みなさまこんにちは。
いやぁ~、お梅雨(笑)が明けた途端、突然猛暑が到来しましたね~!(@_@)
早くも夏バテしたりしてませんか?
私、今朝洗濯物を干そうとベランダに出ましたら、何やら茶色っぽい木の葉のようなものが2枚落ちているのを見つけました。
「夏なのに、枯れ葉?ウフフ♪ちょっと涼しげね(^^)」
なんて近寄ってみましたら・・・・
うぎゃあぁぁぁ!!
Σ(((( @Д@;ノ)ノ
なっ、なにゆえセミの羽だけが千切れてるのでしょう?!
カラダはいずこへ・・・?
もしかして羽で私を第一段階の恐怖へと誘い込み、すっかり弱気になったところを見計らって
羽のないカラダでビビビビビッって・・・・?
きゃあああああっ!(((((((/TДT)/
そ、そんなわけで、朝から既にぐったりしちゃいました(;^_^A
さて、私毎週「題名のない音楽会」を録画しているのですが、見ないうちにどんどんたまってしまい、容量がピンチに。
家族からのクレームも出ましたので、今日は朝から録画を観ました(また今日の分がたまるんだけど(^_^;))。
今日観たのは6月8日の放送。
あ、牛田智大くんがウィーン・カンマー・オーケストラとのツアー最終日を大阪で迎えたこの日。
演奏後に指揮者のシュテファン・ヴラダー氏に、もふっと抱きすくめられたというこの日(///∇//)・・・(←そこかい!)
この日のゲストは、なんと、ユンディ・リ!
そうです。牛田くんが幼い頃から憧れ、ピアニストを目指すきっかけにもなったこの人。
私、昨年この方のコンサートに行こうと思ってチケットぴあに並んだのですが、この日は牛田くんの文京でのリサイタルのチケットも発売日。
まず牛田くんのチケットをゲットして、再度列に並びなおしたところ、既にユンディのチケットは売り切れてました(T T)。
日本での人気もかなりのものなんですね。
今年の秋にも来日するということで再チャレンジ!
今度は最前列を見事ゲット(^O^)
まだ、彼の演奏を聴いたことは一度もなかったのですが,
ええ、牛田くんが好きなものは、無条件で私も好きなのです(///∇//)
私がユンディについて知っていたことといえば、
・2000年のショパン国際ピアノコンクールで18歳の若さで優勝。
・優勝者としては、史上最年少であり、アジア人としても史上初。
前回、前々回の大会では該当者なしということで優勝者が出なかったほどのハイレベルなコンクールで、これだけの快挙を成し遂げた輝かしい経歴の持ち主ということ。
あと、「クラシック界のキムタク」と言われる甘いマスクの持ち主だということ。
ど、どうですか?みなさま!
私、ジャパンアーツから送られたチラシの中にこれを見つけて、あまりのイケメンぶりに「韓流スター?」と、思わず何度も何度も何度もガン見しちゃいましたよっ!
この甘いマスクと誘うような色気溢れる視線。
このルックスでピアノも上手い(それも超ド級の経歴)となると、世の女性達が放っておくはずがない。
したがって、モテモテ人生を歩んでいる彼。
黒ジャケに黒TのEXILEみたいなファッションといい、きっと世慣れしてる鼻持ちならないキザ野郎に違いない!(`ε´)(←チケット買ってる人間の言うセリフか?^_^;)
で、今日初めて、私はテレビを通して動くユンディ・リを見たわけです。
どんなスカした野郎が登場するのかと思いきや(←コラ!)、グレーのネクタイにグレーのスーツを崩すことなくきちんと着込んだ好青年。
EXILEというよりは、入社7~8年目の真面目なサラリーマン。
お顔は確かに整ってるけど、嫌味な感じは全くない。
そして、近所のヒロくん(9歳)に激似!! ・・・あ、どうでもいいですね(〃∇〃)
彼を知るキーワードは次の3つ。
1.ラーメン
2.ハノーファー
3.ベートーヴェン
彼、日本のラーメンが大好物。来日するたびに食べているとのこと。
特に博多のとんこつがお好きだそうです。
(・O ・)え?ラーメンは中国から来たんじゃ・・・。
私達が食べてるのは、カレーライスのように日本独自のラーメンなのですね!
ラーメンに限らず日本の食べ物が大好きだそうで、この日も番組が用意した和食に舌鼓を打ってました。
「海老の尻尾が大好きです。」と嬉しそうに海老天を頬張る様子はまるで十代の少年。
笑うと口許に控えめなエクボが出来る、ちょっとシャイなチャイニーズボーイ。
一瞬でもイケスカナイ女ったらしだと思った私をどうか許して・・・。
ショパンコンクールで優勝後、世界中からコンサートのオファーが殺到したそうなんですが、
「学業に専念したい」と、ドイツのハノーファー音楽大学に留学。
そこで音楽の理念や知識を学んだそうです。
ショパン弾きとして名を馳せたユンディ。
今回ショパンとは対極にある男性的なベートーヴェンに挑戦しているそう。
「31歳になったので、違う自分を見せたかった。
ベートーヴェンは音楽の権威でありシンボル。
ピアニストとしては、挑戦しなければならないテーマの1つだと思う。
生涯のどこかで、やはりベートーヴェンを弾かなければいけない。」
ということで今回ベートーヴェンに挑戦したそうです。
佐渡裕さん曰く、
「ベートーヴェンはあらゆる歴代ピアニストが必ず弾いていく。
ピアニストとしての力量がまる裸になる。」
ピアニスト達にとって、そんなに深い意味のある壁だったとは!
お、おそるべしベートーヴェン!!
\(゜□゜)/
ショパン、リスト、そして今ラフマニノフやスクリャービンなどのロシア音楽に挑戦している牛田くん。
ピアニストである彼も、当然この音楽の権威の壁を意識されていることでしょう。
彼の長いピアニスト人生において、この壁に取り組むのはいつなのか。
注目していきたいですね(^^)
さて、今回ユンディが演奏した曲は
♪ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第14番「月光」
幻想的な第1楽章。激しく情熱的な第3楽章。
そしてこの2つをつなぐ軽快な第2楽章。
第1楽章と第3楽章は何度も耳にしたことがありますが、あまり耳馴染みのない第2楽章。
リストは「2つの深淵の間の一輪の花」と形容したそうです。
楽章によって曲調がまったく異なるように、スタジオの背景のカラーが変わったのが印象的でした。
第1楽章・・・紫
第2楽章・・・オレンジ
第3楽章・・・ブルー
素朴な疑問ですが、演奏するピアニストにも、それぞれの曲のイメージカラーというものはあるのでしょうか?
私、ラン・ランのリサイタルで、初めて生演奏を聴いた時、
「なんて骨太のショパン!」と感嘆したのですが、
ユンディの演奏は「なんて繊細なベートーヴェン!」
このお二人、同じ1982年生まれなので、何かと比較されることも多いでしょう。
自由奔放で表情豊か。見ているだけでワクワクするような規格外の演奏をするラン・ランに対して、
表情をほとんど変えず、大きな動きもなく、ただ目の前の音楽とまっすぐに向き合っているような演奏のユンディ。
あくまで素人の私が感じた印象ですが、
サービス精神満点のラン・ランが、周囲を巻き込むような圧倒的な存在感なのに対して
あくのない誠実さで静かに前進し続けるようなユンディの演奏は、こちらが一歩踏み出して、そっと近づいていきたくなるような魅力がありました。
うーん♪私、どっちも好きです(*^.^*)
さすが、四千年の歴史!13億の人口を誇る中国!
まったくタイプの違う2人のピアニストを世界に送り出すとは!
そして、この2人に憧れ、ピアニストを目指し、その夢を叶えた牛田くん。
あなたの中にも彼らと同じ、原点となった中国の音楽が流れていることでしょう。
次はあなたが世界に羽ばたく番ですよ!!!


