマニノフやプロコフィエフと違って、ピアノの見せ場がこれといってないショパンのピアノ協奏曲を、こんなにも素晴らしいと感じたのは初めてです。
牛田くんの演奏で、このショパンピアノ協奏曲第1番を聴いたことは何度もあるけれど、今までの演奏とまるで違っていました。
演奏が終わると立ち上がり、沼尻さんと両手でガッチリ握手。
真っ黒だったスクリーンが、彼の姿を大きく映し出しました。
彼が去っても鳴りやまない拍手。
再び登場すると、牛田くんからリードして、沼尻さんと手を繋ぎ、その手を高々と上げて挨拶しました。
ああ…。
今年の最後にこんな演奏が聴けるなんて!
二十歳になった牛田くんのショパンピアノ協奏曲。
今宵、どんなお酒よりも 心地よく酔わせてくれました。
休憩に入ってからも、余韻冷めやらず、しばらくはその場を動けませんでした。
と、そこに、
「CDをご購入された方に、終演後牛田智大さんのサイン会があります。」
とのアナウンスが。
なんですとっ?!
Σ(=°ω°=;ノ)ノ
CD売り場には人が殺到してました。
まるで年末大売り出しのワゴンセール。
CDやDVDと一緒に、牛田くんが表紙になっている『月刊ショパン』も販売されていました。
ホワイエではグラスワインの販売もあり、思わずロゼのスパークリングを買って味わいました。
コンサートの最後に抽選会があるとのことで、協賛からのプレゼントのほかに、出演者からのプレゼントもありました。
牛田くんからのプレゼントもありましたよ。
サイン入りCD2枚と、牛田くんが生まれて初めて飲んだお酒、はちみつ梅酒。
あと、ほかにも何かあったみたいだけど聞き取れませんでした。
第2部開演。
「波の盆」主題曲。 美しい曲でした。
武満徹さんの最高傑作と紹介されていましたが納得です。
烏帽子に笏を手にした帝(みかど)の装束に身を包んだ米團治さん登場。
軽妙なトークで会場を笑わせて、コミックオペラ『ミカド』。
120年前に、イギリスで、本当にこんなオペラが上演されてたのね!
そして、舞台に牛田くんと沼尻さんが登場しました。
「ショパンのピアノ協奏曲は今まで正直つまらないと思っていたけれど、今日の演奏を聴いて、こんなに素晴らしい曲だったのか、と思いました。」
と米團治さん。
牛田くんに
「大阪交響楽団との演奏は初めてでしたか?」
「いえ、今回で3度目になります。」
牛田くん、いつの間にか手にハンドマイクを持ってます。
「じゃあ、もう気心知れた感じですね。」
「そうですね。」
「牛田さんの智大の『大』という字は、『ともひろ』ではなく『ともはる』と読むんですね。新春にふさわしい、いい名前ですね。」
「はい。両親が『はる』という読みにしたくてつけてくれた名前です。」
「お生まれはどちらですか?」
「福島県いわき市です。」
「育ちは?」
「育ちは父の転勤で上海です。最初にしゃべったのが中国語だったそうです。それから日本に戻って名古屋というところで暮らして…。」
「名古屋というところ、と言わなくてもみんな分かると思いますよ(笑)」
と突っ込まれて、
「すみません(笑)」
と謝る牛田くん。
「ピアノはいつ始めたんですか?」
「3歳のときです。」
「ふつうは3歳くらいでみんな始めるけど、それがなかなか続かないんですよね。」
「最初に教えてもらった先生がとても褒め上手で、僕がちょっと弾くと『すごい!上手ねー!プロになれるわよ!』とすごく褒めてくださったので、調子に乗って今に至るのかもしれません(笑)。」
今度は米團治さんが沼尻先生に
「牛田さんのピアノはどうでしたか?」
「極上のお米を炊いたみたいな感じですね。」
「しかも新米の。」
米團治さん、さすが噺家さん。話を展開させるのがとってもお上手でした。
そして、ミサ曲。
1年の最後を飾るのにふさわしい、荘厳で重厚感のある合唱でした。
スクリーンに時計が映し出されました。
いよいよカウントダウンです。
なんと、今だけ写真撮影OKとのこと!
みなさまー!
ワタクシの写真の腕前は、もうご存知かと…(〃∇〃)
期待しないでくださいね♪
行きまーす!
↓
↓
↓
6年前のからかさオバケに続き、のっぺらぼう激写! (T_T)
私の写真では分かりにくいかと思いますが、牛田くん、楽しそうに、指立ててカウントダウンしてました。
私のよりマシなファン友さん撮影の写真をどうぞ。
なんかコントのズッコケシーンみたい(笑)
大阪交響楽団facebookより
年が明けた瞬間、天井からたくさんの金銀のリボンが降ってきました。
そして、華やかなファンファーレ。
幸せ過ぎてクラクラしました。![]()
日付が新しくなって、最初の曲は「虹と雪のバラード」。
天井から雪の結晶のような無数の白い星が、くるくるとゆっくり回りながら降りてきました。
掴もうと手を伸ばしても、すっと勢いをつけて違う方向に行ってしまう。
まるで意志を持っているかのような独特の回り方。
あとでひとつを拾って記念に持ち帰りました。
薄い発泡スチロールで出来たメッセージカード。
だから独特の舞い方をしたのかな。
裏を見たらなにか書いてある!
なんと、アルト歌手の藤居知佳子さんの書いたメッセージでした!
歌劇『フェデリオ』より。
独特の歌詞と力強い歌声。
そして再び牛田くんたち登場。
最後の最後に高らかにラデツキー行進曲。
スクリーンにプレゼントの当選番号が次々に映し出されました。
(が、多分誰も見ていない。 笑)
一体感とお祭りムードで会場は酔ったように熱を帯びています。
…と、舞台でにこやかに手拍子をしていた牛田くん、米團治さん(沼尻さんだった?)に強引に指揮台に連れていかれました!
最初、「え?僕が?指揮?」というように、一瞬戸惑ったけれど、観念したように両手を振り上げました。
う、牛田くんが指揮っ?!
な、なんてレアなのっ?!(≧∇≦)
大きく両手を動かしたり、ちょっと体をかがめて小さくしたり、
とっても自然なんです。
とってもサマになってるんです。
とってもかっこいいんです!
もう一度言います。
とってもかっこいいんです!
(≧∇≦)(≧∇≦)(≧∇≦)
牛田くん、こんな才能を隠し持っていたなんて!
指揮者のイメージ、今までなかったけど、全然アリじゃないですか!
モー
、ケン玉で、すっかり油断してましたよ。
あ、多くの方から質問を受けましたので書いておきますが、
牛田くんが指揮をしたのはオーケストラに向かってで、客席に向かってではありません。
客席に向かっても指揮してほしかったですね~![]()
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新しい年を迎えたばかりのびわ湖ホールの舞台で、全身で豊かな彼の美しい音楽を紡いでいました。
急な無茶振りなのに、尻込みせずに最後までやりきる頼もしさ。![]()
彼はやっぱりスターです。
「皆様それぞれの2020年の旅に、行ってらっしゃーい!」
という米團治さんの明るい声に送られて、コンサートは幕を閉じました。
夜中の1時だというのに、サイン会にはとても長い列が出来ていました。
牛田くんの人気は本当にすごいです。
牛田くんと言葉を交わした後、感激のあまり涙を流す中学生くらいの女の子の姿もありました。
着替える時間もなかったのでしょうね。牛田くんが燕尾服でサイン会に出るのは初めてだと思います。
サインをしたあとに、一人一人に「よいお年を!」と自ら声をかけてました。
ファンを大切にする牛田くんは、ちゃんとみんなに平等です。
私の順番が来て、
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
と、挨拶を交わしました。
ああ…。
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リアルタイムでこんなふうに新年の挨拶が交わせる喜び…![]()
2020年、私が一番最初に新年の挨拶を交わした人は、牛田くんです。
う、ウレスィー!
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いただいたサイン
今年も毎日これを眺めて頑張ります。
ホテルに戻っても寝付けるはずもなく、ファン友さん達とお部屋で朝まで女子トーク。
結局一睡もできず、いい年して完徹してしまいました。
(「完徹」という単語、娘には通じず。「オール」というらしいですね)
翌日東京から出てきた夫のジャックと娘と新大阪で合流し、ジャックの実家に帰省しました。
灰かぶり姫芽々子、今回もエプロン持参でかいがいしく嫁業に徹しました![]()
しかし一睡もしていなかったため、夜、義両親とお茶していたら何度も意識が遠のきました。
本当に夢のようだったお年越し。
この幸福に ただただ感謝です。
さて、明日は仕事始め。
今年は私の仕事、新たな局面を迎えます。
…てか、私、ちゃんとお仕事モードに戻れるんでしょうか?(^▽^;)
「ピアニスト牛田智大を応援する」という、同じ船に乗っている皆さま!
今年もそれぞれの日常を頑張りながら、智に明るい未来に進んでまいりましょう!
2020年という年が、皆さまにとって光り輝く1年でありますように!
そして…。
久々に最後に叫んでよいでしょうか?(///∇//)
すぅーっ…
牛田くーーん!
年末年始の大役、お疲れ様でした!
素晴らしい演奏をありがとう!
幸せな時間をありがとう!
2020年は、まさにあなたの年。
どうぞあなたの本領を発揮して、世界中をブイブイ言わせてください!
あなたの歩く場所に、いつも幸福がありますように!

























