みなさまこんにちは。


今日の「題名のない音楽会」、ご覧になりましたか?


テーマは「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番」。


ソチオリンピックの浅田真央ちゃんで、あまりにも有名になったこの曲。


前日のショートで信じられないようなミスを連発したあとに、


記録よりも、深く深く我々の記憶に刻まれた奇跡のフリー演技。


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今思い出しても鳥肌が立ちます (゚ーÅ)



このフリープログラムが、まさにこれから行われるという2月20日(木)


わたくし、東京藝術大学の「モーニング・コンサート」なるものに行きました。


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現役藝大生の若き音楽家たちがソリストとして演奏するこの演奏会。


この日のピアノ協奏曲は、奇しくも「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番」。



ソチオリンピックのフィギュアスケートの競技開始以来、


睡魔と闘いながら、すべてリアルタイムで観てきた私。


周囲も本人も信じられない、16位というショートの結果を思うと、



どうか、プレシャーを感じずに


せめて悔いのない滑りでオリンピックを終えて欲しい。



そんな、祈るような気持ちで、この曲の演奏を聴きました。


真央ちゃん人気のせいか、この日 当日券を求める人はかなりの数で、


広いホールは満員御礼。



ピアニストの顔の見えるバルコニー席に座り、


女性ピアニストに少し真央ちゃんをダブらせながら演奏を聴きました。



第一楽章の後半。


真央ちゃんが観客の手拍子の中、ステップを刻む、あのフレーズの時は


心の中で私も真央ちゃんに手拍子を送り、熱いものがこみあげてきました。



ああ、どうか、真央ちゃん負けないで!



会場にいた人全員が、あの時同じようにオリンピックで闘う真央ちゃんに思いを馳せ


彼女にエールを送っていたのではないかと思います。



その夜、いや、翌日未明、ギンギンに目が冴えていた私。


なんだかそぎ落とされたようなすっきりした表情で登場した真央ちゃんが見せてくれた渾身の滑り。


8種類のジャンプを1つ1つ決めるたびに、観ている私にも こみあげてくる涙!


フィニッシュとともに真央ちゃんの目にもやりきったという熱い涙が!!!



なんという瞬間を目の当たりにしたのだろう!



日本を代表するスケーター浅田真央が、同じ日本人として嬉しく誇らしく、


同時に「せめて悔いのないように…」なんて、腫れものに触るような気持ちで


どこか諦めていた自分のことを恥ずかしく思いました。



日本中の人が彼女を諦めていたとしても


真央ちゃんだけは、自分自身を諦めていなかったのですね。



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。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。どわー!


  今思い出しても泣きそう…



「鐘」の時もそうでしたが、正直それまで私、思ってたんです。


可憐で可愛らしい真央ちゃんには、ラフマニノフよりもショパンが似合うのに。


ワルツやノクターンの方が、真央ちゃんの魅力を出せるのに、って。


けれど、この日の魂の滑り、次々とジャンプを決める真央ちゃんの背後には、


メラメラと燃える青い炎が見えるようでしたメラメラ



ごめんなさい。分かってなかったのは私の方だったのね・・・。(ノ_・。)





・・・とうことで、すっかり前置きが長くなりましたが (^_^;)


この「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番」。


こんなタイミングで取り上げてくださるなんて、


「題名のない音楽会」のスタッフさん!


あなた方はスバラスィー!!!ラブラブ



だってだって!2週間後に、牛田くんがこの曲を初披露するんですもの!(≧▽≦)


ついでにそろそろ牛田くん登場させて~!\(^_^)/

もしくは、初登場のシーンを再放送して~!\(^_^)/


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ラフマニノフの人生は、波乱万丈。


ロシアの貴族の家に生まれたものの、


9歳の時に家が没落して両親が離婚。


ロシア音楽院を奨学金で主席で卒業し、


20歳の時の卒業制作で作曲したオペラ曲が上演された。


しかし、


24歳の時に作曲した交響曲第1番が大失敗に終わり


そのショックから心の病を患ってしまう。


3年間は作曲が出来ず、精神科の治療を受け、


やっと作曲したのが、この「ピアノ協奏曲第2番」。


本人の独奏で初演されたこの曲は、高い評価を受けて大成功。


どん底からの復活の象徴でもあるこの曲。


失意のショートから這い上がり、メダル以上に価値のある演技を見せてくれた真央ちゃんに、おおいに重なるものがありますね。



その後、1914年から始まった第一次世界大戦でロシアは大敗し、


ラフマニノフもアメリカへ亡命。


ニューヨークを拠点に精力的な演奏活動を行い、


大成功をおさめて巨万の富を得たそうです。




ソリストは、ドミトリー・メイボローダという21歳の青年。


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ラフマニノフ財団(とうのがあるのですね)が、アンバサダーに任命したというこのお方。



経歴を見ますと、2011年にモスクワ音楽院に入学とのこと。


あら♪そのうち牛田くんと顔を合わせる機会もあるかも…(*^.^*)


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牛田くんに負けず劣らず美しい指の持ち主でもあるこのお方。


「美しい指 世界選手権キラキラがあるとしたら、

優勝を争うお二人だと思います。


ともくんガンバレー! o(≧▽≦)o




もうすぐ牛田くんが埼玉で初披露の日を迎えるというのに、


チンタラして予習を怠っていたワタシ (;^_^A


この曲に対して、今まで重苦しく閉塞的な印象を抱いていたんです。



でも、百聞は一見にしかず、なのでしょうか。


重厚な鐘の音から始まる第1楽章。


短調でありながら、徐々に柔らかく、優しく変化していきます。


流れるような、ささやくような、美しいメロディとともに


そっと生まれた希望の兆しが、やがて力強い確信へと変わっていく。



ああ… :*:・( ̄∀ ̄)・:*:



軽やかに刻むピアノの高速パッセージは、


小さな鐘の音を意味しているのだとか。



クライマックスのあとは、運命を穏やかに受け入れるような感じに。



オーボエなど他の楽器の使い方も素晴らしい。



ドラマチックなフィニッシュは、やっぱり真央ちゃんの決めのポーズを連想しちゃいますね。


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番組で演奏されたのは、第1楽章と第3楽章。


この作品、まず第2、第3楽章が作られ、最後に書きあがった最大の難関が第1楽章だったそうです。


(T▽T) ますます真央ちゃんに重なるわー!



フィギュア大好きの牛田くんの記憶にも、このドラマチックな真央ちゃんの演技、


しっかり刻まれていることでしょう。


どんなふうにイメージし、どんなふうに表現してくれるのか。



さあ!覚悟して聴きましょう!


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(^▽^;)





そうそう。私この前、棚の奥からこんなものを発見しました。



『ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番』

辻井伸行×佐渡裕

レコーディング風景DVD付


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これ、娘がピアノを習い始めた4歳の誕生日に、

実家の母が送ってきてくれた誕生日プレゼント。

(4歳の幼児にこれって、センスとしてどーなの?(^o^;) )


当時クラシックに全く興味がなかった私。


1度も聴くことなく放置したまま約7年が過ぎ(←コラ!)


このたびお宝として発見された次第。\(^O^)/ひゃっほー!



今からこれを聴いてしっかりお勉強いたしたいと思いますm(_ _ )m



トモくん、ノブくん、待っててね♪ 

(^з^)-☆Chu!!




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あうっ!



(T▽T)ノ~~ マタネー!