2024 第58回小倉大賞典予想 | 競馬予想。

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買い目

単勝/複勝 15

3連複 15-2,3,4,5,7,11,12,14

 

毎年混戦のレースだが、開催後半ということもあって馬場状態の読みが鍵。この小倉とか福島とかローカル小回りにありがちだが、開催進んで内が荒れると4角では皆ラチ沿いを開けて走らせるようになる。そうなるとこれの大外を回すとさすがに厳しくて、直線ではある程度の位置に付ける器用さが欲しいところ。結局のところ普通の小回り千八予想とさして変わらないということになるのだが。

 

上表はこのレース過去10年の4角位置毎の成績。4角4番手以内で馬券になった馬が15頭。つまりシェア半数。回収率ベースで見ても前の馬の方が良い。特筆すべきはやはり4角先頭。複勝率70%。

 

というわけで本命◎は15ホウオウアマゾン。4角先頭の可能性が最も高い馬。マイルから千四中心に使われていたが最近は前に付けるのに苦労していて、そうなると脆い。が、一気の距離延長中山金杯は見せ場十分。このレースラスト5F全て11秒台のいわゆる高レベルレースで、それの2番手というのは結構厳しい展開。坂もある中でここまで粘れたのは非常に収穫が多かったと言えるだろう。

 

そこへ持って来ての今回、距離短縮、直線平坦、内が荒れた中での外枠とあらゆる条件が好転する。他に先行馬が少ないのも良くて、位置を取るのに苦労せずに済みそう。あと一見心配なヤネだが、小倉開幕以降ずっと乗り続けて昨日までで11勝。スポット参戦の騎手よりは余程小倉の今の状況を分かっている。乗り方に仕込みを入れてくる厩舎でもあり、いろいろ考えて乗ってくれるのでは。一つ気になるのは調教がピリッとしない点だが、このオッズなら目を瞑ることにしよう。

 

○は11ロングラン。昨年はディセンバーS5着からここ4着。今年は勝ってからということで臨戦過程は昨年よりもいい。差し脚質で来るのは直線の中を割って一瞬の脚を使うタイプ。同じく昨年2着今年も出ているカテドラルみたいな。調教師は昨年よりも成長したと言ってるし、全部が全部前の馬で決まることも無いので、最後突っ込んで来るのはこれでは。あとは前走出遅れたが、ゲートはまともに出たい。平坦小倉だと前も止まってくれないので。

 

▲は14ゴールドエクリプス。前走はGⅠで仕方ないがこの相手なら。脚質的に安定しない面がちょっと嫌な部分があるが、今回はある程度前付け出来そうな顔ぶれ。

 

△3ダンディズム。これは完全に大外ぶん回し外差し馬場が向くタイプ。今回はもう少し巧く立ち回らないと。千八ではそう簡単に前も止まってくれない。器用さも無く枠もあまり良くない。距離も忙しい。上位進出には乗り方に工夫が必要。

 

△7アルナシーム。マイルでは忙しいが二千は長い。今回距離はいいが、持ち時計の速さから見る通りに時計の速い馬場が向くタイプ。守備範囲が狭すぎる。気性的にも当てにならず、人気裏切りの常連だった時期もあってのこの人気。どうなんだろうというのはある。ただしヤネは小倉開催断トツリーディング、連対率50%以上。馬と騎手どちらを取るか。

 

馬券はこのオッズならの単複。ヤネの初重賞制覇を期待したい。3連複は相手8頭。意外に要らなさそうなのが多いので、混戦だけどこれくらいにとどめとく。穴、という程でもないかもしれないが、押さえといた方がいいと思ったのは△4アサマノイタズラ。着順をジリジリ上げて復調気配。前走が59kg→55㎏の斤量減も魅力。