【アドマイヤクワッズ】

デビューから3戦すべてマイル戦で、デビュー2連勝を飾り、デイリー杯2歳Sを制覇。続く朝日杯フューチュリティSでは勝ち馬から0.3秒差の3着と健闘。重馬場で4コーナー接触の不利を受けながらも、鋭い末脚で追い上げ、力の片鱗を見せた。友道師は「力は示してくれた」と前向きに評価。3歳初戦から能力の高さを発揮し、厳しい競馬を経験したことで精神面の成長が顕著だ。今回の弥生賞ディープインパクト記念は、クラシック初戦・皐月賞への重要な前哨戦。過去3走が1600mのため、2ハロン延長となる2000mへの対応が最大のポイント。末脚が持ち味で、直線での鋭い伸びが期待される。友道師は「本番と同じ条件を経験しよう」とこのレースを選択。中距離適性を確かめ、皐月賞へつなげる意図が強い。09年アンライバルド、24年ジャスティンミラノで同レースをステップに皐月賞を2勝した実績を持つ指揮官だけに、期待が高まる。アドマイヤクワッズはまだ緩さがあるものの、仕上げは皐月賞本番を見据え、着実に態勢を整えている。大舞台での経験が活き、世代上位の力を発揮できるか。弥生賞ディープインパクト記念でそのポテンシャルを爆発させる可能性大だ。

【パントルナイーフ】

デビューから3戦すべて1800mで、未勝利戦を勝ち上がり、続く東京スポーツ杯2歳Sで重賞初制覇。2連勝の勢いで臨んだ前走は、スローペースの切れ味勝負となり、中団7番手からスムーズに進出。抜群の切れ味を発揮し、のちにきさらぎ賞を制するゾロアストロの猛追を頭差でしのいだ。手ごわい相手に強い競馬を見せ、中身の濃い勝利を収めた。太田助手は「本当に良くなるのはまだ先だけど、ああいう競馬をしてくれている」と将来性に期待を寄せる。今回の弥生賞ディープインパクト記念は、クラシックへの重要なステップ。過去の東京スポーツ杯2歳S勝ち馬には、日本ダービー馬クロワデュノールやイクイノックス、コントレイルなどの名馬が名を連ね、登竜門としての価値が高い。1ハロン延長の初芝2000mとなるが、中山コースは2走前の未勝利勝ちで経験済み。助手は「東京の方がいいと思うけど、中山の2000メートルはこなしてくれる」と対応に自信を見せる。距離の不安はなく、センスある立ち回りが活きそうだ。パントルナイーフは精神的に幼かった面がレースごとに解消され、成長著しい。弥生賞ディープインパクト記念で世代トップの力を証明し、クラシック戦線へ弾みをつけられるか。関東の大将格として、恥ずかしい戦いはできない一戦だ。

【ライヒスアドラー】

昨年9月の中山新馬戦で3馬身半差の圧勝を飾り、舞台適性の高さを証明。2戦目の東京スポーツ杯2歳Sでは初黒星の3着となったが、内容は敗れて強し。好位イン追走から3~4角で後退し、直線でも窮屈な状況ながら、ラチ沿いの狭いスペースをこじ開けて鋭く脚を使い、1・2着馬とわずか0.2秒差。上原師は「スムーズだったら…と思わせる内容。改めて能力の高さを感じた。全く悲観はしていない」と手応えを強調。勝負根性を見せた一戦で、ポテンシャルの高さを示した。当初は共同通信杯を目標にしていたが、放牧から帰厩後の状態が上がらず、弥生賞ディープインパクト記念へ予定変更。「1週間を軽めにしたら、その期間に上がってきた。延ばして良かった」と師が語る通り、調整は順調に進んでいる。今回の舞台は新馬戦を圧勝した中山コース。師は「ここで皐月賞の権利を獲れれば」と力強く好勝負を誓う。クラシックへ向けた重要な一戦で、中山適性を活かし、パワフルな走りで上位争いを狙う。ライヒスアドラーは新馬戦の完勝ぶりから、弥生賞ディープインパクト記念で巻き返しの期待大。

【バステール】

キャリアは2戦。新馬戦では2着だったが、勝ち馬は次走も快勝する強敵で、厳しい競馬を経験。未勝利戦では勝利を収め、ともにメンバー中最速の上がりを記録。潜在能力の高さを示した。下沢助手は「厩舎の強い馬といい稽古ができた」と英才教育の効果を語り、直近の成長曲線が理想的。カイバ食いが良くなり、筋肉がついて実が入ってきた印象だ。課題だったトモの踏ん張りが利かない点や頭が上がるフォームを、ハミの工夫やトレーニングで改善。走るフォームは今が一番良い状態にあり、口を締める効果の装具も着用。デビュー前から話題を集め、クラシックの勢力図を塗り替える準備を整えている。今回の弥生賞ディープインパクト記念は、タフな流れが予想されるが、スタミナ豊富で対応可能。重賞の舞台で末脚を爆発させ、クラシック戦線へ弾みをつけられるか。

【タイダルロック】

新馬戦では2着に4馬身差をつける快勝を飾り、いきなり素質の高さを見せつけた。続く芙蓉Sで6着となったが、前走の京成杯では後方からメンバー上位の脚を使って4着。9番人気ながら勝ち馬に食い下がり、重賞でも通用する脚力を証明した。武井師は「前走以上の競馬ができても不思議はない」と手応えを口にし、上積みを実感している。今回の弥生賞ディープインパクト記念は、皐月賞へのトライアル。前走京成杯で見せ場を作った末脚を活かし、初の2000m戦に挑む。前走後は短期放牧で心身をリフレッシュし、状態は前回より断然向上。コントロールしやすく、折り合いやすい長所が中山コースで発揮されそうだ。師は「ここで十分やれるはず」と期待を寄せる。タイダルロックはデビューからポテンシャルを発揮し、弥生賞ディープインパクト記念でガラリ一変の可能性大。