「自分の記憶をたどる旅」
2015年9月22日~26日、秋のシルバウィークに遅めの夏休みをとって、
4泊5日で「南九州の旅」に行ってきました!
4泊5日で「南九州の旅」に行ってきました!
ですが、その前に・・・

2016年4月14日21時26分・・・熊本県を中心に最大震度7を観測する大きな地震が発生し、
それから28時間後の4月16日1時25分には、それを上回る揺れが九州の中心部を襲いました。
それから28時間後の4月16日1時25分には、それを上回る揺れが九州の中心部を襲いました。
度重なる大きな揺れは多くの人の尊い命と、日常を奪い、
2年が過ぎようとしている今でもその傷は大きな爪痕として残っています。
2年が過ぎようとしている今でもその傷は大きな爪痕として残っています。
また、今だけでなく過去までも奪った「熊本城」や「阿蘇神社」「熊本洋学校教師館ジェーンズ邸」
「永山城跡」などの有形文化財などの崩壊は、傷心にさらなる追い打ちをかけました。
「永山城跡」などの有形文化財などの崩壊は、傷心にさらなる追い打ちをかけました。
ボクも直接的に大きな被害は受けなかったものの、2004年の「新潟県中越地震」と
2007年の「新潟県中越沖地震」の2度の震災に、日常を奪われた経験があります。
それとは比べものにはならないとは思いますが・・・
2007年の「新潟県中越沖地震」の2度の震災に、日常を奪われた経験があります。
それとは比べものにはならないとは思いますが・・・
「熊本地震」で亡くなられた方々のご冥福をお祈りさせていただくと共に、
その被害にあわれた方が一日でも早く日常を取り戻せることを心からお祈り申し上げております。
その被害にあわれた方が一日でも早く日常を取り戻せることを心からお祈り申し上げております。
そして、この記事で少しでも南九州のいい所を伝えられて、九州を訪れる観光客の増加につながり、
わずかでも復興のお手伝いができましたら幸いです。
わずかでも復興のお手伝いができましたら幸いです。

今考えると、この旅の直前に流れた「阿蘇山噴火のニュース」も、
もしかしたら半年後に起こる震災に関係していたのかもと思わざるを得ません。
そんなニュースが流れ不安を抱えたまま、5歳と1歳の息子を含む家族4人で「羽田空港」から飛行機に乗って
まず到着したのは「大分空港」。
まず到着したのは「大分空港」。
ここの荷物引取り場のベルトコンベアには、皿にのった巨大なお寿司が回っています
「回転寿司が大好きな5歳の長男も、この「おもてなし」に大よろこび!
なんだか美味しくて楽しい旅になりそうだなぁ♪
なんだか美味しくて楽しい旅になりそうだなぁ♪

レンタカーの「マーチ号」で、左手に別府湾を望みながら軽快に南下。
まず昼食に目指したのは、もちろん大分のご当地グルメ!
港駅「別府交通センター」内にある、「竹のレストランちくし」にて、
「だんご汁定食」や「とり天定食」を家族でシェアしながらいただきました♪
「だんご汁定食」や「とり天定食」を家族でシェアしながらいただきました♪
店内はその名の通り、竹で装飾されていて落ち着いた古民家の雰囲気。
別府は竹細工も有名らしいですね。
別府は竹細工も有名らしいですね。
最初、「だんご汁」の「だんご」ってこの丸くて大きな「麩」みたいなものをいうのだと思っていたけど、
どうやら小麦粉で作った平たい「麺」の方のことを指しているみたいです。
完全に勘違いしていました・・・
どうやら小麦粉で作った平たい「麺」の方のことを指しているみたいです。
完全に勘違いしていました・・・

さて、お腹も満たしたし、「別府温泉」と言えば、やっぱり「別府地獄めぐり」。
温泉好きの我が家としてはハズせない観光地です・・・
と言っても、温泉は見るより入る方が好きなんですけどね。
と言っても、温泉は見るより入る方が好きなんですけどね。
数多くある地獄の、まず最初に訪れたのは「山地獄」。
日本一豊富な湯量で知られる「別府温泉」だから、さぞかしグツグツと煮えたぎる熱湯と
雷のような轟音と共に噴煙があがる「地獄」をイメージしていたのですが、
そこにはのんびりと温泉につかっている動物たちが・・・
雷のような轟音と共に噴煙があがる「地獄」をイメージしていたのですが、
そこにはのんびりと温泉につかっている動物たちが・・・
どうやら「山地獄」は温泉の熱を利用して飼われている「ミニ動物園」がメインみたいですよ。
ちなみに、そんな湯ったりと過ごしていたカバの「昭平くん」は2017年の夏にお亡くなりになったそうです。

つづいて行ったのは「山地獄」からすぐの「海地獄」。
その名が想像させた通り、なんとも美しいコバルトブルーの湯面。
思わず涼しげで触ってしまいそうになりますが、その温度は98度もあるそうです。
思わず涼しげで触ってしまいそうになりますが、その温度は98度もあるそうです。
まさに美と死が隣りあわせとなった「地獄」なんですね。

でもここはちゃんとお湯につかれる「足湯」があるんです。
当然、ありがたくいただいちゃいました~♪
いただいちゃったと言えば、多くの人が茶屋で「地獄蒸気プリン」というものを食べていたので、
お腹も減っていないのに思わず食べちゃいました~♪
お腹も減っていないのに思わず食べちゃいました~♪
当然、他の「地獄」でも「茶屋」があるところが多いので、
行くたびに「温泉卵」や「サイダー」など口にしちゃって・・・
行くたびに「温泉卵」や「サイダー」など口にしちゃって・・・
この旅が終わり、体重計に乗った時が本当の「地獄」なのかもしれません。

さて、どんどん「地獄」をめぐって行きましょう!
次は「鬼石坊主地獄」です。
ここは、灰色の泥沼が丸く膨れ上がり「ボコッボッコッ!」と音を立てている、
何とも、お風呂として入る温泉のイメージとは全く異なる景色です。
何とも、お風呂として入る温泉のイメージとは全く異なる景色です。
各地獄にはそれほど怖くない鬼のキャラクターいるのですが、
ここのキャラクターは鬼ではなくて、一休さんみたいな「お坊さん」のキャラクターが出迎えてくれました。
ここのキャラクターは鬼ではなくて、一休さんみたいな「お坊さん」のキャラクターが出迎えてくれました。
とても人懐っこくて、一緒にたくさんの写真を撮ってしまいましたよ。

つぎは「かまど地獄」にやってきました。
ここには様々な表情の「地獄」が集約されていて、「地獄の一丁目」~「六丁目」までありました。
自然の温泉というよりも、人の手が加えられた「温泉アミューズメントパーク」的な感じで、
ガイドさんみたいな人がちゃんと「地獄」の説明もしてくれましたよ。
自然の温泉というよりも、人の手が加えられた「温泉アミューズメントパーク」的な感じで、
ガイドさんみたいな人がちゃんと「地獄」の説明もしてくれましたよ。
一丁目と四丁目、六丁目が熱泥の「地獄」。
タバコの火などを近づけると蒸気がモクモクとたちのぼると実演してくれました。
これはタバコの火の粒子に周りに水蒸気がくっついて目に見えるようになるらしいですよ。
タバコの火などを近づけると蒸気がモクモクとたちのぼると実演してくれました。
これはタバコの火の粒子に周りに水蒸気がくっついて目に見えるようになるらしいですよ。

つづきまして、約100頭のワニが飼育されている「鬼山地獄」です。
もうここは「ワニ地獄」と言っていいんじゃないかと思うほど、たくさんのワニが重なって寝ていますよ。
ただし、ワニの凶暴な仕草はまったく無く、まるで造り物なんじゃないか?って疑うほど動きません・・・
厳ついそんなワニの顔も、よく見たら気持ちよさそうにしている様に見えました。
厳ついそんなワニの顔も、よく見たら気持ちよさそうにしている様に見えました。

お次は「白池地獄」。
ここはこれまでの趣と違って、白濁の池を配した庭園の様な落ち着いたたたずまい。
熱帯魚館もあって、静かに散歩するにはいい雰囲気だけど、
「温泉アミューズメント」や「ワニ地獄」を見たあとにはちょっと物足りなさも感じました。
「温泉アミューズメント」や「ワニ地獄」を見たあとにはちょっと物足りなさも感じました。

つづいて「龍巻地獄」に行ってみたのですが、どうやら見ごろの時間があって、
30~40分後というので、お隣の「血の池地獄」へ。
これはスゴい!
その名の通り、まがまがしい真っ赤に染まった池の迫力に魂を抜かれそうです。
その名の通り、まがまがしい真っ赤に染まった池の迫力に魂を抜かれそうです。
以前、1927年にここは大爆発を起こしたらしく、その恐ろしい様子も写真で展示していました。
めぐった「地獄」の中で、ボクはこの「血の池地獄」に一番「地獄」を感じましたよ。
めぐった「地獄」の中で、ボクはこの「血の池地獄」に一番「地獄」を感じましたよ。
その感動のままそこで売られている、ここのお湯の沈殿物を利用した「血ノ池軟膏」という
皮膚病薬をお土産に買っちゃいました。
皮膚病薬をお土産に買っちゃいました。

さてさて、時間も見計らって再度やってきたのは「龍巻地獄」。
ここは約30分間隔で噴出する「間欠泉」が見られます。
吹き出し口がみんなでよく見られるように、ステージを囲む観客席のような作りになっていました。
その吹き出し口の左右と天井は石に囲まれて、これ以上噴出さないようにされているのは残念だと思いましたが、
よく考えてみれば、調子のいい時は轟音と共に105度もの熱湯が、約30mほど吹き上がるそうなんです。
よく考えてみれば、調子のいい時は轟音と共に105度もの熱湯が、約30mほど吹き上がるそうなんです。
そりゃ、制御しないと大ヤケドですよね~。
竜巻の様には巻いていませんが、それでも「地球の命」感じるには十分です。
竜巻の様には巻いていませんが、それでも「地球の命」感じるには十分です。

この8つ以外にも、まだまだ「地獄」はあるそうなのですが、
ちょっと離れていて、時間がかかってしまいそうなので、
今回はスタンプラリーにあった8つの「地獄」でコンプリートとしておきました。
・・・と、言っても何かもらえる訳ではないんですけどね
ちなみに、今回めぐった8つの内、「山地獄」以外の全7つが「別府地獄組合」に加盟しているそうですよ。

さんざん温泉を眺めているのに、入ったのは「足湯」だけ・・・
やっぱり温泉好きな我が家は見るよりも浸かるのが大好き♪
ってことで、本日1日目の温泉宿を目指しました。
ってことで、本日1日目の温泉宿を目指しました。
ん~、ここ大分県には有名な温泉地が多すぎる~
なんたって、温泉の源泉数4473ヵ所は日本一の県だもの。
源泉数&湧出量共に全国第1位となる「別府温泉」に後ろ髪を引かれる思いですが、宿は別の温泉地にあります。
なんたって、温泉の源泉数4473ヵ所は日本一の県だもの。
源泉数&湧出量共に全国第1位となる「別府温泉」に後ろ髪を引かれる思いですが、宿は別の温泉地にあります。

到着したのは「由布院温泉」の「由布院ユウベルホテル」。
もう、ガマンならずチェックインすると、すかさず温泉をいただいちゃいました~♪
「別府温泉」に続き、源泉数&湧出量共に第2位を誇る「由布院温泉」の
単純泉を100%かけ流しで味わいます。
単純泉を100%かけ流しで味わいます。
露天風呂も木々に囲まれていて、お湯に浸かると言うよりも、
まるで自然の中に溶け込んでいくという感じで、とても癒されました。
まるで自然の中に溶け込んでいくという感じで、とても癒されました。

そして、温泉宿のお楽しみはお湯だけではありません。
もちろん地元産の絶品グルメも味わっちゃいますよ。
お昼に気軽に入れる食事どころでは、なかなか巡り会えない味にも温泉宿なら出会えることが多い。
お昼に気軽に入れる食事どころでは、なかなか巡り会えない味にも温泉宿なら出会えることが多い。
そんな大分県の味として期待したのは、大分市の「佐賀関」水揚げされるブランド魚。
そう、出会えましたよ「関あじ」に!
そう、出会えましたよ「関あじ」に!
「関あじ」か「関さば」は欠かせないって思っていたんだけど、出会えてうれしい~♪

「南九州の旅」1日目、「大分県」。
温泉好きな我が家がずっと憧れていた「大分県」。
「地獄めぐり」をしたけれど、まさに「温泉天国」♪
「地獄めぐり」をしたけれど、まさに「温泉天国」♪
たったの半日でほんの一部だけど、大満足の旅のスタートとなりました。
今回は限られた日程で、あと「熊本県」「宮崎県」「鹿児島県」と渡り歩くことになっていますが、
いつかまた「大分県」にはゆっくりと温まりに来たいと思いました。
いつかまた「大分県」にはゆっくりと温まりに来たいと思いました。
2日目は、「熊本県」に入る予定ですが、
「阿蘇山」の火山活動が活発になったために通行止めの道路もあるようで、予定通り先に進めるか心配・・・
「阿蘇山」の火山活動が活発になったために通行止めの道路もあるようで、予定通り先に進めるか心配・・・
はたして「南九州の旅」はどうなるのか?
・・・つづく。