皆さまこんにちは。

今週はあちこちの学校で入学式がありますね。

街を歩けば、真新しい制服に身を包んだ初々しい新中高生の姿。

牛田くんもとうとう高校生になったんですね。

(ノ_-。)シミジミ…



牛田くん、高校ご入学、
おめでとう!


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( ´艸`)


皆さまー!!!
今度は首がちょん切れることなく、彼に制服を着せることに成功しましたー!
\(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/

この画像作るのに1時間以上かかっちゃった…(///∇//)





さて。

わたくし先日やっと、ずっと観たかった映画を観ることが出来ました。


「くちびるに歌を」
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もう既に多くの方がこれをご覧になって、素晴らしい記事を書かれていますので、かなり今さらな感じではありますが…

ま、いっか。(*^▽^*)



一応ざくっとあらすじを説明します。


長崎県の五島列島に代理教員として東京から赴任してきた音楽教師柏木(新垣結衣)。

元ピアニストの彼女は生徒達に距離を置き、頑なにピアノを弾こうとせず、コンクールを目前に控えた合唱部の顧問になりながら、生徒達を指導しようともしない。

なかなか縮まらない生徒と柏木の距離。

しかし、小さな島で暮らす生徒一人ひとりにも深刻な悩みがあり、柏木自身にも辛い過去があった…。



「現代版二十四の瞳」
「元ピアニストの音楽教師」
「手紙 ~ 十五の君へ ~」

テレビで宣伝を見た時、このエッセンスだけで、もう十分に惹きつけられたこの映画。




「ピアノを弾かなくなった元ピアニストの音楽教師」と聞いて、まず私の頭に浮かんだのは、


マンガ「ピアノの森」の阿字野壮介。
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そして、「合唱」、「手紙 ~ 拝啓 十五の君へ ~」

でイメージしたのが、懐かしい自分のコーラス部時代。


…と言っても、学生時代ではありません。

娘の幼稚園時代、お母さん達で結成されたコーラス部に入っていたんです。



娘が通っていたのは、カトリック系の幼稚園でした。
(ちなみに我が家は無宗教)

敷地内には修道院があり、園長先生は年輩のシスター。

子供達は毎朝ロザリオを手に、聖堂にお祈りに行きます。

入園式や卒園ミサ、5月の聖母祭などイベントの時にはコーラス部のお母さん達が聖歌を歌います。


娘が年少の時、「コーラス部に入らない?」と、先輩ママから声をかけられた私。

歌は嫌いじゃないけど、人前で歌うのには抵抗ある…。


でも…


この映画が大好き!

「天使にラブソングを」
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もう、何度劇場に足を運び、何度繰り返しビデオを見たことか!


ワタシも、聖歌隊で聖歌を…。

(〃∇〃)

早くも気分は敬虔な修道女。

聖堂に響き渡る清らかな歌声…。

ああ…。:*:・( ̄∀ ̄)・:*:




…が!



最初に私に与えられたのは、お誕生会のミュージカルでの

キノコ役。

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話ちがう…(ToT)


カップラーメンの容器を使ってキノコの傘を作ることになりましたが、


カップヌードルだと小さすぎてツノみたいになっちゃうし、
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サッポロ一番だと頭が入らない。
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かろうじて、頭より大きいのは、日清「ラ王」。

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自転車でスーパーを3店舗まわってやっと見つけ、

ラーメン食べて、容器で作った赤や黄色の毒々しい傘。

それを頭にかぶり、ベージュの服(じく)に身を包んで、

「♪キ、キ、キノコ…♪」と軽快に踊る役。

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(T_T)ううう…。



そんな、ほろ苦いデビューを飾った新人コーラス部員の私でしたが、

毎週あーだこーだと集まっては練習し、みんなと声を合わせる時間は想像以上に楽しくて、

時には聖歌の歌詞とメロディの美しさに、歌いながら涙することも。

特に私が大好きだったのは、マザー・テレサの歌
「私をお使いください」


1 主よ、今日一日
  貧しい人や 病んでいる人々を助けるために
  私の手をお望みでしたら
  今日 私のこの手をお使いください

2 主よ、今日一日
  友を求める小さな人々を訪れるために
  私の足をお望みでしたら
  今日 私のこの足をお使いください

3 主よ、今日一日
  優しい言葉に飢えている人々と語り合うために
  私の声をお望みでしたら
  今日 私のこの声をお使いください

4 主よ、今日一日
  人というだけで どんな人々も愛するために
  私の心をお望みでしたら
  今日 私のこの心をお使いください







ちょっと脱線しました(^_^;)


そのコーラス部で、娘が卒園する年に最後にみんなで歌ったのが、

この映画のテーマにもなっている、アンジェラ・アキの
「手紙 ~ 十五の君へ ~」




ネタバレしない程度に映画の感想を書いてみます。




美しい海に囲まれた島で、それぞれの悩みを抱えながら毎日を送る中学生たち。

辛い過去の記憶から抜け出せず、生徒達にも、ピアノにも、自分にさえも心を閉ざしたままの柏木。

けれど、それぞれが相手の傷や悩みを知ることから、徐々に自分自身と、そして相手と向き合っていく。


自分が生まれた意味は…?

自分が本当にしたいことは…?

あの頃の自分が思い描いていた未来は…?



この映画の中で、ひときわ輝いていたのが、内気な少年サトル。

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彼が歌の楽しさに目覚め、自分の心の居場所を見つけ、

美しいボーイソプラノで歌ったシーンは、やはり大好きな「天使にラブソングを」を思い出しました。






パートⅠで、気弱でおとなしい若いシスターが、自分の歌声の素晴らしさに気付き、徐々に自信と活気に満ちていく様子。

1分56秒くらいから。1人だけ衣装が違うのが内気なシスター。

この曲、私達も教会のクリスマスコンサートで歌いました。
難しかったー(*_*)


パートⅡで、アフリカ系黒人の男の子が、思わず舞台から飛び降りて歩みだし、周囲も本人もびっくりするような高く美しい声を披露した名シーン。


歌う喜び、生きる喜びに溢れるこのシーン。何度見ても鳥肌もの。



人が自分でも知らなかった自分の可能性を発見し、
驚き、喜びに満ちる瞬間というのは、本当に感動的です。




花音さんやキンゴジュさんのブログでも注目されている下田翔大くん演じるサトルくん。

自閉症の兄の存在ゆえ、彼の生活はかなり制約されたものであるにもかかわらず、

彼の優しさ、心の美しさには魂が揺さぶられます。

彼が15年後の自分に宛てて書いた手紙を読み上げるシーンでは、こらえきれずにタオルが涙でグショグショに。




そして、注目すべき陰の主役がもう1人。

自閉症のサトルの兄を演じた渡辺大知さん。
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私の大好きだった朝ドラ「カーネーション」では、ヒロインの従兄弟の爽やかな好青年でした。
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今回の映画の中では、「本当に自閉症の人?」と思ってしまいそうなほど自然な演技。


しかし、実は彼、ミュージシャン。
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そういえば、かのレオナルド・ディカプリオも、映画「ギルバート・グレイプ」で演じた、知的障害の少年(ジョニー・デップの弟)の見事な演技でアカデミー賞にノミネートされたんですよね。
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長崎が舞台ということもあって、教会のシーンがたびたび登場します。

これも、この映画をより美しく透明感のある作品に仕上げている重要な役割を果たしていたと思います。




新垣結衣さんが演じた元ピアニストの柏木教諭。

彼女の心の揺れと葛藤。

学生時代、母校の高校で教育実習をした時のことを思い出しました。


生徒との微妙な距離の測り方。

生き生きして、キラキラして、

でもそんな自分達の眩しさに、全く気付いていない生徒たち。


「教師」として、どうあるべきか。

それ以前に、「人」として、どうあるべきなのか。



大人になったからって、悩みがなくなるわけじゃない。

泣かなくなるわけでもない。

ただ自分の感情に蓋をするのがうまくなるだけ。


本当は、いくつになっても弱虫で、

だけどきっと、みんな自分が思っているよりも、

ほんの少しだけ強いのかもしれない。


大人だから教えたり、与えたりするんじゃない。

自分より若い人、社会的立場の弱い人から教えてもらうこと、

救われることだってたくさんある。


一人ひとりがみんな素晴らしくて、

ちゃんと神様に見守られて生まれてきた。

気付いてないかもしれないけど、

あなた達は自分で思っているよりも、

ずっとずっと素敵だよ。



あなたがいてくれてよかった。

大切な、いとおしい、ひとりひとり。




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荒れた青春の道は厳しいけれど
明日の岸辺へと 夢の舟よ進め






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人生のすべてに意味があるから
恐れずにあなたの夢を育てて
Keep on believing






いつも くちびるに歌を。
心に太陽を。


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牛田くんの高校生活が
素晴らしいものでありますように!




また制服着せちゃった(〃∇〃)