十干(=天干)とは
天干は「天の星」で表に現れるものを指すところから天干と呼ばれます。
10個あるので十干とも言われます。
そこから人の印象や性格など
「客観的」な視点で捉えられるものを十干で現わすことが出来ます。
十干は「五行※」を「陰」と「陽」に分けて
10個になります
※五行=この世にある全てのもの
十干(天干)を自然界の象徴でイメージ
自分の命式の「日柱」にある十干を「日干」と言いますが
この日干はその人の魂の本質を表しています。
環境などに左右されない核となる部分、
その人の「種」のようなものです。
この人生で「やると決めてきた事」
とも言われていて、
とっても重要な星になります。
自分のもつ「日干」がどんな性質を持つのかを
ポイントを絞って解説します。
【木】
甲(きのえ)⇒ 自然界の象徴は「大きい樹木」
そのイメージから「真っすぐ」で「一本気」
曲がったことを嫌い周りに左右されません。
木だけに折れてしまうと修復に時間も要しますが
幹がしっかりしていれば妥協することなく伸びていきます。
乙(きのと)⇒ 自然界の象徴:草花
野に咲くお花のイメージ。
環境に左右されやすい性質は周りとの調和に活かされます。
人々の心を和ませるお花を咲かせるために
踏まれても立ち上がる粘り強さも秘めています。
【火】
丙(ひのえ)⇒ 自然界の象徴:太陽
太陽の様に明るく朗らかでどこにいても存在感があります。
高いところから皆を見ていて大らかで温かい。
夜も反対側の世界を照らしているところから
陰での努力が人前に出た時に力を発揮します。
丁(ひのと)⇒ 自然界の象徴:月・小さい灯
ロマンチックに森の小道を照らす月やほのかな灯。
ちょっとの風で消えてしまうくらいとても繊細でデリケート
ろうそくなどが自分の身を溶かしながら周囲を照らすように
世の為人の為に夢や目標に向かって情熱を注ぎます。
【土】
戊(つちのえ)⇒ 自然界の象徴: 山
どっしりとそびえたつ不動の山。
お天気は変わりやすいけれど環境の変化に強く
偉大な山には自然に登山客が集まるように
自分の器の広さで相手の能力を引き出します。
己(つちのと)⇒ 自然界の象徴:田畑・温かい大地
お手入れされた大地は栄養豊富で沢山の作物が育つように
人を温かく包み、命を育てることで役割を果たします。
感情豊かなため内面が複雑にもなるけれど
土地の質が作物を決めるように自分磨きで可能性が開きます。
【金】
庚(かのえ)⇒ 自然界の象徴:刀(鉄鋼)
鉄鋼を鍛錬に磨いて一本の刀が完成するように
正義感に強く一本気なところもあります。
鉄は熱いうちに打つのが大切なので目標を決めたらまっしぐら。
迷える人々に適切な一声で気づきを与えてくれます。
辛(かのと)⇒ 自然界の象徴:宝石
美意識が高く磨けば磨くほど品が出て美しくなります。
自分を価値ある存在として認め
試練を使命に変えて自ら道を極めると
人々を魅了するような芸術的センスを発揮します。
【水】
壬(みずのえ)⇒ 自然界の象徴:海
海は小さな流れが大河となり大海となるように、
多くのものを受け入れる包容力があります。
氾濫を起こすと全てを巻き込むパワーもありますが
地形によって形を変えるように臨機応変に成長できます。
癸(みずのと)⇒自然界の象徴: 雨
広範囲の地域を潤すところから奉仕の精神に満ちています。
雨が続くと突然川の水かさが増すように感情も溜めると溢れます。
雨の日はお部屋の中で好きな事を学ぶように探求心旺盛。
世の為人の為と言う視点で努力することで才能を発揮します。
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