それでは、種牡馬別にして、その1で選んだ馬を見ていきたいと思います。

 

セレクションセール上場馬を見てみよう その1

 

1.ヘニーヒューズ

 

ダートを使いたいと思っている馬主さんの1番手に上がるのが、ヘニーヒューズ産駒かと思います。

セレクションセールでは、全部で12頭出ています。

 

その中で私が選んだのは、5頭になります。

それぞれ、血統判断基準から理由を述べていきたいと思います。

 

 

今年の1歳馬の種付け時、ヘニーヒューズの活性値はMAXでした。

そのため、基本的に父似の産駒になります。

 

①上場番号2 クイーンオブハルカの2020

 

・優先祖先 Meadowlake(米) ダート短距離 G1勝ち馬

・基礎体力 72

・月のサイクル OK

・BMS 〇

 

優秀な産駒だと思います。

BMSのSingspielも、地方競馬で良い成績を収めており、期待の1頭です。

 

 

②上場番号123 シルキークラフトの2020

 

・優先祖先 ヘニーヒューズ

・基礎体力 69

・空胎明けの出産

・月のサイクル OK

 

アウトブリードが大切と考えていますが、この牝系クロス(South Ocean)が非常に気になります。

カナディアンオークス(ダート)を勝った名牝です。

明らかに狙った配合ですね。

 

また、空胎明けの産駒ですので、血統的に非常に評価の高い1頭だと思います。

 

 

③上場番号221 レッドジュラーレの2020

 

・優先祖先 ヘニーヒューズ

・基礎体力 78

・アウトブリード

・月のサイクル NG

 

月のサイクルがNGではありますが、

圧倒的な基礎体力があり、アウトブリードということもあるので、

地方競馬に非常に合っているのではないでしょうか。

 

 

④上場番号27 イチリュウの2020

 

・優先祖先 ヘニーヒューズ

・基礎体力 59

・空胎明けの出産

・月のサイクル ぎりぎりOK?

・BMS 〇

 

基礎体力も平均より上で、空胎明けの産駒です。

BMSのキングヘイローは、地方競馬でも良い成績を収めています。

 

 

⑤上場番号205 アグネスダリムの2020

 

・優先祖先 Shortley(米)

・基礎体力 66

・月のサイクル NG

・BMS 〇

 

Shortleyは、ダートGⅢの勝ち馬です。

BMSのゴールドアリュールは、地方競馬で良い成績を収めています。

 

 

どの馬を選ぼうか・・・ですが、どれも目移りする馬ばかりです。

 

あえて選ぶなら、堅実に活躍してくれそうな「クイーンオブハルカの2020」ですが、

一発あるのは、「シルキークラフトの2020」ではないでしょうか。