皆さまこんにちは。
もう今週末は12月に突入するのですね。
びっくり!
今 私ね、こんな本を読んでます。
おばあさんと孫が卵から育てた1羽のオカメインコが
出会った人たちの心に大切なものを残していく 心温まる物語。
この本とは、ここで出会いました。
近所に「本とコーヒー」という素敵なお店があるんです。
ドアを開けると、コーヒーのいい香り。
店内には様々な本や雑貨が並び、奥でコーヒーが飲めるようになっています。
2階のお店にもなんとなくレトロな雰囲気の雑貨が並び、
お茶やお食事も出来ます。
ね。とっても可愛いでしょ♪
最初に紹介した小川糸さんの「リボン」、
表紙のインコ(よく見ると刺繍です)に一目惚れして、
早速図書館に予約しました(買わないところがセコいでしょ (笑) )
小川糸さんの小説を読むのは多分初めて。
このお店の片隅に小川糸さんのコーナーがあって、そこでこの本と出会ったのです。
昨日またフラっとお店を覗いたら、糸さんのコーナー なくなってました(T_T)
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先月大好きな叔父が亡くなりました。
父の弟で、とても可愛がってくれた人でした。
生真面目な父と違い、いくつになってもやんちゃな少年のような部分を持った叔父は
定年後、おばちゃん(奥さん)と二人、松本の自然に囲まれた家で
夫婦仲睦まじく、悠々自適に暮らしていました。
私達3姉妹は子供の頃からこの叔父夫婦をとても慕っていて、
進路を相談したり
家出をして泊めてもらったり(私じゃありません (笑) )
悩み事を相談したり
本当に言い尽くせないくらいお世話になってきました。
そのたびに、二人は本当の親のように叱ったり
包み込むように励ましてくれたり
おばちゃんが作ってくれたたくさんの田舎料理を食べながら
ビールの大好きなおじちゃんと杯を交わし
たくさん、たくさん、いろんな話を聞いてもらいました。
私が結婚して母になってからも
帰省の際にはどんなに短くても必ず会いに行ってました。
実家からは少し不便な場所にあるのですが
タクシーで行くと、作務衣に身を包んだおじちゃんが
首を長くして表の角まで出て待っていてくれました。
おばちゃんが作ってくれた、食べきれないほどのごちそうをいただいて
おじちゃんは幼い娘とお絵描きをしたり、ゲームをしたり。
帰る時には大人の私の手に、強引に数千円のお小遣いを握らせてくれたこともありました。
そのおじちゃんが旅立ったという知らせを受けたのは
10月15日の牛田くんの壬生のリサイタルの帰りの電車。
ファン智さん達との打ち上げを終えて
ほろ酔い気分で電車に揺られていた私に
母からの電話を受けた夫のジャックが、メールで知らせてくれました。
二日後の葬儀は火曜日で、ちょうど娘の学校の合唱祭のために仕事の休みをもらっていました。
母は「わざわざ来なくてもいいよ」と言っていたけれど
どうしても どうしても おじちゃんと直接お別れがしたくって
娘には話して分かってもらい
朝早い特急あずさで松本に向かいました。
突然東京から行った私に
おばちゃんは何度も何度も「わざわざ来てくれてありがとう」と言ってくれました。
「来ないはずがないじゃない!」
ちょっと語気を荒げてそう答えたら、思わず涙が出てきました。
だって直接「今までありがとう」って言いたかった。
棺の中で花に囲まれて眠るおじちゃんは
鼻毛が白かった(そこかい?!)
霊柩車に棺を乗せる前のお別れの時には
妹と2人 泣けて泣けて どうしようもありませんでした。
火葬場まで行く時間がなく
私は帰りのあずさに飛び乗りましたが
後日母から
「○○ちゃん(私)が来るって知ってたら弔辞をお願いしたかった。心残りで仕方ない。」
と、おばちゃんが話していたと聞きました。
5年前、祖母が100歳で旅立ったとき
大のおばあちゃんっ子だった私が弔辞を読ませてもらいました。
その時の拙い私の弔辞が忘れられなかったそうです。
おじちゃんの弔辞は、おじちゃんのお友達が読まれていました。
その弔辞が終わった後、司会の人の
「他にお言葉をかけたい方がいらっしゃったらお願いします。」
という言葉に一瞬迷ったものの
突然だったので言葉にならず、そのまま葬儀が終わったのです。
あの時勇気を出していれば、と悔やみました。
そんな話を、先週久しぶりに会ってランチした幼馴染みに話したんです。
そしたら彼女がこう言いました。
「今から手紙を書けばいいじゃない。お手紙送って仏壇に置いておいてもらえばいいじゃない。」
そうか!今からでもおじちゃんに手紙を書けばいいんだ!
帰ってさっそく、おじちゃんに手紙を書きました。
もっともっとたくさん話がしたかったこと。
もっともっと一緒にお酒が飲みたかったこと。
ある夏、遊びに行ったら、アロハシャツにエプロン姿でおじちゃんが作ってくれた揚げ出し豆腐がとっても美味しかったこと。
姉の結婚式にしてくれたおじちゃんのスピーチが、等身大で真心のこもったとっても素敵なスピーチだったこと。
私が「ありがとう。」って言ったら「俺にはこのくらいの事しか出来ないけど…」って少し照れたように答えたおじちゃんを見て、自分の大きさを知っている人ってなんてかっこいいんだろう!って感激したこと。
次から次から、言葉が溢れて来て、空の模様の便せんは、私のへたくそな字でぎっしりになりました。
おばちゃんには
「仏壇にしばらく置いてください。何日かしたら処分してください。おばちゃんも読んでもいいよ。」と添えて
金曜の朝、通勤するときポストに入れました。
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週末、久しぶりの家族旅行で伊豆に行ってきました。
天気も良く紅葉も綺麗![]()
車の中から見える富士山も すっかり雪帽子。
ペリーが黒船でやってきたという街を散策して
ホテルに着いたら窓からは最高の眺め![]()
うわ!ここ、夏だったら最高だろうなあ![]()
温泉でゆっくりと体を温め
海の幸山の幸のご馳走に舌鼓を打ち(もちろん
もな!)
部屋に戻って布団にダイブ!
ああ…シ・ア・ワ・セ~
:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
中学生の娘、あと何回こんなふうに家族旅行に付き合ってくれるかな?
フカフカのお布団で爆睡した翌日は
朝の温泉に浸かって朝食バイキング。
ああ、満員電車も仕事も家事もない世界。
このまま現実世界から逃亡したーい!
(≧∇≦)
チェックイアウト後は浜辺をお散歩。
どこまでも続く海。
寄せては返す波の音。
ずっと見てても飽きないのは、その昔私達の祖先が海から生まれたからかしら?
砂浜に風が作った縞模様。自然が生み出す芸術。
帰りは、途中の箱根でラリック美術館へ。
アール・ヌーヴォー作品とガラス工芸作品に溢れるこの美術館。
大好きなんだけど、見て回ってると帰りの渋滞にハマるので今回は昼食と売店のみを楽しみました。
夕べから食べ続けてるのでたいしてお腹がすかず、サラダとスープだけにしたけれどかなりのボリュームがあってとっても美味しかった♪
すぐ横には、本当に走っていた列車の車両のオリエント急行が(中はレストランになっています)。
写真の展示と写真家さんによるトークショーが行われていました。
売店。
大好きなんです!ここの売店。
売店のためだけに、わざわざ箱根まで来たいくらい♪
1時間ほど物色して、芸術作品とは関係ないものばかりをゲット。
ほかにも欲しいもの10個くらいあったけど。
…というわけで、久しぶりの家族旅行、楽しんでまいりました。
一晩寝たら現実世界よ。
そして月曜日。
すっかり現実に戻って仕事して、歯医者に寄って家に帰ったら、ポストに見慣れた字の封筒が!
金曜に私が出したおばちゃんへの手紙のお返事でした。
今回私が送った手紙が、とてもとても嬉しかったこと。
きっとおじちゃんは少し照れてると思います。
そして、何よりもこれからの私の支えになります。大切にします。
言いようのない寂しさの毎日ですが、これからひとりを工夫しながら暮らしていかなければと思っています。
老いの日々はなおのこと矢の如しで過ぎます。
「生かされている」を実感しています。
そして、私や家族の健康と幸せを願う言葉が綴られていました。
夕飯の支度も忘れ、何度も何度も読み返して、封筒に戻して思わず胸にぎゅっと抱きしめました。
今日あたり私の手紙が着くころかな?と思っていたのに
こんなに早く
こんなに丁寧な手紙を返してくれるなんて。
おばちゃんの真心と、寂しさが痛いほど伝わってきて
胸がいっぱいになりました。
この前も寂しいかな、と思って電話したら
明るいおばちゃんの声に私の方が励まされてしまいました。
おじちゃん。
あなたの愛した人は
海のように大きくてあったかくて深い心を持った人です。
どうぞしっかり見守ってあげてね。
思いがけず受け取った大切な宝物。
「生かされている」というおばちゃんの言葉。
この世の中にあるすべてのものには必ず終わりがあって
日々一刻と変化を続けてる。
家族で旅行に行けること。
健康な体で仕事に行けること。
そんな「あたりまえ」を大切にしよう。
そんなふうに思った週の始まりでした。
とても個人的な今回の記事。
長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。
皆さまのかけがえのない「当たり前」が 今日も輝いていますように。
(お写真いくつかお借りしました)
















