皆さま、こんばんは。

 

 

熱帯の国、タイタイの牛田くんの演奏会も無事終わり、

 

微笑みの国、タイの聴衆をさらに熱くさせたこと、

 

コンサートが大成功だったことは、facebookにアップしてくれた牛田くんの充実感溢れる笑顔からもうかがい知ることが出来ますね。

 

本当によかった!\(^_^)/\(^_^)/

 

牛田くん、お疲れ様でした。

 

忙しい中でのfacebookのこまめな更新、ありがとう。

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タイまではるばる応援に行ったファン友さん達も、お疲れ様でした。

 

 

牛田くん、デビュー5周年目の今年は、新しい国にしっかりと足跡を遺し、

 

さらに大きく世界に羽ばたくことでしょう。

 

心からの拍手とブラボーを!

 

 

 

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さて、

 

以前、娘が 学校の図書室から

 

私のためにこの本を借りて来てくれたことを書きました。

 

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「蜜蜂と遠雷」

恩田陸(幻冬舎)

 

そう。2016年の直木賞受賞作品。

 

テーマは日本で行われる世界的ピアノコンクール。

 

 

上下二段にわたってビッシリと文字が並んだページが507ページもある大作です。

 

 

仕事を辞めてフリーな時間があったからこそ読めた本。

 

このタイミングに感謝です。

 

 

 

 

メインで登場するのは、以下の4人。

 

 

子供の頃、天才少女と呼ばれ、幾度となくコンサートで演奏してきたけれど

 

突然の母親の死によってピアノから遠ざかってしまった20歳の栄伝亜夜。

 

 

ジュリアード音楽院の学生で、性格、ルックス、音楽性のすべてにおいて完璧な19歳のマサル・カルロス・レヴィ・アナトール。

 

 

ピアノを持たずに養蜂家の父を手伝いながら全国を転々としている、とらえどころのない16歳の少年、風間塵。

 

サラリーマンで妻子もありながら、音楽への夢を捨てきれない28歳の高島明石。

 

 

 

この本のページをめくると、

 

いきなりタイトルの次に目次に並ぶのは数えきれないほどの音楽のジャンルや曲目の数々。

 

「前奏曲」「ノクターン」「音の絵」「春の祭典」「鬼火」「愛の挨拶」、etc.…

 

次のページはコンクールの課題曲がズラリ。

 

さらにページをめくると、4人の奏者が第一予選から本選までの演奏にエントリーした曲目の一覧。

 

この段階で、ああ本格的だな、これから本物のピアノコンクールを目の当たりにするのだな、という期待感でワクワクします。

 

 

 

恩田陸さん。

 

この小説を執筆するにあたり、どれだけ音楽のことを勉強されたのでしょう。

 

すごく専門的であり(でもわかりやすい)、

 

相当音楽に精通した人でなければ表現しきれないのではないかと思うような圧倒的な表現力。

 

 

文章を読みながら、自分もコンクール会場の椅子に身を沈めて

 

実際コンテスタントたちの演奏を聴いているような気持になり

 

何度も手に汗にぎったり、鳥肌が立ったりしました。

 

 

 

登場人物一人一人の心理描写も見事でした。

 

コンテスタントのみならず、時には審査員の視点から描いてあったりして、

 

なるほど、コンクールとはこういうものなのか。

 

 

最後の最後まで誰が勝つのか予測がつかない。

 

コンテスタントそれぞれが、音楽に対する深い造詣があり、

 

この場に到達するまでの道程があり、

 

抱いている夢、背負っているものがあり、

 

彼らが紡ぎ出す音楽が彼らという人間そのものだとすると、

 

それに順位をつけるのは非常に難しい作業であると思いました。

 

 

 

物語の中に登場する数々の曲。

 

知っている曲もあれば知らない曲もあり、

 

コンクールの中で演奏される曲をYouTubeで検索し、イヤホンで聴きながら、スマホとセットで読み進める。こんな体験は初めてでした。

 

なんて贅沢な読み方なんでしょう。

 

 

牛田くんが今リサイタルで最も力を入れている、リストのピアノ・ソナタ ロ短調。

 

こんなふうに表現されています。

 

「難曲揃いのリストの曲の中でも、さまざまな技量が要求される最高級の難曲である。

その複雑かつ精緻な構造は繰り返し研究されてきたが、マサルはこの曲を聴くたびに、周到に伏線の張られた、巧みな構成の長編小説のようだと思う。

そう。これは、音符で描かれた壮大な物語なのだ。

書いた側にも、読む側にも、かなりの力量が必要な。

吟遊詩人のように、この曲を丸ごと身体に入れて、舞台の上で語れるようにならなければならない。

この、素晴らしい文章で描かれた、企みに満ちた物語を。」

 

そして実に10ページにもわたり、このピアノ・ソナタロ短調の音符で描かれた壮大な物語と奏者の心情が描かれているんです。

 

この本の中には数多くのピアノ曲が登場しますが、ここまでページをさいて書かれているのはこの曲がダントツでした。

 

 

あらためて、牛田くん、つくづくすごい曲に挑戦しているんだなあ…。

 

くーっ!こんなに可愛いくせにーっ!(≧▽≦)(≧▽≦)(≧▽≦)

 

 

 

この本を読んで、たくさんの曲と出会うことが出来ました。

 

牛田くんが既に弾いてくれた曲もあるし、これから弾いてほしいなあ、と思う曲も。

 

 

楽しみなのは、来年の1月に群馬で初披露してくれる「プロコフィエフピアノ協奏曲第3番」。

 

牛田くんは、マエストロ・プレトニョフに、「プロコフィエフの協奏曲が合っている」と言われたそうですが、

 

プロコフィエフピアノ協奏曲第3番について、この本の中ではこんな会話が出てきます。

 

「(プロコフィエフの)3番聴いてると、『スター・ウォーズ』みたいなスペース・オペラを想像するんだよね。」

 

「分かる。宇宙ものだよね、あれは。」

 

その、『スター・ウォーズ』みたいだというプロコフィエフピアノ協奏曲第3番。

 

辻井伸行さんの演奏でどうぞ。

 

なるほど!確かに広大な宇宙感!

 

牛田くんに似合いそうですね。

 

 

この本のおかげで、本当にいろんな曲と出会うことが出来ましたが、

 

いつか牛田くんの演奏で聴いてみたいな、と思ったのが(たくさんありますが)

 

リストの「小鳥に説教するアッシジの聖フランチェスコ」

 

本当に鳥の羽ばたきやさえずりが聴こえてきそう。

 

 

それから、超絶技巧として有名なリストの「鬼火」。

 

こちらは阪田知樹さんの演奏で。

 

 

 

コンクールで鎬を削るコンテスタント達、どの人物も非常に魅力的でしたが、

 

16歳の風間塵は、『ピアノの森』の一ノ瀬海にキャラクターがそっくりだと思いました。

 

こだわりがなく自然と同化している、どこまでも自由な妖精のような男の子。

 

 

 

それまで一人でピアノと向き合ってきたコンテスタント達が、

 

コンクールという場所で出会い、お互いに刺激を受け、

 

迷い、葛藤し、涙を流し、

 

それぞれに自分だけの音楽を見つけ、一回りも二回りも成長していく。

 

 

音楽って偉大。音楽って素晴らしい。

 

こんな月並みな感想しか書けませんが、

 

彼らにとって、音楽というものが、どれだけ大きな意味を持ち、人生そのものであるかということ。

 

コンクールに出場するということの大きな覚悟と、その中で彼らが得る、計り知れない大きな大きな副産物。

 

 

専門的に音楽をやっているかどうかということ以前に

 

この世界は音で溢れています。

 

雨が屋根をたたく音。

 

街の雑踏。

 

子供の歌声。

 

 

私達は、音楽と共に生きている。

 

ああ、音楽に出会えてよかった。

 

そんな清々しい気持ちになれる1冊でした。

 

 

学校の図書室から借りて来てくれた娘に感謝です♪

 

 

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さて、そんな娘のために何かしたくって、

 

娘の大好きなりんごジューズの2色ゼリーを作ったことは前回の記事で書きました。

 

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これ、お友達にも大好評なんです。

 

見た目もきれいだし、簡単に作れちゃう。

 

なので今日はこちらでレシピを紹介したいと思います。

 

 

《材料》

・りんごジュース…500cc

・牛乳…200cc

・生クリーム…200cc

・砂糖…100g

・卵…1個

・ゼラチン…15g

 

《作り方》

①ゼラチンを大さじ3の水でふやかす

②鍋にジュースと砂糖と①のゼラチンを加え沸騰させる

③ボールに卵、牛乳、生クリームを入れ、泡だて器で混ぜる

④③に②を入れて混ぜ、熱いうちに型に入れて冷やして固める。

 

 

ね、簡単でしょラブラブ

 

冷ましてるうちに、牛乳・生クリームとりんごジュースが勝手に分離して2層になってくれるのです(^^)

 

ゼリーの上にミントの葉っぱや、小さくカットしたキウイなんかを乗せても素敵です。

 

もちろんオレンジジュースやグレープジュースなどで作ってもおっけー

 

 

 

 

 

昨日は余ったフランスパンでラスクを作りました。

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これもとっても簡単です。

 

《材料》

・フランスパン…適量

・マーガリン…適量

・グラニュー糖…適量

 

《作り方》

①フランスパンを7~8㎜にスライスする

②マーガリンを塗る

③グラニュー糖をパラパラとまぶす

④オーブントースターで、弱め(250Wくらい)で、約15~20分加熱する

 

 

シナモンパウダーを振りかけてもおっけーです♪

 

 

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長かった私の休暇の最終日の今日、娘と二人で映画『ラ・ラ・ランド』を観てきました。

 

 

ゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞で、各部門の賞を総なめにしている話題作。

 

ミュージカルが好きな私にも、ジャズが好きな娘にも、どストライクの映画でした。

 

楽しくって、ハッピーで、最後はちょっと切なくて涙がほろり。

 

 

夢を持ち続けることの素晴らしさ、音楽の素晴らしさを教えてくれました。

 

 

ジャズピアニストのセバスチャン役を演じたライアン・ゴズリングは、3ケ月間毎日2時間、ピアノの猛特訓をみっちりしたそうです(それでも少なく感じてしまう私もアナタも きっと牛田病(///∇//) )。

 

なので、彼の演奏シーンはどれも吹き替えではなく彼自身が演奏したものだそう。

 

お見事!さすがプロ!

 

見ていると体中の細胞一つ一つがピチピチと動き出すような、元気になれる映画です。

 

絶賛上映中。よろしかったら、ぜひ。

 

《予告編》

 

娘は家に帰るとピアノに突進し、自己流ジャズでさっき聴いたばかりの映画音楽を耳コピで再現していました。

 

 

 

 

 

 

 

さて、明日からとうとう新しい仕事が始まります。

 

思いがけず手にした1ケ月の休暇で、体も心もすっかりリフレッシュすることが出来ました(^^)。

 

 

明日から心機一転、再び社会人。

 

ワクワク、ドキドキではありますが、

 

少しでも早くお役に立てるよう、しっかりがんばります!(๑•̀д•́๑)キリッ