こんばんは。
とうとう、読みきりました。
きっときっとと微かな希望を持って読んでいましたが、
悲しい結末でした。
あらすじを最大限に要約すると、
梶は満州で生まれる。
学生時代に”赤”とみなされ特高に拷問される。
大学卒業後、満州の軍需工場に就職、結婚。
召集免除と引き換えに鉱山労務管理者として働く。
同僚の日本人と対立するも、
満州人の労務管理を行う。
特殊工人(日本軍が捕虜とした中国人)の労務管理も行う。
特殊工人が相次ぎ脱走。
憲兵が激怒。
脱走者7人を見せしめで処刑することに。
処刑4人目で、梶が処刑を止めさせる。
梶、憲兵に拷問され、
召集免除を取り消される。
2年近くソ満国境の部隊に。
事あるごとに下士官、古兵に制裁されつづける。
射撃、投擲の能力があるため、
2等兵から1等兵、上等兵と昇進する。
ソ連越境、所属部隊全滅。
梶、生き残り、妻のいる鉱山に向かって、
他の部隊の敗残兵とともに逃走する。
日本人避難民家族の懇願で、
逃走を止め、ソ連軍に投降。
満州に留まり、資材撤収の強制労働される。
シベリア送りを前に脱走。
そして、精魂尽きる。
彼は抑圧や非人間的なことを極度に嫌い続けました。
それが正しくても通用しない時代、許されない時代に。
しかし、彼も妻の元に帰りたい一心、
或いは、許されざる人間を沢山殺してしまいます。
利巧に生きることをしなかった梶。
その信念は・・・・。
小説の最後の文です。
雪は無心に舞い続け、降り積り、やがて、人の寝た形の、
低い小さな丘を作った。