今回はムクロジ(無患子)です。

ムクロジは、友だちのうちの近くのお寺に生えていてよく拾いました。

何しろ、金色の皮を剥くと黒い種が出てくるのですが

黒い種に産毛がついているのですが、それがかわいい。

↑産毛がかわいい。

 

↑振るとカラカラ音がなるムクロジを拾うのがミソ。

拾ったら即ポケットに入れるわたし。

↑早く落ちないかなーと毎回眺めてる。

 

実は、トチノミ、銀杏、くるみと同様に

お年寄りに、ムクロジ拾いが人気です。

だから、拾いに行くと、ムクロジの皮だけが取り残されています。

でも、このムクロジの皮が遊びでは、ポイントになります。

 

ムクロジには、果皮に石鹸の成分のサポニンが含まれています。

この果皮を集めてボールに入れて泡立て器でシャカシャカやると、泡がたくさん。

こどものシャボン玉遊びに最適ですよ。

この皮でシャンプーもしたことありますが、ちょっと酢っぽい感じで匂います。。。

悪くはないです。サイカチというマメ科の植物でもシャンプーをしたことがありますが

サイカチのほうがシャンプーに適してると思う(でも、サイカチも臭う。笑)。

 

また、泡遊びをするなら、夏頃に落ちる青いムクロジ(未熟果)が適しています。

 

 

青い未熟なムクロジはまるごと刻めるので、黄色い熟したムクロジの皮よりもかんたんで泡がたくさん出るんです。

 

↑ストローでブクブクすると泡が出る。

 

熟した皮を剥くのが実は大変だったりするので。

これは、以前作った動画がありますので、こちらをご覧ください。

 

 

それと、ムクロジの黒い実も食べられます。

でも、野生チックな味なので、一度食べてみたらよいかも。

いまは飽食の時代なので、ムクロジは、食べるよりも集めるほうがいいに軍配が上がるかと思いますが。

 

こっちも、昔作った動画があります↓ ムクロジを食べます。

(すっかり動画は怠けて作っていませんが。。。笑)

 

 

 

ムクロジ(無患子)は、熟した黄色い皮の中に黒い種が入っています。

お正月の羽つき(いまやる人も少ないけど)の羽の下についている黒い重りです。

熟した種はとても弾みます。

コンクリートに思いっきりぶつけてください。はずむはずむ。

そこで、昔、これで羽子板もつくって、羽の玉も作りました。。。なつかしい!

これです。

 

 

羽が、なくて手芸店で買った羽(妥協。。。)につけました。

なんだか派手ですな。いま風。

でも、ちゃんと、羽つきできましたよ。

小さかったこどもたちと何回かやりましたね。何回か。笑。

 

それと、このムクロジは、ブッダが108個つないで数珠にしたことでも有名です。

わたしもかつてドリルで穴開けて作ろうとしたけど、とにかく、固くて固くて。。

弾かれるのです。ペンチで押さえてドリル回した記憶が。

ただ、30個くらいあけたところで手が痛くなって。。。

断念した思い出があります。

やったことはないけど

柔らかいうちのムクロジなら穴開けるのも良さそうかも。

 

ムクロジは、とにかく、数珠玉も作れるし、弾むし、かわいいし、

食べれるし、泡が出て、シャンプーもできて。

愛嬌のある実です。

 

それと、ムクロジの葉も素晴らしいんです。

この葉は、枯れると、葉の葉脈がのこる美しさがたまらん。

 

 

↑これです。ムクロジ葉も素晴らしいです。

 

ムクロジは、植えると、いや、プランターに置くと、

すぐ芽が出ます。とっても発芽率の高い、つよい植物です。

ためしに育ててみてるといいかも。

 

↑9月頃のムクロジ。ぷっくりかわいい。

 

大体11月末から12月過ぎがムクロジの拾い時になります。

お寺や公園によく植えてありますよ。

探してみてくださいね。

 

今日も読んでくれてありがとう。

では、また近くに!