こんにちは。
私、すごいことを知ってしまいました!
これって、クラシックファンの間では、もう常識なのでしょうか?
私が本格的にクラシックにハマったのは、昨年9月の牛田くんとの出会いからなので、まだほんのヒヨッコなんですが、皆様はもうとっくにご存知でしたか?
私が何に興奮しているかというと・・・・
昔大ヒットした『北の宿から』は、あの『ショパンピアノ協奏曲第1番』第1楽章に倣って作曲されていた!
ということです。
都はるみの代表作ともいえる『北の宿から』、冒頭のメロディを思い出してください。
ご存じないヤングな方は、お父さんかお母さんに「都はるみの『北の宿から』歌って!」と、おねだりしてみてください。
「♪あなた、変わりはないですか~!♪」
と、遠く離れた愛しい人の近況に思いを馳せるせつない女の心情を歌うこの部分。
そう!この部分が、牛田くんも昨年初披露を果たした、ショパンピアノ協奏曲第1番、第1楽章の冒頭のメロディによく似てるではないですか!
私がどこでこれを知ったかというと、
昨日やっと読み終えたこの本。
「大作曲家たちの履歴書(上)」 (三枝彰成著、中公文庫) からです。
ショパンと演歌。一見共通点なんて何もなさそうですが、この本によると、何となく悲しげで憂いを含んだショパンの音楽は、演歌を愛する日本人にとって、どこか心惹かれてしまう存在だということです。
なるほどー!
ところでこの本、バッハからワーグナーまで、10人の偉大な作曲家について書かれているんですが、
まずそれぞれの履歴書風の一覧表が載ってます。
生年月日、出生地はもとより、容姿、性格、死因や金運まで。
そして、曽祖父の代までさかのぼるそれぞれの家系図。
さらには女性関係の年表まで・・・(^▽^;)
三枝氏、どうやって調べたんでしょう?ものすごい情報量です。
書いたご本人も作曲家だけあって、専門用語もバンバン出てきます。
ライトモティーフ?レチタティオーゾ?もはや私には宇宙人用語としか思えません(^_^;)
最初はバッハから始まるんですが、なぜか読み始めると睡魔に襲われ、なかなか次のモ-ツァルトまでたどり着けずに苦労しました。
なんとかバッハを突破して、読み進めていくうちに面白くなってきて、やっぱりショパン、リストあたりは興味深く読みました^^
ただ、寝る前に布団の中で読むと、5分くらいで熟睡します(@ ̄ρ ̄@)zzzz
なので、読み終わるまでに1ケ月近くもかかってしまいました。
読み終わって、私の脳みそに深く刻まれた知識は2つ。
この、「『北の宿から』はショパンピアノ協奏曲第1番から出来ている」ことと、
「シューベルトは口臭がひどかった」こと・・・。
膨大な参考文献を集めてこの本を書かれた三枝さん、ごめんなさいm(_ _ )m
下巻もあります。ちなみに下巻は、
ヴェルディ、ブラームス、チャイコフスキー、フォーレ、プッチーニ、マーラー、ドビュッシー、R・シュトラウス、シェーンベルク、ストラヴィンスキー
読もうかどうしようか迷ってます。
でも、チャイコフスキーの同性愛についての話は、きっと私の脳みそに深く刻まれる気がするので、読んでみようかな・・・(^▽^;)
・・・と、ここまで書いて、念のためWikipediaで調べてみたら、
『北の宿から』の作曲者、小林亜星氏は、『月刊CHOPIN』2009年1月号で、この説をキッパリ否定しているそうです。ガクッ(_ _。)
勢い込んでタイトルつけたのに・・・(T▽T;)
すみません。得意げに書き始めたにもかかわらず、私がお伝え出来る知識は、
「シューベルトの口臭はきつかった」
ということだけでしたorz
三枝さんのせいではありません。私の理解力が・・・
やっぱりまだまだヒヨッコですね。。。