年賀状の時期になるといつも思い出すことがあります。
それは以前の職場の部署の事です。もう退職して何年もたつので
年賀状だけのお付き合いになってしまっていますが、
昔の自分のいた部署はいい部署だったんだなと思います。
私は当時人事課にいました。どこの会社にもある人事部です。
ここで給与計算や、社会保険、採用、考課、社内規定の見直しなどの
事務サポートで10年勤務しました。
一番の思い出というか心の傷はリストラをやったことです。
当時一般職の私は職員組合員で、人事課でした。
組合会議にも最初は出ていたんですが、会社側のことも知っているし
苦しかったですね。
そして、リストラやって、何人も職員をやめさせて、何十枚と離職票をかいて
ハローワークの人と離職者のため再就職講座をやったりして、
ひと段落したら気付いたら人事の部長が異動になり、同僚も異動になり
人事課も人員削減人数が半分、課長と、女性事務員2人の3人体制になっていました。
女性事務員2人のうちの1人は私で30代の乳飲み子を抱えるシングルマザーでした。
3人体制と言うよりも2.5人体制でした。
これで支社も含めた約1000人の社会保険と本社約200人の給与計算をしなくては
いけなくて、傷病、出産ライフステージが変わる社員対応や、産業医との連携
退職者フォローなどもして大変でした。
でも、大変って言えなかったです。「同僚の首を切った人事課」が
忙しいって言っちゃいけないんです。
でも、女性の2人は職員組合員で課長は前々職員組合委員長で平気なわけないんです。
大変な思いの退職者を見ているんです。
だから、耐えなきゃいけなかった。
だれも文句いいませんでした。
人事課は労働基準法や健康保険法、就業規則で動いているから忙しくなる時期が
予測できるんです。
そういう時期は誰の仕事とか関係なくやっていました。
課長が役員昼食会の注文したりしていました。
年代がちょうど30代、40代、50代とバラバラで仲間でも友達でもなく
仕事が終わればさらーっと離れていく。でも、私は大好きな部署でした。
ほどよい距離を保ったいいチームだったなと懐かしく思います。
離れてみて分かりました。
いい形で協働できたんだなと思いますし、
こういう風に働けたことは奇跡に近かったんだなと思います。
お年賀の時期なると、懐かしいこの奇跡に感謝したくなります。
と同時にあのとき会社とご縁が切れてしまったみなさまも元気でお過ごしください。と
願わざるにはいられなくなります。
年末ですね。