追記:2024-3.30

今回の紅麹の件、「シトリニン」が原因かと思っていましたが、どうやら「プベルル酸」との事。訂正いたします。
 未知の成分が毒だというのであれば、残念ながら分析機の出番ではないですね。分析方法を確立するまでに時間がかかるでしょう。おそらく保存されているサンプルを検証するまでに時間がかかると思われます。

 

  販売先の公表は?

 ウマ鹿はするべきではないと考えます。小林製薬がどのような取引をしているかわかりませんが、顧客企業全てが公表をすればいいと判断をすれば公表してもいいでしょうが難しいような気がします。

 回収対象になる製品が使われているのかが焦点になります。今の段階では回収対象の製品流通を追うだけでいいかと思います。流通に注力するよりもプベルル酸の混入が他になかったのか調べる方が先決でしょう。

 

  じゃあ何を食べればいいの

 何が毒で何なら食べてよいかなんてウマ鹿にはわかりません。穀物は絶対に大丈夫かというと、アレルギーの人だっていますし。確率的な話でいままで毒を食べないで済んだという話でしょう。

 

小林製薬の紅麹の件 2024.3.26時点の内容
 

 

会社によりますと、腎臓の病気を発症した人が摂取した製品には同じロットの原料が使われていて、分析の結果、想定していない成分が含まれている可能性があることがわかったということです。


「紅麹コレステヘルプ」は2021年に販売を始めて以降、ことし2月までにあわせて106万袋が販売されています。

会見の冒頭で小林章浩社長は「商品の成分分析をした結果、本来想定していない成分が含まれていることが判明しました」と述べた上で、商品を自主回収すると発表しました。

引用元:NHKより

 

これを聞いてどう思いますか?小林製薬が品質管理がなってないと思いますか?確かにそうです。

マウス実験の結果もあるので、この紅麹を使おうと思ったことが間違いかもしれません。
 

  紅麹の危険性の中心

 紅麹菌の中には「シトリニン」というカビ毒をつくるものもあり、腎臓の病気を引き起こすおそれがあるとされています。
 

  つまり一部の悪い奴が

 紅麹菌の一部分にシトリニンを生産する菌がいるのでしょう。割合は不明ですが、問題となったロットでは基準値の数十倍を超えたのではないでしょうか。でなければそこまでの人数が入院となるとは思えません。

 

  微量なのでそこまで気にする必要もないかと

 問題のロットではない商品でも、微量ですがこのシトリニンが入っていると思って間違いがないでしょう。これが「毒だ、危険だ」という人は食べない方が良い。しかし、現在食べている物は少なからず化学物質が含まれています。完全に含まれていない物なんてないと思います。
 

  つまりこれですよ

「毒も喰らう 栄養も喰らう」

 

 バキの名言「毒も喰らう 栄養も喰らう」です。現在の科学力では食物は生きた物からしか摂る事は出来ません。つまり純粋な栄養素のみの食事はできないという事です。
 

  顛末としてはこうでしょう

 小林製薬の紅麹を製造した時に行う品質検査の内容で、シトリニンの分析頻度が少なくて高濃度品が出荷されてしまった事でしょう。

 出荷数から考えて健康被害にあう人はおそらく大量に摂取した人やシトリニンに耐性が低い人でしょう。

 小林製薬では製造時の分析などを含めた手順の再構築、健康被害の補償、卸先の回収費用の補填などでしょうか?
 

  まとめ

 ウマ鹿は物理を選択したので高校では化学を勉強しませんでしたが、砂糖が全部100% C12H22O11 と考える人は理系に向いていません。摩擦を考えない問題と同じでしょう。