図書館から予約の本が入ったという連絡があったので
さっそく借りに行ったら、カウンター前に立つ私に、
なぜか若い男の視線。
(///∇//)
・・・ど、どうしてゆづくんがここに…?
実はこれ、羽生結弦ファンのバイブル、『蒼い炎』の裏表紙の写真。
他の人が予約したこの本が、間違って私の予約本と一緒に私の手元に…。
こ、これはもしや、運命・・・?(〃∇〃)
が、しかし、
「あ、間違えました。」
と、図書館のおばさんに素早く連れ去られてしまった彼。
あ・・・・。 (/ToT)/ マッテー
『リトル・ピアニスト』は3冊も持っているのに
(ほんとは4冊持ってたけど、オペラシティで睫毛付き牛さんサインをくれたお友達に1冊進呈)
なんか、自分の領域じゃない気がして手が出せなかった『蒼い炎』。
そっか。この本、図書館で借りられるのか!![]()
思えばソチ五輪直後、
大のゆづファンの友人とランチをした時に、
それぞれが、宝物の『蒼い炎』と『リトル・ピアニスト』をいそいそと持ち寄って、
新企画のプレゼンよろしく交互に自分の王子の魅力をレクチャー合った思い出が。(〃∇〃)
デレデレキャーキャー
と約4時間。
いい年のオンナ二人が顔面崩してニヤケるサマは、相当気色悪かったと思われます![]()
私の見事なプレゼン力牛田くんの魅力に勝てず、
とうとうウィーンカンマーのチケットを購入したお友達。
彼の演奏を聴いて、「素晴らしかった!」と感激していましたが、
「それでも私の最愛の人はゆづ1人」
とのこと。
彼女のハマり体質を知っているだけに、なぜか少しホッとした私。
(^_^;)←お前が言うな!
もちろん私もゆづくんが好き。
だけど何故だか本を買うまでには至らなかったの(*v.v)。
私達の出した結論。
2人同時には愛せない。
(///∇//)
牛田くんが大の羽生選手ファンなのは有名ですが、
ソチオリンピックで羽生くんが金メダリストになった翌日、
日刊スポーツに牛田くんのコメントが載りました。
見開きで、でっかく紙面を飾った銀盤王子![]()
「僕も進化していけたら」と、謙虚なコメントを寄せる鍵盤王子![]()
この日、東京は珍しく大雪。![]()
近所のコンビニまで、スポーツ紙を買いに行くのも一苦労。
ゴム長はいて、膝丈まで積もった雪に、ずっぽんずっぽんと足跡を残しながら、
やっとの思いで手に入れたのも、なんだかいい思い出です。
ま、それはさておき・・・
じゃん!(〃∇〃)
借りちゃったー!(≧▽≦)
ええ。そうです。
牛田くんが好きなものは、無条件で私も好きなのです。(///∇//)
もう皆さまご存知かと思いますが、
『蒼い炎』と『リトル・ピアニスト』。
出版社(扶桑社)も撮影者(能登直氏)も同じ。
ふんだんに写真を使いつつ、彼らの半生(というか、6分の1生くらいね)を紹介するという、半写真集的な構成も同じ。
サイズも値段(税抜き1400円)も同じ。
ともくん、嬉しかっただろうなあ![]()
この『蒼い炎』、印税はすべて2011年の東日本大震災で被災した、アイスリンク仙台に寄付されているそうです。
羽生くんのサインって、なかなかフクザツ・・・。
9歳の頃の羽生くん。
かわいいー!( ´艸`)
今の牛田くんと同じ、中学3年の頃の羽生くん。
『リトル・ピアニスト』の牛田くんもそうですが、
カメラマンの能登さん、彼らの素の表情を引き出すのがとってもお上手。
こんなお茶目なショットを撮ったかと思えば
こんな勝負師の顔も見せてくれる。
この勝負師の写真は、こちらから。
羽生結弦 写真集 『YUZURU』 (集英社)
実は買ってもーた( ´艸`)
いいえ、浮気ではございません!(`Δ´)
牛田くんの好きなものは、無条件で私も好きなのです!(←もういいわ!)
カメラマンは、同じく能登直さん。
表紙の写真のチョイス、男性カメラマンならではという気がしますね。
私なら、こういった感じの写真を表紙に持ってきます。
(≧▽≦) カ、カッケー!
ゆづくん、こんな素顔も。
↑これなんて、ティディ・ベアみたい♪
デスクにちょこんと飾っておきたい感じ(^^)
牛田くんの素顔はこちら!
(≧▽≦)!![]()
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こんな顔で、おねだりされたら、何でも買ってあげちゃう!
(これは能登さん撮影ではありません)
ではみなさんにご質問。
このキュートな笑顔でおねだりされて、あなたが買ってあげちゃうのはどれ?
A.新しいペンケース(2千円)
B.新しい最新型メトロノーム(3万円)
C.血統書付きワンちゃん(10万円)
え?ワタシですか?(〃∇〃)
・・・全部!(≧▽≦)
・・・コホン。(*v.v)。
話を『蒼い炎』に戻します。
これを読むと、羽生選手がどのようにスケートと向き合ってきたか、
それぞれの試合に、どのような気持ちで臨んだかが書いてあります。
そして、彼にとって、大きなターニングポイントになったと思われる東日本大震災。
地震が起こったとき、リンクで練習中だった彼。
氷が揺れる感触。
地面が押し上げてくる振動。
貸し靴の棚がガタガタと倒れる音。
四つん這いになってリンクから上がり、
半袖のまま靴だけ抱いて逃げ出したリンクの外は
電柱が倒れ、下水道管が割れ、水が溢れ・・・。
あらゆるものが倒れた真っ暗な家の中の
2畳ほどのスペースで、毛布1枚だけかけて
家族で一晩過ごしたそうです。
震災後、しばらくは目を瞑ると、その時の状況が浮かんできたという羽生選手。
この震災で、彼がどれほどの恐怖を体験したか、
震災を通して、スケートを続けることの意味をどれだけ自分に問いかけ、
悩み、苦しみ、心を固めていったか、
痛いほどの彼の傷と決意を知ることが出来て、涙なしには読めませんでした。
この本の中で、彼はこのように言っています。
「自分が被災者の代表であることの誇りは絶対に失いはしないけれど、
『地震の中で頑張った』『地震のせいで頑張れなかった』ではなく、
普通の選手として、何も関係なく戦えるだけの力をつけたいんです。
もう、頑張るしかないです。とにかくまっすぐ、上を目指していくしか、僕にできることはない。
そのために精一杯、やれることは全部やっていこう。そう思っています。」
先週の悪夢のようなアクシデントによる大怪我。
あの状態で出場したことに関しては賛否両論ありますが、
あの時の彼の気持ちも同じだったのではないかと思います。
「ケガをしながら頑張った」「ケガをしたからダメだった」ではなく、
ただ、精一杯、目の前に置かれた自分の時間を滑りたかったのではないかと。
華やかに見えても、フィギュアスケートは過酷で孤独なスポーツだと思います。
リンクに出たら一人…。
だけど今、日本中の、世界中の、あなたのファンが祈っています。
早く回復しますように。
また美しいスケーティングが見れますように。
息の長い選手として、これからもずっと活躍しますように。
ピアニストもまた、ある意味孤独で過酷な職業かもしれません。
約2時間のリサイタルのために、どれだけの時間、練習をするのでしょう。
熱があっても、体が辛くても、自分の代わりになる人はいない。
舞台に出たら一人…。
スケートのように点数で評価されないだけに、難しい部分もあるかもしれません。
厳しい批評に心痛めることや、
納得のいかない演奏に、悔しい思いをすることや、
私達には見えない場所で、唇を嚙み締めていることも少なくないと思います。
自分以外の要因で、演奏に影響が出ることも多いでしょう。
だけど、言い訳は許されないのですから。
前進したい。
もっと技術を身につけたい。
出来る限りの力を注ぎたい。
そんな思いで、日々努力して前に進もうとしている彼らに
大きな拍手とエールを送ります。
明日の京都のリサイタル、
牛田くんが気持ちよく、楽しく、満足のいく演奏ができますように。
行かれる皆さまが、素敵な時間をすごせますように。


















