みなさまこんにちは。

 

暦も7月になりました。

 

わたくしが勝手に作った今年のカレンダーの7月はこちら!

読響との共演。久しぶりに聴ける牛田くんのショパンコンチェルト第2番。楽しみですね♪

 

 

 

さて、昨日7月1日、プレトニョフさんのコンサートに行ってまいりました。

昨年の牛田くんとの共演では、指揮をするプレさんの姿をたくさん拝見しましたが、ピアノはまだ一度も聴いたことがないなあ、と思いまして。

 

 

7月1日(金)19:00~

東京オペラシティ

ミハイル・プレトニョフ 「協奏曲の夕べ」

指揮:現田茂夫 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

 

~ピアノの奥義を極めた孤高の巨匠!

  ここにしかない

  最高の体験が待っている!!IMG_1727.JPG

クリアファイル持ってくの忘れたら、バッグの中でクシャクシャになってしまったチラシ汗

 

 

 

オペラシティに足を運ぶのは、2月13日の牛田くんのリサイタル以来。

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ホールに向かってこの道を歩くと、ワクワク感が高まります。

コンサートが夜からだと、なぜかワクワク感がさらにアップする感じ。

 

 

たけのこを縦に切ったようなこの天井を見上げると、なんだか懐かしいような気持ちになります。

 

 

~ プログラム ~

 

♪スクリャービン:夢想 ホ短調 作品24

 

♪スクリャービン:ピアノ協奏曲 嬰ヘ短調 Op.20

  第1楽章 アレグロ

  第2楽章 アンダンテ

  第3楽章 アレグロ・モデラート

 

♪ラフマニノフ:ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18

  第1楽章 モデラート

  第2楽章 アダージョ・ソステヌート

  第3楽章 アレグロ・スケルツァンド

 

プログラムには、2つのピアノ協奏曲しか載っていませんでしたが、配布された紙に『出演者の希望により、冒頭にスクリャービンの「夢想」を演奏いたします。』と書いてありました。

 

スクリャービンといえば、牛田くん、2014年3月の長野、山梨、文京のリサイタルで練習曲2-1と8-12を披露しています。

 

スクリャービンのコンチェルト、聴くのは初めて。

一体どんな曲なのでしょう。

ピアノ協奏曲の後に「第○番」とついていないのは、スクリャービンが生涯の中で作ったピアノ協奏曲が1曲だけだからなんですね。

 

東京フィルハーモニーによる「夢想」が始まりました。

たゆたうような、まどろむような、夢と現実の狭間を行ったり来たり。まさに「夢想」。

心地よいメロディ。心地よい音色。

早めの夕ご飯を下のお店で食べたとき、ビール生ビール飲みたいのをグッと我慢して本当によかった。

飲んでたら確実に夢想の世界に行ってたわ。

 

 

舞台の中央には「SIGERU KAWAI」の文字がしっかり刻まれたピカピカ黒光りするピアノ。

へえ、プレさんカワイを選んだんだー、と意外でしたが、パンフレットによると、プレトニョフさん、2006年に突然ピアノ活動を停止して世界を驚かせ、「SHIGERU KAWAI」ピアノとの出会いによって2013年よりピアニストとしての活動を再開させたのだとか。

割と最近のことなんですね。

 

 

拍手の中、登場しました巨匠。

昨年の牛田くんとのツアーの時と同じ、スタンドカラーの黒い衣装です。

彼が登場しただけで、会場の温度が少し上がったような気がしました。

いるだけで圧倒的な存在感。

さりげなく挨拶し、さりげなくピアノの前に座ります。

 

オーケストラの短い導入部を経て始まったピアノ演奏。

弾き出し方も、やっぱりさりげない。

 

・・・ん?

 

さっきプログラムを見て、友人と「今日は短調の曲ばっかりだね。さすがロシア。」などと言っていたのですが、そこに暗さや重々しさはほとんどなく、甘美でさえあるメロディ。

 

表情ひとつ変えず弾くプレさんの生み出す音色の美しいこと!

光のしずく。水の輝き。

特に高温の弱音が、なんとも言えず透明でキラキラしています。

 

曲の構成なのか、プレさんが弾くからなのか、ピアノだけが前に出る感じが全くなく、とても自然にオケと融合している様は、見事としか言いようがありません。

そして、自分が弾かないときは腕組みをして、余裕の構えです。

 

やがて曲は盛り上がり、プレトニョフ氏、まるで鍵盤が指に吸い付くように自在にピアノを操ります。

 

演奏が終わると、大拍手とともにあちこちから飛び交う「ブラボー」の声!

さすが、世界の巨匠!

 

自分より年若い指揮者に賛辞を贈るように、指揮者の手を取って一緒にご挨拶。

 

彼が舞台袖に消えても全くやむことのない拍手の渦。

 

プレさん、再び姿を現して、挨拶してくれました。

 

 

 

ラフマニノフピアノ協奏曲第2番。

 

またここでも、2014年の10月にたった一度だけこの曲を披露した牛田くんのことを思い出しました。

頬と耳をピンク色に染めて、見事に大曲を弾き切った15歳になったばかりの牛田くん。

 

プレさんの演奏は、さすが、円熟してました。

オケの響きも心地良く、何度か一瞬「夢想」の世界へ。

なんの気負いもなく、軽々弾いているように見えるのに、しっかりと輝きを放つこの音色。

 

さ・す・がー!

 

表情もほとんど変えず、体の大きな動きもないのに、生み出される音たちは蓋が開いていろんな色の輝く石が飛び出す宝石箱。

東フィルさんのこれまた素晴らしい音色が一層華やかに花を添えます。

 

いやー、圧巻!

 

フィニッシュとともに湧き上がる拍手。

またしてもあちこちからブラボーの声。

思わず私も「ブラボー!」と声を出してしまいました。

 

そして、あちこちからニョキニョキ生えるたけのこたけのこのように、スタンディングオベーションで彼を讃える聴衆たち。

思わず私も立ち上がり、膝からバックやらオペラグラスやら、いろんなものをまき散らしました(^_^;)

 

大きな拍手の中、彼が再びピアノの前に座ったときは本当に嬉しかった。

 

あ、知ってるこの曲。

そう。長野や山梨で、牛田くんが弾いた曲。

切なくて、ドラマチックなこの曲。

なんだっけ?なんだっけ?

 

あとで見たら、ラフマニノフの「エレジー」でした。IMG_1722.jpg

 

ラフマニノフ:エレジー Op.3-1

こんな切ない悲恋の曲を、当時14歳の牛田くん、演奏していたんですね。

 

 

と、このようにところどころで牛田病を発症させつつも、とても楽しませてもらったプレトニョフさんのピアノ。

 

素人の私にも、彼が世界に名をはせるだけの素晴らしいピアニストであることがよく分かりました。

 

あらためて、牛田くん、すごい人と共演したんだな~。

(たどりつくのはやっぱりそこ)

 

プレトニョフさん、兵庫、京都、東京、愛知と、なかなかにハードなスケジュールで只今絶賛日本全国公演中です。

 

くわしくは こちら

 

 

私が行ったのは「協奏曲の夕べ」でしたが、「リサイタルの夕べ」もあります。

バッハにグリーグ、そして、とってもハッピーになりそうなモーツァルトのピアノ・ソナタ音譜

 

行かれる方、ぜひ感想を聞かせてくださいね。

 

今頃プログラムの写真

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実は私、スタンディングオベーションで立ち上がった時、いろいろバラまいて、プログラムを紛失。

それに気づいて会場まで取りに戻ろうとした私に、優しい友人(通称グッジョブ)が、自分の分をくれたのです。

ありがとう、グッジョブラブラブ

 

 

 

 

そして、ここまで読んでくださった皆さまに素敵なお知らせラブラブ

 

ファン智のJさんに教えてもらいました。

 

12月10日(土)14:00~

かつしかシンフォニーヒルズ(東京都)

牛田智大ピアノリサイタル

 

があります。

 

くわしくは こちら

 

 

せっかく牛田くんが東京に、寅さんのふるさとに来てくれるのに、私、この日仕事で行けません

 

(T_T)

 

うーん、なんとかならんものか…。

 

 

それでは、また!

(^-^)ノ~~

 

 

 

※「エレジー」の動画、追加しました。

(2016年7月3日)