♪~ 暦の上ではディセンバー でもハートはサバイバー ~♪

 

 

 

と、いうわけで、今年のカレンダーが最後の1枚になったこの日、

 

行ってまりました。

 

 

2019年12月1日(日)15時~

日本パデレフスキ協会 第2回コンサート例会

スタンウェイ&サンズ東京

演奏:牛田智大

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2017年にオープンしたというスタンウェイ&サンズ東京はとてもオシャレ。

(お写真お借りしました)

 

 

 

演奏会はショールームで行われました。

 

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並べられた客席の椅子と、ピアノが近くてびっくり。

 

 

 

配られたプログラム(?)

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♪ショパン:24の前奏曲 Op.28

 

♪パデレフスキ:ミセラネア Op.16より メロディ、夜想曲

 

 

 

牛田くんのパデレフスキ。もちろん初披露。

 

そして次いつ聴けるか…。

 

ああ、なんて貴重なの?!笑い泣き

 

 

 

 

開演前に、スタッフの女性に「サイン会はありますか?」と尋ねたところ、

 

「サイン会はありませんが、演奏のあと隣のスペースで茶話会があって、そこに牛田さんもいらっしゃいます」

 

とのこと。

 

 

 

 

な…

 

 

 

なんですって?!

(誰?)

 

 

 

 

 

 

う、牛田くんと…

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同じスペースで茶話会…?

 

 

 

 

 

 

そんな!ウレスィー!(///∇//)

 

 

 

ウレスィーけど・・・

 

 

 

 

 

 

 

ココロの準備ガーっ!!!

 

 

 

 

私、てっきり、ペットボトルのお茶でも飲みながら、牛田くんの演奏を聴くのかと…。

 

 

 

 

時間になり、スタンウェイ&サンズ東京の支配人の男性が登場。

 

このコンサート例会の趣旨と、パデレフスキはスタンウェイのピアノでもよく演奏した、というお話をされました。

 

 

 

次に、日本パデレフスキ協会事務局長の女性がご挨拶。

 

今日の演奏会の定員はたった50名。

 

希望者が殺到し、かなりの数のキャンセル待ちがあったのだそう。

 

したがって、今日ここに来たくても来られなかった方がたくさんいるとのこと。

 

ああ、なんとありがたいことでしょう(゚ーÅ)

 

 

 

どうしよう…。

 

茶話会のことを考えると

 

なんか、心臓バクバクしてきたーっ笑い泣き

 

 

 

 

 

正面の扉から、牛田くんが登場しました。

 

黒いタートルネックとスーツの黒牛田スタイル。

 

 

うわぁラブラブ牛田くん、元気そう。

 

 

挨拶をして、椅子に座りました。

 

 

ち、近い… (@Д@;

 

 

 

そっと構えて 演奏が始まりました。

 

 

ショパン 24の前奏曲。

 

ああ、なんて懐の深い音色…。

 

そしてピアノの音色と同じくらいハッキリ聞こえてくる牛田くんの呼吸。

 

なんだか申し訳ないような、もったいないような、幸福過ぎるような不思議な気持ち。

 

 

あくまでも素人の私の感性ですが、

 

今日のスタンウェイの音色にはゆったりとした母性を感じました。

 

ただ優しいだけではない、人生の深い哀しみや絶望を知り尽くしているからこそ

 

誰かの痛みに寄り添い包み込んでくれるような。

 

 

おかしな表現ですが、

 

男性か女性でいうなら女性。

 

短調か長調でいうなら短調を奏でるためにあるピアノ。

 

 

牛田くんの演奏は、長調よりも短調の時の方がキラリと輝きを放つような気がします。

 

 

こんな私にもわかる。

 

何度も聴いているのに、前に聴いた時よりも、確実に磨き上げられている。

 

1曲1曲、ページをめくるごとに純度が高くなっていくみたい。

 

素早く動く指使いとペダルを踏む足。

 

キラキラと連なる首飾りのようにキレのいい音が生まれる瞬間。

 

そして牛田くんの息遣い。

 

管楽器でもないのに、呼吸のタイミングがこんなに重要なんだと実感しました。

 

 

 

薄紫、水色、深紅、枯葉色…。

 

モザイク模様のように次々と彩りを変える瑞々しい音のパレット。

 

そっと足を止めたり こぼれ落ちたり 飛び跳ねたり。

 

 

今ここで、彼の演奏を聴いている場違いなほどの贅沢に胸が震える。

 

この音色はいつか世界に響く音。

 

世界中の人が聴くべき音色を、たった50人で味わうことの申し訳なさと無上の喜びを感じながら

 

たった50人でも、2000人の大ホールと同じように真摯に全力で演奏してくれていることに胸が熱くなる。

 

もしも聴衆がたった一人だとしても、きっと彼は全身全霊で音楽を奏でるのだろう。

 

身を削るほどに作品と向き合って 作曲家の想いを乗せた音を差し出してくれるのだろう。

 

 

曲が進むごとにだんだん熱を帯びてゆき

 

時々強い打鍵と共に 牛田くんの腰が椅子から浮き上がり 前髪が踊ります。

 

 

特に印象的だったのは24番。

 

それまでのすべてをかき消すように

 

運命という激流に抗いながら その渦に呑み込まれ、やがて流されていく…。

 

最後に強く振り下ろされる低音は心臓に打ち込まれる楔。

 

 

 

十分な余韻を残して、指も脚もピアノから離さないまま

 

パデレフスキのメロディ。

 

陽だまりのような曲でした。

 

ゆりかごの中で聴く子守唄のよう。

 

優しくて 懐かしくて 柔らかな幸福になんだか泣きたくなる。

 

 

 

続く夜想曲。

 

夜想曲だけど、木漏れ日のような曲でした。

 

やっぱり優しくて懐かしい。

 

そしてそっと母の腕に抱かれている気分。

 

 

パデレフスキはこんな優しい曲を作るんだ…。

 

初めて聴くパデレフスキの曲。

 

それを牛田くんの演奏で聴けるなんて。

 

もしかしたら、1回限りかもしれない。

 

優しい音色を聴きながら、

 

特別ないとおしい時間がするすると指の間からすり抜けていくような

 

線香花火が終わる瞬間のような せつなさを噛み締めました。

 

 

消えていく最後の音の名残をいとおしむように そっと牛田くんが鍵盤から指を離しました。

 

いつものホールとはまた違う、パチパチという50人のあたたかな拍手。

 

 

立ち上がって、にっこり微笑み、頭を下げる牛田くん。

 

頭を下げた拍子に乱れた前髪がいとおしい。

 

扉の向こうに姿を消していきましたが、鳴り続ける拍手に戻ってきてもう一度ご挨拶。

 

そのまま扉の向こうに行ったので、アンコールはないのかなあ?と思っていたら、

 

もう一度戻ってきてピアノの前に座りました。

 

 

弾いてくれたのはトロイメライ。

 

うわあ。牛田くんもこのピアノが母性溢れる女性だって知ってたのかしら?

 

いや、きっとまったく違うでしょうね(〃∇〃)

 

うーん、でも、母なるピアノが奏でるトロイメライはやっぱり素敵。

 

何度も何度も繰り返し再生した、白いベストでトロイメライを演奏する牛田くんの動画を思い出しました。

 

 

 

演奏が終わったら、パデレフスキの事務局長の女性が前に来て

 

「牛田さんのお話をうかがいましょう。」と。

 

 

えー?舞踏会茶話会もあるのに、お話も聞けちゃうのー?(≧∇≦)

 

 

 

お姉さん、もとい、事務局長に勧められて、こちらを向いてピアノの椅子に腰かける牛田くん。

 

うわ、なんか、ハズー(///∇//)

 

 

 

ええと、みなさま。

 

50名限定のこの演奏会に来ることが出来た幸運すぎる私。

 

来られなかった方達のために、

 

牛田くんのお話、しかとこの脳みその皺に刻み込もうと心に決めました。

 

が、しかし、もとよりリトル脳みそのうえに若年性認知症が疑わしいほど最近すぐ忘れる私。

 

そして、このあとの茶話会で激しく動揺したため、

 

全部ぶっ飛んでしまいましたーっ!

(T_T)(T_T)(T_T)

 

 

 

 

ここからは、記憶の糸を無理やり手繰り寄せ、思い出してみようと思います。

 

おそらくかなり抜け落ちており、表現等も曖昧ですがどうぞお赦しくださいませm(_ _ )m

 

 

 

まずお姉さん、もとい、事務局長が、

 

「牛田さんご自身の絶望を表現するような深い演奏でしたね。」

 

牛田くん、

 

「ショパンをずっと演奏していると、どんどん病んできてしまって苦しかったです。

 

ショパンはなかなか本心を見せてくれないので、鎧を取り払うようにして…」

 

というようなことを。

 

いや、もっともっといろいろ深いことを話してくれたんですが、

 

・・・失念汗

 

 

「今日のプログラムの構成にはどんな意味がありますか?」

 

「24の前奏曲の最後は、絶望して死を迎えるような感じだけれども、それで終わりではないので、そこに続く物語があるというイメージで、パデレフスキのメロディと夜想曲を持ってきました。」

 

なるほど。1曲ずつで完結しているのではなく、ちゃんとストーリーがあるのね。

 

 

「24の前奏曲の中で、一番好きな曲はどれですか?」

 

「そうですね。2番、4番、18番などが好きです。」

 

おおっ。やっぱり牛田くん、短調の曲が好きなのね。

 

 

「今日のスタンウェイを演奏してみていかがでしたか?」

 

「このスタンウェイは多分、僕の人生の中で一番良かったです。音の彩りがすばらしくて。弱音は弱々しくないし、強い音は金属的じゃないし。」

 

と、嬉しそうに言う牛田くん。うわー。なんか嬉しいラブラブ

 

 

「音楽以外で、牛田さんが癒しを感じるのはどんな時ですか?」

 

「だいたいはピアノを弾いている中で苦しい時もあるし、ホッとするときもあるし、たいてい音楽で完結するんですが、それ以外では少し前に猫を飼い始めたので、猫と一緒に遊んでる時です。」

 

だよね、だよね。そこは、絶対りおちゃんだよね!(≧∇≦)

 

 

「日本で最初にパデレフスキ協会を立ち上げたのは中村紘子さんでしたが、牛田さんは中村さんと縁がありましたよね。中村さんからはどんなことを教わりましたか?」

 

「演奏家としての在り方以外にも、人間的なこととか、とてもいろんなことを教えていただきました」

 

(この辺曖昧汗

 

 

「これから取り組みたい作品はありますか?」

 

「今まであまり弾いたことのないもの、ドイツものとかフランスもの、ドビュッシーなどを弾いてみたいと思います。」

 

牛田くん、とうとうブヨブヨしたドビュッシーに向き合う気になったのね!

 

聴きたい聴きたい!牛田くんのドビュッシー。

 

 

「どんな演奏家を目指していますか?」

 

「あくまでも僕個人の希望なんですが、レパートリーの広い演奏家というよりも、作品を掘り下げる演奏家になりたいと思います。」

 

うんうん。牛田くん、そういうのとっても似合うと思う(^^)

 

もうちゃんと将来のビジョンがあるのですね。さすがです。

 

 

音楽のことをここまで掘り下げて、こんなにも時間をかけて聞かせてくれる生トークは初めてかも。

 

さすがパデレフスキ協会!

 

 

 

そして、客席で演奏を聴いていた、ポーランド音楽出版社の編集長(?)のダニエルさんと通訳の女性が紹介されて、

 

パデレフスキはポーランドにとってとても偉大な作曲家であること。

 

作曲家であると同時に政治家、演奏家、編曲も手掛けていたこと、

 

ショパンの曲をよく演奏し、世間にショパンを知らしめることに貢献した人であること。

 

日本でもさらに有名になって欲しいと思っていること、などなどを話されました。

 

 

今さらですがパデレフスキ(1860-1941)。

 

ピアニスト・作曲家がありながら、ポーランドの初代首相を務めた人。

 

まったく畑の違うことをそれぞれに極めるなんて、なんて多才で頼もしい人なのでしょう!

 

 

 

トークが終わって、牛田くんが去った後のピアノ。

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演奏をしたサロンは、普段は展示スペースになっている、とっても素敵な空間でした。

 

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などと、のん気に写真を撮って、隣のスペースに移ると、

 

既にそこには牛田くんが!

 

 

きっと茶話会では牛田くんの周りに人だかりが出来て、牛田くんはもみくちゃにされるかも。

 

そしたら可哀想だから、私は遠くから見つめるだけにしよう。

 

 

…と、思っていたのですが、

 

壁際に立つ牛田くんに向かってお行儀よく列が出来ています。

 

 

ちゃんと行列を作って並ぶ、日本人ってスバラシイ!ラブ ビバ!ニッポン!日本

 

 

 

自由に手を伸ばせるように、飲み物やお菓子なども用意されていましたが、

 

胸いっぱいで入んない…(*v.v)。

 

 

CDの販売などはなくて、スタッフの方が、サインをもらえるように、ポストカードを配布してくださいました。

 

<表面>

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<裏面>

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演奏とトークの後でお疲れのはずなのに、

 

牛田くん、1人1人に、とってもとっても丁寧に、時間をかけて接してくださいました。

 

小さいお子さんには、腰をかがめて視線を合わせて。

 

 

 

ああ、どうしよう。ドキドキが止まらないあせる

 

何年たっても、どうして牛田くんの前だと、こうもチキンになるのか…鳥

 

 

通常のコンサートのサイン会だと

 

人数も多いし、牛田くんはテーブルに座っているし、こちらは流れるように進んで行くのだけど、

 

今日は人数少ないし、お互いに立っている。

 

そして、2人の距離を阻むものは何もない。

 

 

ヤダ、近い…(///∇//)

 

 

 

とうとう私の番が来ました。

 

緊張のあまり、ガチガチになるワタシ。

 

それでもがんばっていくつか質問をぶつけてみましたが、

 

牛田くん、私の素人極まりない質問にも、俗物極まりない質問にも

 

誠実に丁寧に答えてくれました。(TωT)ホロホロ

 

私ってば、牛田くんの演奏のこと、自分が思っていた以上に分かってなかったー(T_T)

(「耳をすませば」なんてタイトルでブログ書いてていいんだろうか…。)

 

 

ああ、なんとありがたく、申し訳なく、もったいないことか…。

 

 

自分の番が終わった途端に全身から汗が吹き出し、震えてきました滝汗(←更年期?)

 

 

 

この夜、ワタクシほとんど眠れませんでしたチーン

 

 

ああっ!またしても翻弄されているーっ!

えーんえーんえーん

 

 

 

 

 

牛田くん1人と話しただけで、発電できそうなほどのエネルギーを使ったというのに、

 

全力の演奏とトークのとあとで、

 

長い時間立ったまま、約50人の一人一人とこんなに丁寧にお話してくれるなんて、

 

牛田くん、ジャンボジェット機飛ばせるくらいのエネルギーを消費したんじゃ…。

 

 

 

 

牛田きゅーん… (T^T)゚。

 

 

 

 

 

本当にありがとう。お疲れさまでした。

 

 

 

おそろしく贅沢でスペシャルで幸福なひとときでした。

 

 

 

 

その時間、プライスレス宝石ブルー

 

 

 

 

 

ああ、私、明日からしばらく頑張れそうですキラキラ

 

もしも今、セミの大群が来ても、笑顔でかわせそうクローバー

 

 

 

 

この素晴らしいイベントを企画してくださったパデレフスキ協会様。

 

場所を提供してくださったスタンウェイ&サンズ東京様。

 

スタッフの皆様。

 

素晴らしい演奏とファンサービスをしてくださった牛田くん。

 

そして、私の知らない間にチケットを手配してくれたファン友さん(神!)

 

 

本当に本当にありがとうございました。

 

 

そして、今回来られなかったファンの方達が

 

次にこのような素敵なチャンスに巡り合えますようにラブラブ

 

 

限りない感謝をこめて。