子供の頃、ピアノを習っていたのですが、特に熱心だったわけでもなく、
やっとこさソナチネに入ったばかりの小6か中1のはじめあたりでフェイドアウト。

それからウン十年、ピアノと自分は無縁のものだと思っていました。

それが、去年の9月、牛田智大くんのリサイタルに行って雷に打たれ、
ピアノの魅力に取り憑かれ、恐れ多くも

「またピアノを弾いてみたい」

と思うようになりました(^^;

どうせ弾くなら自分にとってチャレンジになる曲にしたい!
しかも大好きな曲にしたい!

と、欲張ってあれこれ考えて決めたのがシューマンの「トロイメライ」。

1ページだけだし、フラット1個だけだし・・・
と、チャレンジとか言っておきながらタカをくくっていた私。


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むっ、難しい・・・。
これは右手の分?左手の分?
私にとっては謎解きのような音符のオンパレード。
しかも、手が3本、指が6本ないと弾けない気がする・・・(涙)

でも、年齢を重ねた分、あの頃より根気強くなった私。
このしつこさが小学校の頃に発揮されていたなら・・・

たどたどしくはあるけれど、少しでも弾けるようになると嬉しい!
指が届かないところは自分なりに省略してみたりして、
図々しくも暗譜まで試みたりして・・・

なんとか弾けるようになりましたヽ(^O^)/

自分レベルでは、まあまあ満足♪♪♪

でも、この曲を、聴く人がうっとりするくらい美しく弾くのは本当に難しい。
多分、一生無理・・・


そんな折、先日行った牛田智大君のリサイタルのアンコールで、なんとこの曲が!
まさか大好きな牛田くんの生演奏で聴けるとは思ってなかったので大感激!

天使が奏でる甘くとろける音色は、まさに「夢見ごこち」
し、幸せ~♪♪♪

でも、こんな美しいトロイメライを聴いてしまったら、私、弾けない・・・

たった1ページなのに~
フラット1個だけなのに~
弾く者の腕と感性をまざまざと見せつけるこの曲。

私にとっては特別な1曲です(^-^)


↓牛田くんの「トロイメライ」