みなさま、昨日のフィギュアNHK杯、ご覧になりました?





羽生選手の、気高く美しく、気迫溢れるあの演技!




本人が一番驚いたのではないかと思われる、


人間の限界を超えた、脅威の史上最高特点!


322.40点って!もう異次元レベル!




新聞にもこの見出し!


モーおうし座全身の鳥肌ヒヨコが、スタンディングオベーション!



興奮状態にありながらも、まず感謝の気持ちを口にする、謙虚で礼儀正しい羽生選手。


いったい彼はどこまで突き進んで行くのでしょう。


突き進みつつ、冷静に自分自身と向き合い、常に応援してくれる人達への感謝を忘れない。


アスリートとしてだけでなく、人として、学ぶべきものをたくさん兼ね備えたこのお方。


まさに日本の宝ですね宝石ブルーキラキラ




無良選手も銅メダルおめでとう。


大ちゃんや織田くんが引退しちゃって寂しいな、と思っていたけれど、


放送席の織田くんと鈴木明子ちゃんのところに来て、ともに喜び合う姿は感動的でした。


こうして少しずつ時代が動き、続々と新しい選手が輩出されてきています。



女子の演技に間に合うように、気合入れて夕飯作ったのに、


気が付いたらソファで寝てたらしく、


目が覚めたのは、ちょうど真央ちゃんの演技が終わったあとでした


(T_T)




知子ちゃん、優勝おめでとう!

真央ちゃん、銅メダルおめでとう!




さて、日曜の朝、


ゆっくり起きて、朝食を済ませ、時計を見たら9時10分。


「あ、『題名のない音楽会』やってる!」


と、テレビをつけたら、目に飛び込んできたのはピアニストの反田恭平さん。



1994年生まれ、現在モスクワ音楽院に在籍するこのお方。

(日本人初の最高得点でモスクワ音楽院に入学されたそうです)


牛田くんとも親交があり、牛田くんは彼のことを「先輩、先輩」と呼ぶそうです。



実は、去る9月27日、この方がソリストを務める大好きなチャイコン1番のコンサートに行ってきました。




長い髪をたらし、やや上目遣いの反田さん。


ちょっと女性的な方をイメージしてたのですが、


実際舞台に登場した彼は、髪を後ろで一つに束ね、


演奏スタイルも背中を丸めるようにして、鍵盤から指を離すときの仕草も独特。


なんというか、学者肌というか、独特の味を持ったピアニスト。


指の動きも素晴らしく、キレのいい素晴らしい演奏でした。



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サイン会の様子。



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プログラムもグリンカの「ルスランとリュミドラ」、チャイコフスキーの「交響曲第5番」と、プレ&牛田ツアーと同じだったうえに、


アンコール曲は去年の春、牛田くんが聴かせてくれたスクリャービンの「練習曲8-12」に、ツアーで何度も聴いた「弦楽セレナーデ」。


イカんと思いつつ、ひそかに「これが牛田くんだったら病」を少々発症したことをここで告白します(//・_・//)




話を『題名のない音楽会』に戻します。


「きゃ。反田さんだ!」と、追っかけ再生で見ようとしたら(毎回録画してます)、容量オーバーで撮れてなかったことが判明。


(T_T)


しかも、娘がすごく楽しみにしていた夕べの『世にも奇妙な物語』すら、最初の26分しか取れてないことが分かり、思春期のめんどくさいヤツに泣かれるし、恨まれるし…。


(T_T)



なので、途中からしか見られなかったのですが、反田さん、とても面白いことを言ってました。


ピアニストの手は、練習を続けるうちに、独特の筋肉が発達する。


実際、彼の手は、親指と人差し指の付け根のあたりが鶏の胸肉のように盛り上がっており、独特の形でした。


おぼろげですが、反田さんがおっしゃるには、この筋肉が発達するのは「ベートーヴェン筋」。


オクターブ奏法が多いため、親指と小指の付け根(?違うかも)が発達するのが「ラフマニノフ筋」。


超絶技巧が多いため、薬指の付け根が発達するのが「リスト筋」。


などなど、とても面白い話をされていました。


牛田くんの手も、そんなふうに分析して見せてほしい♪

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『月刊Piano』2013年11月号に載った牛田くんの右手の写真。


きっとこの2年間で練習に練習を重ね、もっと大きく筋肉の発達した手に進化していることでしょうね。


月刊Pianoさ~~ん!

その後の追跡調査、よろしくお願いいたしまーす!

(^O^)/




あ、また脱線しちゃった(〃∇〃)





今日の『題名~』、サキソフォン奏者の上野耕平さんという方も出演されていて、日々の練習で鍛えられた長い息を、水の入ったコップをストローでぶくぶくと吹き続けることで披露されていました。


反田さんが演奏したのは、先日大阪のリサイタルのアンコールでも牛田くんが披露してくれたビゼーの「カルメン幻想曲」。


(≧▽≦)



そして、司会の五嶋龍さんも交えて、三人でフォスターの草競馬を演奏。



それぞれが、自身の楽器を愛し、自分の音楽に誇りを持ちながら、お互いの音楽と融合させる心躍る演奏。



実は私、前任の司会者、佐渡裕さんが大好きでしたので、司会が五嶋さんに替わってからというもの、なんか急に今どきっぽくなってしまった新しいスタイルになかなか馴染めず、そのたびに


「佐渡さ~ん(:_;)」


と、一生懸命タクトを振って、高嶋ちさ子さんにこてんぱんにやられていた、汗っかきのクマさんみたいな佐渡さんのことを恋しく思っておりました。


だって、なんか、突然オシャレになって、味気なくなったような…。


でも、今日の演奏を見て、27歳という若さで司会をこなす五嶋さんが、同世代の音楽家達と心底楽しそうに演奏する姿を見て、「頑張れ!」って素直に思いました。


世代交代に感じるささやかな寂しさと小さな抵抗。

これって、自分が年を取った証拠なんでしょうかね?


でも、音楽に限らず、若い人達が受け継いで、発展させないことには芸術も技術も、なんだって廃れてしまいます。



今日の『題名のない音楽会』、とても面白かったので、是非再放送を見ようと思ってます。


12月6日(日) 夜11:00~11:30

BS朝日 「特殊筋肉と音楽家たち」


ご興味のある方は是非ご覧ください(^^)




若い音楽家といえば、


9月に行われた娘のピアノの発表会に、スペシャルゲストが来てくれました。


島田光博くんというヴァイオリニストの男の子。


娘の通うピアノ教室の、Jくん(高1)と同級生だそうで、


数々のコンクールで優勝、入賞し、プロとしてデビューすることになった島田くんと、


優しい音色でいつも私達を酔わせてくれるJくんのピアノのコラボをどうしても聴きたかった先生が口説き落としたのだそうです。


子供のピアノ発表会で、まさかプロのヴァイオリニストの演奏が聴けるとは!


ただで聴くのがもったいない、拝みたくなるような素敵な演奏でした♪


(ちなみに島田くん、私の友人グッジョブの息子とも同級生)←どうでもいい情報



その彼が、同じ歳の若い音楽家たちとユニットを組んで、今度新宿でデビューコンサートを行います。



無限の可能性を秘めた、この若き音楽家たち、


全員牛田くんと同じ1999年生まれの高校1年生。



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史上最年少、12歳のピアニスト!


と騒がれた牛田くんと同世代の若者達が、どんどん世に出てきているのですね。


なんかしみじみしちゃいます。



さあ、牛田くん。

いよいよこれからが

あなたの本当の魅力を発揮する時代ですよ!




そんな牛田くん、今頃兵庫県のカニの町、香住でリサイタルです。



香住区中央公民館。


客席数約200。自由席。(←実際は600席だったそうです)


カニの町。むしろカニしかない町(ファン智さん情報)



今頃こんな具合じゃないでしょうか。



イカ、もとい、以下、私の妄想



☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*



30畳ほどの大広間に並ぶ長テーブルと敷き詰められた200枚の座布団。


テーブルの上には香住の松葉ガニとビールビール




集まってきたのは、地元のクラシックファンと日頃頑張っている漁師さん。


そして、日本全国東奔西走のファン智さん。



畳より20センチほど高くなった舞台に置かれたピアノ。


背後には赤と白のおめでたい幕がかかり、


プログラムはクラシックにしては珍しいめくり台。

(↑マネージャーが1曲ごとめくる)



いつもと違う風景に、戸惑いつつも、日頃荒れ狂う海に出て漁に精出す漁師さんをねぎらうべく、心をこめた演奏をする牛田くん。


「リサイタルなのに、こんなんでいいのかしら?」

と最初戸惑い気味だったファン智さん達も、新鮮なカニの魅力に勝てず、獲れたての松葉ガニへと手を伸ばす。

「今日は耳からも目からもご馳走ね。」

と大満足。


普段からカニを食べなれている地元のクラシックファンのおばさま達も

「なんか変だわ。」

と思いながらも、素早い手の動きでカニ肉を掻き出し、目の前はみるみるカニの殻の山が。


ビールをしこたま飲み、カニを貪っていた漁師さん達。

あまりの音色の美しさにふと手を止めて思わず牛田くんのピアノの音色に聴き入る。


「ワシ、こんな綺麗な音楽聴いたの生まれて初めてや。まだ16歳やっちゅうのに、なんてすごい演奏するあんちゃんなんや。」

「ホンマや。ワシ、生きてて良かった。カニ獲っててよかった…。」

日に焼けた顔に、幾筋もの涙が伝う。


めくりタイプのプログラムも、最後の1枚になり、牛田くんがカニを楽しむ皆さんに心を込めたご挨拶。


「ブラボー!」のかわりに


「いよっ!いいぞ、日本一!」


の威勢のいい声があがる。


「あんちゃん、おおきに。いっぱいピアノ弾いて疲れたやろ。さ、あんちゃんもこっち来てカニ食いねえ!」


そう言われて、少し戸惑う牛田くん。


(どうしよう…。)

と、マネージャーさんの顔をうかがうと、


(食べていらっしゃい。)

と、ゆっくり頷くマネージャー。


「ありがとうございます。じゃ、いただきます。」


と、遠慮がちに舞台を降りる牛田くん。


「待って!牛田くんはピアニストなんだから、カニの殻で手に怪我なんかしたら大変。私がむきます!」


と、牛田くん思いの気が利くファン智さん(←既に腹いっぱい&牛田くんに近付きたい)。


「あんちゃん。喉渇いたやろ。ほれ、ビール飲みねえ。」


「あ、いえ。僕は未成年なので、オレンジジュースをいただきます。」







なーんてことになってないでしょうかっ?!

(`(エ)´)ノ_彡  お酒は二十歳を過ぎてから



詳しくは、行かれた方のレポを楽しみに待ちましょうね。



では、ごきげんよう。


(^-^)ノ~~