昨日、母の日の朝、インド学の研究者の松山俊太郎先生がお亡くなりになりました。

私は福神研究所主催の「日蓮遺文勉強会」でご一緒させていただいて、
とてもすてきな先生でした。

日曜日の午後に病院にお見舞いに伺ったんですが、
すでに時遅く先生はお亡くなりになっていました。

前にお見舞いに行った時はすごくお元気で、研究と執筆に意欲的で
病人と言うよりも、今はたまたまベッドに寝ている研究者でした。
それが最後になってしまいました。
だから、私の記憶にある、松山先生の姿は
まだまだ活動したいと奮闘している姿です。

そんなお堅いちょっとすると怖い感じの先生であり
その一方で、おっぱい好きでもありましたが
下品な女好きのそれとはまったく違いとても硬派な方でした。
遺文の会の時に女性に話かけることは殆どありませんでした。

でも、私に話しかけてくれる時があります。
今日のような風の強い日や、秋から冬になり
深々と冷え込む日です。
言葉も決まっています。

『お嬢さんは、風に飛ばされていないだろうか?』
『お嬢さんは、凍えていないだろうか?』

いつもそう声をかけてくれました。
お嬢さんは、私ではなく私の子供です。

私の連れ子で、なんの知識もない、ただの子供です。
子供は一度だけごあいさつさせてもらったことがあるだけでしたが、
ずっと覚えていてくれて、いつも気にかけてくれていました。
急に冷え込んでくると
『お嬢さんは風邪をひいていないだろうか?』と声をかけてくれました。
ご本人は着物に素足の下駄で(笑)
「先生の方がお寒くないですか?」と聞くと「ぼくは大丈夫。」と
そんな些細な会話しかできなかったけど、
いつも家の子供のことを気にかけてくれたやさしい先生でした。

もう、お会いできないと思うと寂しいです。こんな風の強い日は特に
そう思います。

松山先生のご冥福を祈ります。