当然なのだ。簡単に説明する。はるか昔の固定相場だったとします。1ドル200円位にしましょうか。こうなると恐ろしいことが起きます。
 現在のアメリカの金利が4.6%で日本は0.9%です。どちらに資産をあずけますか?当然アメリカになりますね。
 固定相場は売り買いに左右されません。つまり為替によって損も得も発生しません。この条件ではドルが欲しい人で溢れます。ここから為替のリスクを考慮したときに4%ドルが安くなるのであれば日本円で預金をしたほうが良いでしょう。
 つまりドルの金利が良い(=強い)のでそちらに日本円が逃げるイメージで良いでしょう。この流れはウマ鹿の想像ですがおそらく3年以内には1ドル180-190円前後まで行くのではと予測します。
 円高にするには日本の金利を上げる必要があります。

 

  しかし日本は金利上げられないよ

 なぜなら日本には1000兆円を超える借金があります。金利が1%上がれば利息で10兆円。返す前に破産しそうです。

 

  この借金を解消するには

 答えは簡単。インフレをするしかないのです。たとえば今の円の価値が1000倍になれば実質借金は1兆円。これなら苦労なく返済できます。基本的に昔からこの手法で借金を返してきました。バブル以前に家を買った人はインフレが5%で金利は3%の形です。こうなると給料は年々上がっていき住宅ローンの額は相対的に小さくなります。

 

  ここが課題

 このようにインフレに傾けて金利も上げなければ、誰も日本に預けなくなるでしょう。賃金が上昇しなければ、ローンの目減りはしません。これは国でも家計でも同じことが言えます。

 これができなければ最後にあるのは徳政令です。徳政令とは今までの借金はすべてなかったことにしてという最後の使ってはいけない手段です。だって信用無くなりますからね。次から借りれません。

 

  このまましばらくは

 インフレ>金利の時代は続くでしょう。そうなるとタンス預金は目減りする資産です。余剰資産の預金や投資は最低限になるでしょう。億に届かない資産の金利でfireなんて無理になります。