2015年3月14日(土)


行ってまいりました。


牛田智大 Anniversary!!

《デビュー3周年記念》ピアノ・リサイタル

In ミューザ川崎シンフォニーホール

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~ プログラム ~


♪ リスト : 愛の夢


♪ F.プーランク : 即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて」


♪ F.ショパン : ワルツ第6番変ニ長調 Op.64-1「小犬」


♪ S.プロコフィエフ : ピアノ・ソナタ第7番変7ロ長調 Op.83「戦争ソナタ」


・・・・・・・・・・・・・・・・・・


♪ R.シューマン : トロイメライ


♪ F.ショパン : 練習曲ホ長調Op.10-3「別れの曲」


♪ F.リスト : パガニーニ大練習曲より第3曲「ラ・カンパネラ」


♪ F.ショパン : バラード第1番ト短調 Op.23


♪ F.ショパン : ポロネーズ第6番変イ長調「英雄」Op.53






まず、皆さま。


このたびは大変ご心配をおかけしました。


前記事のコメント欄でも少し触れましたが、


私の体調、一進一退で、予定していた3月8日の富山リサイタル、


涙を飲んで見送りました。



約1ケ月前に発症した「突発性難聴」、


通常1ケ月も症状が続くと、完治は難しいと言われています。


近所の耳鼻科 → 整体&マッサージ → 大学病院


と転々としたものの、目覚しい回復は特になく、依然続く耳の症状と吐きそうなほどの肩や首・全身の凝り。


時々目眩まで起こすようになり、川崎の2日前、藁にもすがる思いでたどり着いた耳専門の鍼灸治療院。


まるでカウンセラーのようにゆっくり話を聞いてくれて、


「今回の症状は『このままではいけない』と体が出してくれたサイン。あなたはラッキー。大丈夫。症状が軽いからきっとよくなります。」


と、まず心を楽にしてくれました。


先生の判断で症状が出ている方と反対の右耳に鍼治療を施したところ、


あーら不思議!


なぜか左耳の症状がなくなり体も軽くなりました。


東洋医学おそるべし!


(ノω・、)ウ、ウレシー…


ただし、また症状は出ると思うので、しばらくは通って生活習慣や自分の体と向き合っていきましょう、とのこと。


(TωT)はい!よろこんで!




と、言うわけで、タイトルに反して長々と私の耳患いの話なんかしてごめんなさい。


前回の大阪に続き、今回の私のレポ、思いっきり主観が入っていますので、全く参考にならないこと、今からお伝えしておきますね。


牛田ファンの皆さま、ごめんなさいm(_ _ )m



数日前までは、目眩と全身疲労でトイレにいくのも辛い時もありましたので、


川崎まで足を運ぶのにも、正直自信がありませんでした。


でも、鍼のおかげで嘘のように体も軽くなり、当日向かった川崎の会場。


JR川崎駅の改札を抜けると、目の前にこんな素敵な時計台が。


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時計台のてっぺんにある大きな鐘は、通称「ザルツブルグの鐘」。


川崎市は、モーツァルトの出身地でもあるオーストリア・ザルツブルグ市と友好都市提携を結んでいるのだそう。


鐘を取り囲んでいる音符は、モーツァルトの代表曲「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」の楽譜なんだそうですよ。


駅からすぐの本日の会場、ミューザ川崎シンフォニーホール。


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茶色い壁面を飾るのは、白い音符でしょうか?



2月のオペラシティや大阪リサイタル以来に再会したファン友さんたち。


私が無事来られたことをとても喜んでくださいました。


みんな、心配かけてごめんね。本当にありがとう!



会場に入って上を見上げると、1、2、3、…なんと、螺旋のような不思議な造りで5階席まで!


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(  ゚ ▽ ゚ ;) うわあー!すごい!



赤いシートに腰を下ろし、まず私が感じたのは、いつもの緊張ではなく安堵でした。



無事にここに来られたことに。


牛田くんに会える喜びに。


また彼のピアノを聴くことが出来る幸せに…。



会場が暗くなり、拍手の中登場した牛田くん。



ああ…。


既に私の涙腺はゆるゆるです。



牛田くんの手には2枚の白い紙。


にこやかにお辞儀をして、ピアノの向こう側に用意してあったマイクを手に取りました。



皆さま。


何度も意地悪を言うようですが、


今回私、彼の演奏について言葉で表現することも、


彼の言った言葉を覚えておこうとすることも、


彼の一挙手一投足を胸に焼き付けることも、


全部放棄しました。


今回はただただ、再び牛田くんのピアノが聴ける喜びを、全身で味わいたかったんです。



なので、覚えているところだけを書かせていただきます。



牛田くんが右手でマイクを持ち、左手で白い紙を持って挨拶してくれた言葉。


覚えている限りではこんな感じでした。



今日、ここに足を運んでくれたお客様への感謝。


デビューのちょうど1年前に東日本大震災があり、そんな中で自分が悠長にピアノを続けていてもいいのかと疑問に思ったこと。


けれど自分は音楽に癒されてきた。だから自分のピアノで、誰かを癒すことが出来れば、と思った、ということ。



2枚目の紙を読み上げているとき、読み終わった1枚目の紙が、ひらひらと牛田くんの手からこぼれ落ちました。


小さな声で「おっとっと…」と笑って、2枚目を読み続ける牛田くん。


会場に和やかな笑いが広がります。


読み終わって、落とした紙を拾い上げ、ピアノの前に座りました。



気負う様子もなく、長いタメもなく、まるでアンコールの時のようなリラックスした雰囲気で弾き始めた「愛の夢」。










聴こえる!




牛田くんのピアノがちゃんと聴こえる!


歪まずに、まっすぐに、柔らかく…。






。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。







それまで、正直ものすごく不安でした。


大阪のリサイタルから約3週間。


出口の見えない真っ暗なトンネルの中にいるような気持ち。


もう2度と、きちんと牛田くんのピアノを聴けないかもしれないという不安。


でも、この状態に慣れることは出来る。ちゃんと聴こえなくても心で聴くことなら出来る。


そんなふうに自分で気持ちを立て直そうとしながらも、


また大阪の時のように、私の耳の中で音が歪んでしまったら…。


牛田くんの弾くピアノを不快に感じてしまったら…。


いっそ、応援することもやめてしまった方が辛くないのではないかという葛藤。


それ以前に、もしかしたら聴力を失って、通常の生活が出来なくなるのではないかという恐怖。


ここ数日は、ファン友さんたちのブログを読むことさえ辛くて、


ごめんなさい。アメブロを訪れることが出来ませんでした。





再びこうして、牛田くんのピアノを聴くことが出来た。


3周年をお祝いすることが出来た。


大阪の時と同じです。


まだ1曲目だというのに、涙が溢れてきて仕方ない。


でも、いいよね。今日は我慢せず泣いてもいいよね。


そんなふうに、自分にOKを出すことにしました。



リスト、プーランク、ショパン…と、演奏を続ける牛田くん。


本当は1曲ごとに拍手を贈りたい。


だけど、牛田くんの呼吸に合わせて、そっと見守りたい。


そんな温かな想いが、会場中に溢れているように感じました。


ここにいる人達みんな、牛田くんのことが大好きだよ。


見守ってるよ。応援してるよ。



牛田くん、「小犬のワルツ」に入る前、またちょっといたずらっぽい表情で、両手をこすり合わせていました(^^)



弾き終わって微笑みを浮かべたまま舞台袖に去っていく牛田くん。


舞台には優しい微笑みの余韻が、ほっこりと残っているようでした。




「戦争ソナタ」の前に、また白い紙を持って登場しました。


そして、再びマイクを片手にお話してくれたのは、


この曲を弾くにあたって、昔自分が飼っていたインコの様子を参考にしたということ。


インコが別のインコを背後から突き落とそうと狙っているときの様子、


「ぴーよちゃん」(かつて牛田くんが飼っていた、お気に入りのセキセイインコの名前)という鳴き声にそっくりな部分がある、


など、実際にピアノを弾きながら説明してくれました。


そして、You Tube でインコが走る様子をスローモーションで見たら、ガニマタに走っていたそうで、


実際にそれをやって見せてくれるというサービスまで!


(≧▽≦)(≧▽≦)(≧▽≦)

ンモー!なんてお茶目で可愛いのーっ?!


てか、

牛田くんの「戦争ソナタ」を聴いて、ロシアの戦火の向こうに行ってしまった牛田くんをイメージして涙にくれたり、


あまりの迫力に背後から後頭部を殴られて、後遺症にまでなった(例えです)私って一体…。


(///∇//) なんだかハズー!



そんな楽しい解説で、さらに聴衆のハートを鷲掴みにして弾き始めた「戦争ソナタ」。


おかげで聴いているこちらもコミカルなインコのイメージが頭から離れず、


なんだか楽しい曲のような気さえしてきました…(*^.^*)





休憩時間にCDを買いに2階に行って、目に止まったのは会場全体を上から映し出しているモニター画面。



限りなく円に近い、ホール全体の形。


その真ん中に置かれた黒いグランドピアノを、そっと柔らかな照明が照らしています。


それがあまりにも優しくて美しくて、思わず見とれてしまいました。


まるで、母の胎内で、赤ちゃんが護られているような…。



さっきから感じていた心地よさと温もり。


ピアノを弾きながら、牛田くんもこの心地よさを感じてくれてるといいな…。


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(画像お借りしてます)





実は、このミューザ川崎、牛田くんが震災でピアノを続けることについて自問自答していた頃、こんな壊滅的な被害に遭っていました。


ミューザ震災直後.jpg


こんな状態からここまでに復興するには、どんなに大変だったことでしょう。


思わず運命のようなものを感じてしまいます。


何事も、「全く関係ない」ということってないんだなあ、と。



そして、「絶望」→「復興」→「希望」


なんだか、今の自分自身にも重ね合わせてしまいました。



この震災の時、ザルツブルグ音楽祭から多額の支援金が寄せられて、


その時の感謝の想いを込めて設置されたのが、最初に紹介した駅前の「ザルツブルグの鐘」だそうです。







後半のトロイメライ。


演奏前に両膝に手を置いて、静かに目をつぶりました。


この日一番の長いタメだったかもしれません。



聴きたかった「献呈」。


CDともDVDとも違う。あの頃より進化している、今の牛田くんの「献呈」が、深く胸に沁みこんできます。



「別れの曲」。


この春、中学校生活に別れを告げる牛田くんは、どんな想いで今この曲を演奏しているのかな。


「別れを惜しむ」というよりは、きっぱりと何かに別れを告げて前に進んでいく。そんな感じの「別れの曲」でした。



カンパネラは、とても気持ちが入っていたように感じました。


力の限り鍵盤を叩く真剣な表情の牛田くん。


そんな力強い演奏とは裏腹に、なぜか私の脳裏に浮かんだのは、紫色の花。


可憐で繊細で、でも、凛と咲き誇る無数の花。



「バラード1」の前に、またトークがありました。


最初、まだ命がけの恋も、人生の苦しみも知らない自分が、この曲を弾くのはまだ早いのではないかと思ったこと、


でも、羽生選手が時間をかけてこの曲を使ったプログラムに取り組む姿を見て勇気をもらった。


だから、今の自分なりの15歳の「バラード1番」をお届けしたい。



だいたいそんな感じだったと思います。


もう、私この時点で落涙。


大阪で聴いた時の深い深いバラード1番を思い出していましたので。



英雄ポロネーズについても大好きな言葉とともにお話してくれましたけど、感動しすぎて覚えてません(T_T)。 ほかの方のを読んでくださいまし。



バラ1は深くて苦しくて切ないし、


「待ってました!」の英ポロは、やっぱり男前でかっこよくてかっこよくって(繰り返しちゃった(///∇//) )


アドレナリンが体内を駆け巡り、心拍数が上昇し、熱い涙がわき上がって来て、私、勝手に非常に忙しい状態でした。



アンコール。


今日のプログラムの中には「エディット・ピアフ」や「ノクターン」など、いつものリサイタルのアンコールで演奏する曲が入っていましたので、一体何を演奏してくれるのか、とても楽しみにしていました。


どうしても聴きたかったのは、佐世保、富山で披露したという「パガニーニの主題による狂詩曲より第18番」。


前からこの曲が大好きで大好きで、いつか牛田くんに是非弾いて欲しいと思っていた曲です。


8月の銀座のイベントの時、「もしも『今後弾いて欲しい曲は?』というアンケートがあったら…」


と思って、長くて覚えられないこの曲を、メモに書いてバックにしのばせていたんです(アンケートなかったけどね…(^_^;) )



実際のアンコール曲は、


♪ フランシス・レイ : ある愛の詩


♪ エルガー : 愛のあいさつ


♪ リスト : 死の舞踏


♪ ラフマニノフ : 「パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏」


♪ リスト : 愛の夢



「愛のあいさつ」「パガニーニ」は別として、


新曲あり、死の舞踏あり。そして、プログラム最初の「愛の夢」に戻るって!



智大のやつ、なんつー意表のつき方をするんでしょーかっ!

( ̄□ ̄;)!!



佐世保、富山での新曲披露の話を聞くまでは、私、「遥かなる時をこえて」や「濤声」あたりを聴けたらいいなぁ…なんて思ってました。


でも、牛田くんは、過去ではなく未来を見据えていたんですね。


ホワイトデーにちなんで愛をテーマにしてくれたというのも、もちろんあるでしょう。


そして、この日の円形の会場のように、「愛の夢」に再び戻るニクい構成。


出発点に戻りつつも、私達の予想の枠を大きく超えて、さらに前進しているところを見せつけてくれました。



ああ、牛田くん。なんだか私嬉しいです。


どうかこれからも、枠に捉われることなく、


大人の事情に振り回されることなく、


どんどん私達の予想も期待も裏切って、奔放な牛田智大を見せつけて下さい。







今回、私、記事を書くのをやめようかと思ってました。


とても客観的な視点でレポートできるとは思えませんでしたので。


今回に限っては、ただ自分のためだけにリサイタルを楽しもうと思ってました。



でも…


いつも私の記事を読んでくださっている読者のpさん。


別のファン友さんとお話しているのをお見かけして、あとから走って追いかけてお声をかけたとき、


名乗った私を見て涙ぐんでくださいました。


「よかった。心配してました。」って。


会ったこともない私のことを案じて泣いてくれる人がいる…。


「ブログ、楽しみにしています。」と言っていただきました。


ありがとう。私、どんなに嬉しかったか…。(ノ_-。)



このブログを始めた時、私、こんなふうに思ってました。


「自分の書く記事をもしも知らない誰かが読んで、ほっこりしてくれたら。楽しんでくれたら。」


でも、これは私の思い上がりで、実は元気をもらっているのは私の方だったんですね。



皆さまに、どれだけ感謝の気持ちをお伝えすればいいのか…。



今日は牛田くんだけでなく、皆さまにも、愛と感謝の気持ちを叫ばせてくださいね。



あ、まずは牛田くんに…(///∇//)



うしだくーん!

3周年おめでとう!

楽しくて感動的なトークをありがとう!

愛溢れる演奏をありがとう!


私たちみんな、あなたが大好きだよー!





そして、ブログを通して知り合えた皆さまに…


ありがとう!本当にありがとう!


皆さま1人1人が、幸せでありますように!