9/28(火)
盛岡
08R
岩手県知事杯OROカップ
芝1,700m
スタート地点は4コーナー出口付近にあり、一周1400mの芝コースを左回りに1周強する。1コーナーまでは約400mあり、3コーナーまでは起伏のある上り坂。3コーナーから4コーナーにかけて高低差約4mの急な下り坂で、約300mの最後の直線では高低差約3mの急勾配の上り坂が待ち受けている。内枠先行有利も、差しにも警戒が必要。

✖︎13-06-07
◯09ウインオスカー
▲04ブレスジャーニー
▲13ロードクエスト1着



★ロードクエスト(大井)

母は岩手版オークス・ひまわり賞など7勝したマツリダワルツ。新潟2歳Sで驚異の末脚を披露し、その後も重賞2勝。今年5月、南関東へ移籍して芝2400m交流・せきれい賞へ参戦。1コーナー先頭からそのまま押し切り、地力の差を見せつけました。史上2頭目の同一年、せきれい賞、OROカップ制覇を狙います。

★アドマイヤジョラス(川崎) 

中央芝1800m~2200mで4勝。二けた着順が一度もなく、堅実さを身上としました。2ヵ月半の休養を経て南関東へ移籍。一度地元を叩いてOROカップは過去の好走パターン。時計のかかる盛岡芝も合いそうです。

★ナイトオブナイツ

中央芝6勝、大井を経て転入。勝ち切れないレースが続きましたが、前走待望の白星で弾みがつきました。

★ムーンクエイク

5歳時に京王杯スプリングCを優勝。高知を経て岩手入りして芝3、4着。盛岡芝にも慣れてきました。

★バスカヴィル 

中央4勝はダート戦ですが、3走前の新潟大賞典で2番手から粘って0秒6差。先行力と粘りが不気味です。

文 松尾 康司

 地方全国交流競走『第23回岩手県知事杯OROカップ』(M1、芝1700メートル)が28日、盛岡競馬場で行われる。

ロードクエストはせきれい賞を危なげなく逃げ切り、JRAの芝重賞で3勝の実力を見せつけた。その3勝は1400から1600メートルで挙げており、2400メートルからの距離短縮は望むところ。重賞連勝のチャンスだ。

ブレスジャーニーもJRAの芝重賞を2勝した実績の持ち主。2016年11月以来、勝ちから遠ざかってはいるが、自慢の末脚は南関東のダートでもいまだ健在。芝に替われば末脚はさらに威力は増すはずだ。久々のV奪取を期待できる。

マスターコードは2走前に今回と同じ舞台の桂樹杯を快勝。ラップがゆるんだところでまくりを打てる1700メートルは合っている。距離延長で2走前の再現を狙う。

ナイトオブナイツは距離を問わず、最後の直線はしっかり伸びてくる。展開が向けば重賞連勝も可能だ。プラチナヴォイスもJRA時代に芝実績があり侮れない。

 

(文責:サンケイスポーツ)

 

岩手県知事杯OROカップは

盛岡 8R

発走時刻は、16:30です。


メインレースは3歳以上オープン馬による地方全国交流重賞『第23回岩手県知事杯OROカップ(M1)』芝1700m。フルゲート=14頭に対して登録馬は26頭。
 今年から1着賞金が1000万円に倍増された注目の大一番。
 大井のロードクエストは8月1日のせきれい賞(盛岡芝2400m)に続く盛岡遠征。そのせきれい賞は後方から一周目のホームストレッチで一気に追い上げて1角で先頭。そのまま後続を寄せ付けず押し切る完勝だった。中央時代は1400~1600mで4勝。新潟2歳ステークス(G3)、京成杯オータムハンデ(G3)、スワンステークス(G2)を勝っている重賞3勝馬だから、距離は間違いなく今回の方がいい。コース経験も含めて首位候補の一番手だろう。
 実績上、対抗格は同じく大井のブレスジャーニー。2歳時に3連勝。その後は勝っていないが、サウジアラビアロイヤルカップ(G3)ではダンビュライトを、東京スポーツ杯2歳ステークス(G3)ではスワーヴリチャードを降して重賞を連勝した逸材。左回りはいいだろうし、昨秋から在籍する南関東のダートでもオープンクラスでそこそこ駆けており、状態面の不安もなさそうだ。
 迎え撃つ地元勢は8月16日の桂樹杯(盛岡芝1700m)を制したマスターコード、9月14日のいしがきマイラーズ(盛岡芝1600m)を制したナイトオブナイツ、そして7月5日のかきつばた賞(盛岡芝1700m)を圧勝しているロワアブソリュー。他にも伏兵多数で白熱した戦いになりそう。
 なお、この競走はJRA「マイルチャンピオンシップ」ブロック代表馬選定競走となっており、優勝馬は東北ブロック代表馬として「富士ステークス(G2)」「スワンステークス(G2)」いずれかのレースへ駒を進めることができる。

(文:エイカン 内山達明)