春ですね~♪
この冬は、大雪も降ったし、なかなか暖かくならなかったので
本当に春がやってくるのかちょっと心配してましたが、
ちゃんとやってきてくれましたね♪
桜が見たくなって、近所のお散歩コースに出かけてみました。
うわあぁぁぁぁ♪(*^▽^*)
ちゃんと季節はやってくるんですねぇ。
冷たい雪の重みに耐えながら、蕾は着々と準備を進めてたんですねぇ。
えらいなあ!桜。
お花見してる人たちがたくさんいました。
春休みだから、子供もいっぱい。
みんな嬉しそう(^-^)
満開の桜を見上げながら、ふとある人のことを思い出しました。
十年ほど前の今頃の季節、
私は1人で電車に乗って、実家に帰省しました。
BOXタイプのシートのはす向かいに、年配の女性が座られていて、
長旅で疲れたのか靴を脱いでシートに足を乗せたとき、
私の膝と軽くぶつかって、そこから自然と会話が始まりました。
その方は九州から旅行に来られたそうで、
これから昔のお友達と会って、一緒にお花見をする予定だそう。
2年前、90才のお母様を亡くされたそうで、
「ここ何年も母の介護をしていたから旅行は久しぶりなの♪」
と、とても楽しそうでした。
バックから大切そうに出して見せてくれた写真には、
その方と、車椅子に腰掛けた小さく可愛らしいお母様が一緒に笑っていました。
電車の窓からはちょうど満開のソメイヨシノが見えて、
「よかったですね。満開の桜が楽しめますね。」
と、私が言うと、
「花を見て、きれいだと思うのは当たり前だと思ってたけど、
母を亡くしてから、桜の季節が憂鬱だった。
満開の花を見ても、ちっともきれいだと思えなかったの。
今年はやっと桜を見て、 『ああ、きれいだな』 って、思えるようになったの。
そのことがすごく嬉しい。」
と、本当に嬉しそうに話してくれました。
彼女の表情から、久しぶりの旅を心から楽しんでいるワクワクする気持ちが伝わってきて、
私まで嬉しくなりました(^-^)
実家に帰ったら、私も母に優しくしなくちゃ、と。
「ご実家、楽しんできてね!ありがとうね!」
と、何度も私の手や肩を触って、たくさんの荷物を抱えて
お友達の待つ駅で彼女は電車を降りました。
私の乗った電車が動き出すまでホームから手を降り続け
電車が緩やかに動き出したとき、追いかけるように2、3歩前に進んで
両手で大きく手を振ってくれました。
彼女の姿が見えなくなってから、私はなんだか泣きそうになりました。
「一期一会」って、こういうことを言うのかな。
桜を見ながら、彼女のことを久しぶりに思い出しました。
今も元気にしてるかな。
今ごろ満開の桜を見て、「きれいだなあ。」って言ってるかな。
今年も桜を見て、きれいだと喜べることは、
本当はすごく幸せなことなんですね。
桜満開!(^O^)
日本中の人が、幸せな気持ちで桜を見ていますように。
今年もありがとう