気持ちよく晴れ渡った祝日、


行ってまいりましたよ。



11月3日(火・祝日) 牛田智大ピアノリサイタル

      in 大阪ザ・シンフォニーホール


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ザ・シンフォニーホールといえば、


今年の2月、私にとってはちょっと(かなり)せつない思い出のある場所。


(泣きながら書いた その時の記事は →こちら


あれから約10ケ月。ちゃんと私は再びここに来て、牛田くんのピアノを聴くことが出来ました。





新大阪に向かう新幹線の、やけにフカフカな窓際のシートに腰をおろし一息ついていたところ、


品川から乗ってきた女性が、私に向かって「そこ、私の席です。」


チケットをよく見れば、同じ窓際でも私の席は、DではなくA。


平謝りしてA席に移動し、再びつろぐ私。


新潟に行った時は、トンネルだらけの上越新幹線で苦労したけれど、


今回ののぞみ、なんだか広いし、足乗せの台までフカフカだし、ケータイの充電も出来るし、

前からも横からもテーブルが出せる。\(^O^)/ヒャッホー!音譜


前のシートのネットには旅雑誌風の薄い冊子が2冊。

今回もつっこみどころ満載のお品はないかしら、と手にとってパラパラ見たけれど、なんだかおハイソ(←死語)な感じでつっこみどころ無し(残念)。


そのうち、お姉さんが1人ずつにわざわざおしぼりを配りにきてくれた。


んまあ!なんて待遇いいの?

すいてるし、快適な旅になりそうラブラブ


と、さっき東京駅で買ったクッキーでも食べようとゴソゴソやっていたら、上品なお姉さんが切符の拝見に。


そして、


「お客様。この切符は16号車のものです。こちらは10号車でグリーン車となっております。」


とのこと。


( ̄□ ̄;)!!ナヌ?!



ノミのように小さくなってお詫びして、新幹線の中を6号車分移動するワタシ。


(//・_・//)ハズー…


こういうおっちょこちょいって、どうやったら治るのでしょうか?





途中の車両は修学旅行の高校生で溢れかえり、若さとスナックの匂いにむせ返りそう。


・・・ああ、これが全員牛田くんだったらなあ。


同世代の子たちが、こんなふうにトランプしたりおしゃべりに花を咲かせている間にも、牛田くんはひたすらピアノと向き合っているんだろうなあ。





そして発覚したもうひとつの事実。


化粧ポーチ家に置いて来た!


(iДi)


2月のシンフォニーホールでは、号泣するあまり化粧が全部取れて、ほぼスッピン状態に戻ったために、


今回はしっかり中身を充実させてきた、チケットの次に大事な化粧ポーチを忘れるなんて…。


モーおうし座自分がイヤ。

(T_T)(T_T)(T_T)



いや、今日は決して泣くまい。

頑張れ、自分!柔道ウッス!



さて、そんなおっちょこちょいのワタシも、途中でファン智さん達と合流し、無事にシンフォニーホールに到着することが出来ました。


写真撮りませんでしたが、ホール前の木立ちは、ほんの少しずつ紅葉が始まっていましたもみじ



建物に入ると曲順変更を知らせる看板が。

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休憩後の第二部の最初に演奏を予定していた「愛と死」を、第一部の頭に持ってきたようです。



プログラム

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そのプログラムを開くと、中には牛田くんからのこんなメッセージが

(最初は気づかず、後でファン智さんに教えてもらいました(*^.^*) )



なぜブレる…(T_T)



Message


皆さまこんにちは。牛田智大です。

この4月から高校生になり『愛』について考えました。

小鳥をいとおしむ愛。

家族であるママに甘える愛。

好きな人を想う愛。

情熱的な愛。

刹那的な愛。

命をかけた愛。

いろいろ向かいあってみましたが、

最後はやっぱり「『愛』ってわからない」という堂々巡りにいたりました。

そんな16歳の今の僕の葛藤を、曲を通して表現できたらと思っています。




智大ったら…。(≧▽≦)(≧▽≦)(≧▽≦)


『愛』で葛藤しちゃったのね。

(いとしさ倍増)



…(*v.v)。コホン



本日のプログラム。


♪ グラナドス: 組曲「ゴイェスカス」恋するマホたちより“愛と死”(バラード)


♪ グリンカ/パラキレフ : ひばり


♪ モーツァルト : キラキラ星変奏曲 ハ長調 K.265

(フランスの歌「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲)


♪ ベートーヴェン : ソナタ 第14番 嬰ハ短調「月光」op.27-2


♪ ショパン :3 つの華麗なるワルツ op.34



* * * 休憩 * * *


♪ エルガー : 愛のあいさつop.12


♪ クライスラー/ラフマニノフ : 愛の悲しみ


♪ クライスラー/ラフマニノフ : 愛の喜び


♪ ラフマニノフ : パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏曲


♪ ガーシュウィン : ラプソディ・イン・ブルー



いろんな作曲家の曲があって、実にバラエティに富んだプログラム


でも、そこに共通するのは『愛』なのですね…(///∇//)



今回、チラシの裏側に、胸がきゅんとなるような言葉が書いてありました。



“ザ・シンフォニーホールに舞い降りた天使”

舞台の上で鍵盤を滑らせる彼の姿は多くの方の目にそんなイメージで焼きついているのではないでしょうか?

初めてのリサイタルでホールを1周しそうなサインの列に彼はずっと笑顔で答え、かかった時間はリサイタルの時間を遥かに越えるほど。

あれから3年、実績と研鑽を積み重ねて彼独自のピアニズムが魅せる進化を毎年大阪で聴くことを楽しみにしている人もきっと少なくないでしょう。

  (中略)

そこには今の彼にできる精一杯の「聴きに来て頂いた皆様へのおもてなし」の気持ちが詰まっています。

一歩一歩着実に大人の階段を昇る“今の牛田智大”を聴き逃しなく!



きっとこの大阪初リサイタルの時のエピソードですね。

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当時13歳になったばかりの牛田くん。


渾身の演奏の後で、リサイタルの時間を遥かに超えて、笑顔で一生懸命サインを書いてくれたんですね。


なんといじらしい…。゚(T^T)゚。


そりゃ、そんなけなげな対応してもらったら、大阪の皆さん、次も絶対聴きに来ようって思いますよね!


大阪シンフォニーホールの彼のリサイタル、毎回大人気でいい席がなかなか取れない理由が分かった気がしましたよ。


そう。牛田くんの演奏会は、いつだって「おもてなし」の心で溢れているんです。





さて、その、「おもてなし」の詰まった『愛のリサイタル』が始まりました。



木のぬくもりを感じる舞台中央に置かれたピアノは、『戴冠式』に続いて今回もYAMAHA。


照明がピアノを照らし出し、息を潜めてドアを見守る瞬間は、


その昔、デートの待ち合わせ場所で恋人を待つ時間に似ています(*^.^*)



登場した牛田くん。


いつものベスト姿に青系の太いストライプのネクタイ。


笑顔で会場の四方にご挨拶。



椅子に座り、持っていた小さなカイロで指を温めて、自分の左手で右腕をスーッと撫でました。


そして弾き始めた「愛と死」。


今回は指がよく見える席でしたので、指の動きに釘付けでした。


それぞれ片手に10本ずつあるんじゃないだろうかと思うような速くてしなやかな指の動き。


ダンスを踊っているようによく動くペダルを踏む足。


そして、しっかりと意志を持ち、ストーリーを語るその音色。


最後はマホの死を悼むように、美しく弱音を響かせて静かに静かに指と足をそっと鍵盤とペダルから離しました。


この曲のモデルとなったゴヤの代表作「日傘」。

マハ(スペインの伝統的な粋な女性)とマホ(スペインの伊達男)。


こんなに幸せそうなカップルなのに、悲しい結末を迎えてしまうのですね…。




その悲しみの余韻を引きずるかのような、哀しく、美しい「ひばり」。



哀しいけど、やっぱり牛田くんが弾くと、どうしてこんなにキラキラするんだろう。


目をつぶってただただ、この哀しく美しい曲を聴いていたい。


でも、目をつぶったら、牛田くんが見えなくなってもったいない(〃∇〃)


この、哀しいけれど情熱的な感じ。

命を注ぎ込むような、身を削るような、牛田くんの演奏。


なんとなく牛田くんの弾く「ラ・カンパネラ」を思い出す。


最初は「好きになれないかもしれない」と思ったのに、牛田くんの演奏を2回聴いただけで、もう私この曲が好きになってる。


舞台中央のピアノと牛田くんを照らし出すオレンジ色の照明。


牛田くんの頭の上の方から、1本の細い糸のような埃がひらりと落ちてくるのが見えました。


それはまるで、今飛んでいったひばりの羽根が1枚、そっと空から舞い降りてきたみたい。




そういえば、ここシンフォニーホールの天井の三角のオブジェは、音が舞い降りる鳥をイメージして造詣されたんでしたね。

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そう思って思わず天井を見上げると、本当にたくさんの鳥が舞っているみたい。


この曲にぴったり。


牛田くん、今度もとても丁寧に、優しく曲を弾き終えました。




キラキラ星変奏曲。


鼻がムズムズしたのかな?


演奏前に鼻をかいてました(^^)


ああ、牛田くんのモーツァルト、やっぱり大好き!ラブラブ


リラックスすると出てくる(byファン智さん)桃色の舌が、今日も顔を覗かせて、


そんな横顔を見てると嬉しくなる。


口笛を吹くように、いやいやをするように、微笑みを浮かべながら。


いろんな表情で鍵盤に向かい、時には目線を上に上げて、


魔法みたいに音の宝石を紡ぎだす牛田くん。


牛田くん、今楽しんでるかな?


牛田くんが楽しんでると、私も楽しくって嬉しくなる。



調がマイナーに変わり、さっきまで走り回って遊んでいたのに、ママとはぐれて迷子になってしまった。


そんな心細い感じ。


どうしよう。ママどこ?


ああ、よかった!ママ、そこにいたんだね!(勝手に物語作成中)


心細かったよ。でも、もう心配ないね。


なんてストーリーが目の前に展開されるような、牛田くんの演奏。


今日も幸せにしてくれてありがとう。



この曲のあとだったでしょうか?それとももっと後半だったかな?


牛田くんが集中して次の曲に入ろうと鍵盤に手を置いた瞬間に起こった拍手。


牛田くん、わざわざ立ち上がってちゃんとおじぎしてくれたんですよ。


律儀というか、優しいというか、やっぱり牛田くんのリサイタルには、根底に「お客様へのおもてなし」を感じます。




「月光」第一楽章。


ああ嬉しい。牛田くんの月光がまた聴ける。


牛田くんの弾く第一楽章は深い深い祈り。


漆黒の闇に浮かぶ、怖いくらいに白く明るい月。


月と闇を映して静かに揺れる湖の水面。


そっと目をつぶる(もったいない(〃∇〃) )と、心の波が静まっていくのを感じる。



少し前、ふいに思い立って足を運んだ誰もいない教会。


外は明るいのに、教会の中はほの暗く、ステンドグラスだけが外の陽の光を受けて柔らかな影を落としていました。


十字架にかけられたイエス像に向かって、後ろの席で1人ひっそりと祈ったことを思い出しました。


あの時と同じ、誰にも触れられない厳粛で静謐な時間。



第二楽章。


牛田くんの表情も柔らかくなり、口許に微笑みが浮かびます。


短いけど、小さいけど、大好きな曲。


私のイメージは、花びらの先だけ、ほんのり赤みをさした小さな白い花。


それを牛田くんが両手でそっと包み込むように(でも摘まないの)愛でるように弾いてくれます。



第3楽章。


バレンタインのオペラシティで聴いた方は、きっと驚かれたのではないでしょうか。


私も新潟のアンコールで聴いた時、耳を疑ったほど、


彼の月光第3楽章、強く、激しく、情熱的に進化していました。


あの時無色透明だった曲に、しっかりと16歳の今の自分を塗りこんだような演奏でした。



そしてショパンの3つの華麗なるワルツ。


長調→短調→長調 という、サンドイッチ状態なのですね。


ショパンが5年ぶりに両親と再会した喜びの中で書かれたという1曲目。


ゆったりしたリズムと喜びに満ちたメロディについついこちらも上体がリズムを取ってしまいます。



私のイメージの中では、ショパンのワルツらしからぬ短調な2曲目。


遠く離れた故郷を案じる、ショパンの葛藤が伝わってきます。



そして、牛田くんのファーストアルバムにも収録されている3曲目。


別名「猫のワルツ」。


弾いている牛田くんも楽しそう。


軽やかで華やかで気紛れで、ピッタリのネーミングですね。


牛田くんが猫とじゃれていると言うよりは、牛田くん自身が仔猫になって、チョウチョを追いかけたり、ボールを転がしたり、飽きて丸くなったりしているみたい。


その速く繊細な指の動き、まさに逃げ足の速い仔猫ちゃん。


ああ、楽しいな。幸せだな。


たっぷりと幸福感に浸ったまま、第一部が終わりました。




   *   *   *



休憩の後、また小さなカイロを手にして登場した牛田くん。

今回もベストのかわりにジャケットに身を包んでいました。


わたくし思うのですが、牛田くん、演奏前の「ため」が減ったと思いませんか?


ピアノの前に座り、宙を見つめて、音楽の神様と対話するようなあの時間。


私大好きだったんですが、最近あんまり見ないような気がします。


それだけ彼の集中力が高まったということなのでしょうか。




そして始まったお馴染み愛の3部作。


ゆったりと身を任せて牛田くんの紡ぎだすキラキラした音色に耳を澄ませます。


なんだか、安心しますね。この3曲は。


どの曲も好きですが、3曲目の「愛の喜び」。


私が生まれて初めて出席した、年の離れた従姉妹のお姉ちゃんの結婚式。


ピアノ講師のお姉ちゃんに近付きたくて、高校時代の同級生(ダンナ様)がピアノ教室に通い始めたのがなれそめの2人。


ダンナ様がこっそり練習を重ね、当日サプライズでお姉ちゃんに捧げた曲も、2人で仲良く連弾した曲も、何の曲だったか覚えていないのですが、


お姉ちゃんのリクエストで乾杯の曲が「愛の喜び」だったことだけは覚えています。


大好きな曲に耳を傾けながら肩を揺らして微笑んでいた本当に幸せそうなお姉ちゃん。


今もこの曲を聴くと、あの時の光景が蘇り、体中が幸せで満ち溢れます。


しかも、牛田くんの演奏で聴けるなんて…。




そして私の大好きなパガニーニ18番。


大好きな曲を大好きな人の演奏で聴けるこの喜び。


今日の牛田くんは、いつもより、鍵盤をしっかりと強めに叩いていたように感じます。


もったいないけど、目をつぶって、ただただ、その音色を体中の細胞全部で受け止めたい。


やっぱり会場中がキラキラとマイナスイオンで満たされて、魂が洗われていくみたいキラキラ


牛田くんの演奏って、本当に浄化作用があるのではないでしょうか。




ラストのラプソディ・イン・ブルー。


新潟で聴いて2回目ですが、びっくりしました。


前回聴いた時より、さらに幅を広げ、奥行きを深め、スケールが恐ろしく進化してるんです。


楽しくって粋で、時にちょっぴり憂鬱で、ゆらゆらと人の波に身を任せたり張り切ってみたり、


まるで一本の映画を見ているかのよう。


両腕と両手を精一杯開いて、ピアノを押さえつけるような牛田くんの渾身の演奏。


あまりの迫力に、息をするのも忘れそうでした。



フィニッシュ!



別の世界から、突然目が醒めたような錯覚。


大きな拍手の渦の中、立ち上がった牛田くん。


肩で息をしていました。


「やりきった!」という達成感を噛みしめるような表情。


微笑みを浮かべるその頬には赤みがさしています。


まるで100m走を全力で走った後みたい。


ううん、きっともっとエネルギーを使ったと思います。


ふらふらと少しよろめきながら舞台からはけていきました。



アンコールを求める拍手に応え、舞台に戻ってきた牛田くん。


まだ肩で息をしています。


胸に手を当てて、四方にお辞儀をして、また袖に入っていきました。



もうエネルギーを使い果たしてしまったのかもしれない。


あんなにすごい演奏をしたんだもの。


されど、拍手をやめることなど出来ようか!


再度登場してくれた牛田くん。今度はピアノの前に腰をおろしました。



・・・?


聴いたことがあるような、ないような、何かの舞台の一場面のような…。



あとでファン智さんに、松江のアンコールでも演奏したビゼーの「カルメン変奏曲」と教えてもらいました。




それにしても!


一体どこにこんな力が残っていたの?!と信じられないような大迫力の演奏でした。


アンコールだというのに。


さっきまで肩で息をしていたというのに。



演奏を終えると、笑顔で挨拶し、袖に入っていきましたが、大きなウェーブのような拍手はやみません。


出てきてくれた牛田くん。


「ありがとうございます。」心の中でそう言ってるのが分かりました。


遠くの席に、近くの席に、横の席に、後ろの席に、


お客さん一人ひとりに感謝を伝えるような本当に真心のこもったご挨拶。


片手を胸にあて、深々と頭を下げます。


身長が170cmを越えたというのに、鍵盤の高さまでしっかり下げた牛田くんの頭の両サイドの髪が横に大きく広がります。


もう胸がいっぱい。



ああ、どうしよう。

牛田くんが好き過ぎて、いとおしすぎてなんか泣きそう。



本当にいろんな方向の皆さんに笑顔で挨拶を贈り、


「おっと、いけね。ピアノ弾くんだった。」


と、まるで思い出したようにピアノの前に座る姿がコミカルで、会場を沸かせました。




弾き始めたのはプーランクの「エディット・ピアフを讃えて」


普通、ここでこうきますか?


ああ、もうずるい…。


何回も、何十回も聴いているのに、どうして聴くたびに、こんなに人の心に響いてくるんでしょう。


私って、学習能力がないのでしょうか?


何度アンコールのこの曲で涙を流したことか。


そして、今日もまた、こんなにも魂を揺さぶられている。


辛かった前回のシンフォニホール。


もう二度と牛田くんのピアノが聴けないかもしれないと不安でいっぱいだった8ケ月前。


でも私、ちゃんとここに来て、今こうして牛田くんのピアノを聴いている。



泣かないと固く決意したはずなのに、あっさり白旗。


敗・北・宣・言。


(コンビニでグロスとパウダー買っといてよかった)



人の心をこれでもかと揺さぶって、振り向きざまにニッコリ両手バイバイをして、ドアの向こうに彼は消えていきました。



しばし呆然。抜けガラ状態…。



なんて凄い人なんでしょう。


つい4日前は、サントリーホールで中村紘子先生の代役の『戴冠式』を演奏し、


大きな重圧から解放されたばかりだというのに。


少しも手を抜くことなく、次々と全身全霊の演奏を聴かせてくれるなんて。





     *   *   *



サイン会は今回もホールをぐるりと半周囲む形で並びました。


前回は「写真は1人1枚」という制限に、我ながら大人げなくスタッフさんの顔に落書きなんてしちゃいましたけど(^_^;)(←コラ!)


今回はそんな縛りもなかったので、見逃してあげました(同じ人、いたんですけどね)。


順番が近付いてきて、目に飛び込んできた牛田くん。


なんと!白シャツの前を大胆に開いて、その下にグリーンのTシャツ。

上は黒(紺?)のダッフルコート。


・・・その装い、どんな心境で?(  ゚ ▽ ゚ ;)



縛りがなくなっても、牛田くんのピアノが進化しても、全く進化しない私の写真の腕前汗

(ケータイiphoneにしたのに)



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相変わらずですみませんm(_ _ )m


これじゃ、暗くって中のシャツの色が分かりませんね。





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あ、これならグリーンが分かるかな?

お手々も美しい♪




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これ、どうですか?

私的には織田信成さんっぽく見えるんですけど…(^_^;)



一番良く取れてたのがコレ。

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ね?いい表情してるでしょ?頭四角いけど。

(後ろのスタッフ、頼れるSPって感じの立ち姿ですね)



ま、私の写真など誰もあてにしてないでしょうし、ブロ友さん達がたくさんの素敵な写真をUPされていることと思います(これ書き終わったらすぐ見に行きます!)




いただいたサイン。

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12時前になんとか自宅に到着。かろうじて娘は起きていたものの、夫のジャックは既に爆睡。


テーブルの上の新聞にふと目をやれば、テレビ欄にこんな落書きが。


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どうやら描いたのは娘ではなく、夫のジャック。


だから、羽生くんに嫉妬するなよっ!

ヽ(`Д´)ノ



あ、もしかして、寂しかったのかしら…(〃∇〃)



ゆづお兄さんが頑張ってるこのシーズン、ともくんも頑張っているのよね。


羽生くんが、その圧倒的な存在感と美しい滑りでリンクを一掃し、人々の心を揺さぶるように、


牛田くんもその音色と人柄で、ホールを浄化して、人々の心を揺さぶるんですよね。



真心のこもった、とっても素敵なリサイタルでした。



牛田くん、せいいっぱいの「おもてなし」をありがとう!!!