『駅ピアノ』ってご存知ですか?
NHKのBSで放送している15分の短い番組。
駅に置かれた誰でも自由に弾けるピアノ。
そのピアノに定点カメラを設置して、ピアノを弾く人達の様子を映し出します。
番組には語りもBGMも一切ありません。
そこにあるのは、ただ、定点カメラに映し出された演奏者の様子と 彼らが紡ぎ出す音色。
そして、一人一人の奏者や街の様子を簡単に紹介する簡単な字幕のみです。
私にこの番組の存在を教えてくれたのは二十代の頃付き合っていた元彼。
実は、今年の3月、平日の昼間の新宿でバッタリ会い、
彼は仕事、私は用事が済んだ後で時間があったので
1杯だけビールを飲もう、ということになり、歌舞伎町のパブで久しぶりに飲んだんです。
(シッ!ジャックには内緒ですよ!)
私が27歳の時、下請けの会社の新人として紹介された5歳年下の彼に一目惚れ。
彼が私に好意を持っていることを人づてに聞き、猛アタックの末 交際が始まりました。
結局、まだまだ遊びたい彼と、落ち着きたい私の間には溝が出来、
やがて破局を迎えましたが、
後にも先にも、「一目惚れ」をしたのはこの時1度だけです。
(経験ある方は分かりますよね?目が合った瞬間 世界が薔薇色に変わるんです(〃▽〃) )
久しぶりに会った彼は、ほとんど変わっておらず
今は起業し、小さな会社の経営者、そして2児の父となり、
年相応の落ち着きを身に纏っているのが なんだかとても不思議な感じがしました。
そんな彼と、家庭のこと、仕事のこと、いろんな話をした中で
最近はほとんどテレビを見ないという彼が教えてくれたのが『駅ピアノ』。
ピアノに興味を持つこと自体、当時の彼からは全く想像出来ませんでした。
今思えば若い私達は刹那的で、美味しいもの、楽しいこと、表面的なことばかりに興味が行き、
文学とか音楽とか哲学的なこととか、そんな深い話をしたことがほとんどない気がします。
仕方ないかもしれません。彼は大学を出たばかりの22歳の若者で
5つ年上の私は物分かりのいいお姉さんでしたから。
ま、そんなワタシの過去の恋バナは誰も興味がないでしょうから(〃▽〃)
話を元に戻します。
たまたま仕事が休みだった先週の月曜日、
風邪をひいて頭痛がひどくなったジャックが会社を早退してきました(いよっ!虚弱体質!)
で、何気に新聞を見ていたら、番組欄に見つけたんですよ。
『駅ピアノ』
あ、彼が言っていた番組だ!
さっそく見てみました。
最初の舞台はチェコ・プラハ。
1100年の歴史を持つ中欧の古都。
1845年に開業したプラハ最古の駅、マサリク駅。
そこに、1台のピアノが置いてありました。
音楽にゆかりのある街プラハ。
街中に芸術的空間を生み出そうという取り組みで2012年に設置されたそうです。
誰でも自由に弾いていいピアノ。
駅を利用する様々な人たちが足を止め、ピアノの前に座ります。
独学でピアノを始めて2年目という主婦。
『ユーモレスク』を真剣に演奏するボーイスカウトの青年。
11歳の少女が弾くのは『渚のアデリーヌ』。
いろんな地域、いろんな国から来た人たち。
観光客。学生。友人に会いに来た人。恋人を追いかけて故郷を捨ててきた若者。
演奏するのは、ジャズだったり、即興だったり、ピアノと共に歌声を披露したり。
弾き終わったあとは、そそくさとその場を立ち去る人。
居合わせた人たちから拍手をもらって表情をほころばせる人。
多くの名だたる作曲家を生んだ音楽の都としても知られる街。
いつか行ってみたいな、プラハ。
ふと気づくと、テスト前で早く帰宅した娘もやってきて、
家族3人、この番組の何とも言えない魅力に惹きこまれていました。
次の舞台はアメリカ・ロサンゼルスのハリウッド。
世界に誇るエンターテイメントの街。
街中の中心にあるユニオン駅
構内に置かれた1台のピアノ。
利用客に気軽に音楽を楽しんでもらうためのもの。
さすが自由の国。
様々な人が、様々な曲を演奏します。
『ニューシネマパラダイス・愛のテーマ』を演奏する高校生。
音楽関係の仕事をする男性が弾くのはジャズの『パイナップル・ラグ』
59歳のコメディー俳優の彼は、32年連れ添った妻と離婚し4ケ月前にロサンゼルスへ移住。
弾き語りで彼が歌うのはレナード・コーエンの『ハレルヤ』。
2番の歌詞を忘れたという彼の周りに人が集まり、歌声を合わせます。
弾き終わったあとは、それぞれが 音楽がいかに自分にとって大切かを語ります。
みんな、いい表情です。
次に始まったのが
『空港ピアノ』
駅ピアノだけじゃなく、空港バージョンもあるんです。
場所は、地中海のリゾート地として知られるマルタ共和国。
島の玄関口 マルタ国際空港。
搭乗ロビーに置かれているのはグランドピアノ。
なんて素敵な空間♡
ん?待てよ!よく見るとなんかロゴが変。
ピアノのバッタもん?(;^ω^)
みんなで『ボヘミアン・ラプソディ』を大熱唱。
チェコに住む18歳の息子に会いに行くお父さんが演奏しているのもレナード・コーエンの『ハレルヤ』。
イギリス在住のミュージシャンの演奏で『フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン』を歌うイタリア人の女子大生。
たまたま空港に居合わせた2人。
音楽は国境を越えますね(^^)
おっと!抱っこ紐で赤ちゃんを抱えたお母さんが弾いているのはショパンの『アンダンテ スピアナートと華麗なる大ポロネーズ』!
異様に上手だと思ったら、この方プロのピアニストでクロアチアからコンサートのためマルタに帰郷。
1台のピアノで、それぞれの奏者の人生が垣間見れたり、人と人との輪が広がっていくのが見える。
そして、その土地それぞれの素晴らしさ。
なんだかとっても癒される…。
なんて素敵な番組かしら…。
『駅ピアノ』『空港ピアノ』 この週末もやってます。
くわしくは →こちら
ああ、そして、牛田ファンなら誰もがこのシーンを思い浮かべたことでしょう。
コンクール期間中、寸暇を惜しむように浜松駅構内のピアノで練習する牛田くん。
時間がなくて演奏を途中で止めざるを得ませんでしたが、居合わせたたくさんの人達から拍手をもらっていましたね。
もしもインタビューされたなら、彼もにっこり笑ってこう答えるかしら?
「音楽は僕の人生すべてです」
そうそう、『蜜蜂と遠雷』といえば、映画化が決まりましたね!
それぞれのキャストの写真を見て、「イメージ通り!」と納得!
でも、松岡茉優ちゃんと松坂桃李くん以外は知らないわ。
マサル役の森崎ウィンくんとやらは、ミャンマー出身?
蜜蜂少年役の鈴鹿央士くんは新人の18歳!
しかも、岡山出身で、牛田くんと同じ学年。
(そして名前が『おうじ』ですと?!)
こりゃ、応援しないわけにいかないっすねー!(≧∇≦)
そしてそして、それぞれの吹き替えのピアニストも豪華。
亜夜…河村尚子さん
明石…福間洸太朗さん
マサル…金子三勇士さん
塵…藤田真央くん
た、楽しみすぎるー!(≧∇≦)
封切は10月4日(金)です!
藤田真央くんといえば、
やりましたね!チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で堂々の第2位!
あまり時間がなく、他の方の演奏がまだちゃんと聴けていないのが残念ですが、
堂々とした演奏と素晴らしいテクニック。
スタンディングオベーションやブラボーの嵐!
1次予選の時から既に聴衆のハートを掴んでいましたね。
一生初心者の私には音楽的にどうの、と批評することは出来ないのですが
真央くんのピアノは、つるんとしていて、どこか中性的な印象。
真央くん自身のキャラも、平安時代から抜け出てきたような麿っぽさがありますね。
(でも汗の拭き方が豪快 笑 )
さあ、牛田くんと同世代のピアニスト達がどんどん頭角を現してきました。
牛田くん、切磋琢磨のし甲斐がありますね!
ショパコンじゃきっと、牛田くんが黙っちゃいませんからね!
ぴろ子先生仕込みの美しいステージマナーと、さらに磨きのかかったピアニズムが
きっと世界を魅了してやまないでしょう。
話変わりますが、昨日、注文していたさくらんぼ
が届きました![]()
ああ、なんて美しいのっ?!
食べる宝石ですよー!![]()
チェリーの好きな(おそらく)牛田くんにも、届けてあげたいなー。
あ、あとね。前回のムーミンバレーパークの記事で書きましたニョロニョロの魚肉ソーセージが発見されたんですよ!
探しても見つからなかったから、てっきりすぐにジャックが食べたのかと思ってたんですが、
先日「御霊前」の封筒を探して文房具の引き出しをあけたら、そこにこれが!
文房具用の引き出しを、いつの間にかジャックがこっそり山用の食糧入れにしてました。
こっそり穴掘って宝物埋める犬かよっ!
ジャックのやつ、昨日から、会社の仲間たちと山登りです![]()
娘は友達とサッカー観戦へ![]()
友人グッジョブに近所のタイ料理屋へ飲みに行こうと誘ったのですが
実家に帰ってるから、と断られたので、
1人で家で酒盛りして、ジャックの隠してる魚肉ソーセージ食べちゃおうかしら![]()
それでは、皆さま、天気はイマイチですが、どうぞよい週末を!


































