栃木旅行は世界旅行から | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

9/22(月)に1日だけちょっと遅い夏休みを追加し、
9/20(土)~22(月)に2泊3日の小旅行に行ってきましたぁ♪

って先月、新潟にも旅してきたばかりだったのにね・・・

でもそれって、夏休みじゃなくて休日出勤の代休だったので、
1日ぐらいちゃんとした夏休みっていうものをとってもいいでしょう。

で、今回は栃木県北部への車の旅です。
栃木県は新潟から行くとなると近い様で割と遠い地なのですが、埼玉県からはお隣さんですからね。

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そんな感覚で久しぶりに東北自動車道を北上してみたら、
間にほんのちょっと群馬県に入るので不思議な気分になりました。

今回の旅の主な目的は、「温泉宿に泊まって夏の疲れをゆっくりと癒す」。
栃木県にも有名な温泉はたくさんありますからねぇ♪

でもそれだけじゃ息子たちは許してくれないだろう・・・

そんな子連れの家族向けなのか?
実は栃木県には有名な温泉郷に隣接するようにたくさんのテーマパークが点在しているんですよねぇ。

で、そんな中から訪れたテーマパークは日光市鬼怒川温泉にある「東武ワールドスクウェア」。

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実家が東武線沿線にあるので1993年のオープンの時の小田茜の歌うテーマソングも耳につき、
ずっと気にはなっていたテーマパークなのですが、
オープンしたばかりに行った人の話を聞いたら『人形と模型がならんでいるだけでツマらなかった・・・』
という感想が多かったので、一度も行った事無かったんですよ。

でも、最近行った友人とかの話では一転して『楽しかった♪』との声が。

いったいどっちなんだろう?

もしかして年齢を重ねるとその深みがわかるところなのかなぁ?
そうなると息子世代には面白く無いのか?

それとも20年以上も経営が続いてるってことは、それだけ進化していってるって証しか?

百聞は一見に如かず! とにかく行ってみよう!

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と、あまり大きな期待をせずに行ってみたら、これが結構楽しいぃ~♪

現在の「東武ワールドスクウェア」は世界各国21の国や地域が、「現代日本」「アメリカ」「エジプト」
「ヨーロッパ」「アジア」「日本」という6つのゾーンで分かれていて、
そこにある遺跡や建築物が1/25の大きさの模型で102点展示されているんです。

まずはひと際目をひく「現代日本ゾーン」の「東京スカイツリー」には息子も興奮!

約26mの高さとは言え、長男は2度ホンモノを見ていますからねぇ。
そこを走る東武鉄道の列車「スペーシア」には感動していましたよ。

ホンモノの迫力や雰囲気などを損なうことなく再現されたミニチュア模型は、
ホンモノを見た事のある者にとってはその時の思い出も蘇るので感動も倍増かもしれません。

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「体験の多さ」。
きっとこれが年齢差によって感想の違いなのかもしれませんね。

やっぱり相方と一緒に当時の思い出とともに感動していたのは、
新婚旅行で見たフランスの「サクレ・クール寺院」や、「ベルサイユ宮殿」「エッフェル塔」「凱旋門」


中国の最大の思い出、「万里の長城」はかなりの規模の模型。
「故宮」や「天壇」も思い出が蘇りました。

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日本だって「あれ見た。これ見た。ここも行った」と相方と2人で興奮。
なんて話していると、長男は『ボク行ってない・・・』ってヤキモチをやいてるのも面白かったですが。

そう考えると子どもが生まれる前は色なところに行ってるなぁ~

もちろん行っていないところだって、いつかはホンモノを見てみたいなぁとか思って
そこを旅する自分を想像して楽しめます。

長男に「大きくなったらお父さんをスペインに連れて行ってね」と約束したしね。

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また最近、長男は国とか県とか興味があるので、「この国(県)にはこういった建物や文化があったりするんだよ」
とちょっとした地理の勉強にもなった気がします。

って、大人でも初めて「へぇ~」って勉強になることもあるので、4歳児にはまだ早いか?

さらに感慨深かったのが、「アメリカゾーン」に建っていたツインビル「ワールドトレードセンター」。

世界的にショックを与えた2001年9月11日のテロで今はもうその姿はありませんが、
こうして1/25でも、あの2度と繰り返してはいけない悲劇を忘れないためにも、
次の世代に語り継ぐためにも、ここに永遠と残して欲しいと思いました。

その他、実物は火災のため焼失して現在再建中の韓国の「南大門」や、
「東京駅」は東京大空襲のため焼失したドーム型屋根を再現していたりもするそうです。

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しかし、この「東武ワールドスクウェア」の魅力は建物だけじゃありません!

まずは45の世界遺産や有名建築物に感動をするのですが、それで終わったらツマらないんです。
きっと『面白くなかった』という人はここで終わる人なんでしょう。

この1/25に再現された世界の中には、ちゃんと人々が暮らしてるんですよ!
って、もちろん人形なのですが・・・

この世界には合計で約14万体もの人形が配置されていて、各地域でその中の文化で暮らす人々や観光客、
さらにはそこを舞台に撮影された映画やドラマの登場人物、そこにまつわる童話や民話の住人まで登場。

ちょっとサイズは建物に対して大きめな感じがしますが・・・

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そんな彼らはまるでそれぞれが意思のあるように感じられ、『いったいこの人は何をやっているんだろう?』と
興味を持って見始めるともう「東武ワールドスクウェア」ワールドに引き込まれてしまいます。

誰かのブログの前情報によると、『1時間半ほど見れば充分』とあったのですが、
ここにハマると1日じゃ足りませんよ。

そんな個性豊かな住人に関して、今回はちょっとしたクイズイベントが行われていました。

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それはこれらの世界各地の4箇所に東京スカイツリーのキャラクターである
「ソラカラちゃん」が紛れ込んでいるそうなんです。

それをヒントをたよりに探すのですが、これも長男は「ソラカラちゃん」を知っているだけに盛り上がってましたよ。

こういったイベントは定期的にやっているようで、以前は「ウルトラマン」や、
不二家の「ペコちゃん」、お笑いコンビの「キャイーン」を探すのもあったようです。

今回は頭が黄色くて見つけやすい「ソラカラちゃん」で良かったぁ。

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建築物の精密性や、まるで生きているかの人形もそうですが、もう一つボクが感動したのが
主に「日本ゾーン」にある木々。

日本の庭園を再現するにあたって、そこにある1/25の木々は模型ではなくなんとホンモノ!

しかも、そこに生える葉っぱもミニサイズだったり、柿の実がなる時はそれもミニなんですって。
これはスゴい!
まさに日本の盆栽文化が活かされているってことなんですね。

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ちなみに日本の各都道府県の代表建築物があったのですが、新潟は「豪農の館」がとりあげられて、
埼玉県は残念ながら見当たりませんでした・・・

各県や各国から来る観光客も多いけど、自分の住んでいるところが無いとちょっと寂しくもなりますね。

そんな感じで賛否両論の噂だった「東武ワールドスクウェア」でしたが、
ボクらにとってはかなりドハマりのテーマパークで、けっきょく閉園時間までいちゃいましたよ。

ボクらに比べ、体験の少ない長男は楽しめるかが心配でしたが、
「一番楽しかったのは何?」と長男に聞いてみたところ、『電車の踏切り~♪』って答えてました。

そうか! 長男にとってこれはジオラマと一緒。 精巧につくられたプラレールみたいなもんかもね。

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展示物の中には常に動きがあるものと、「プレイカード」というものを
カードリーダーに差し込むと仕掛けが作動する展示物があるんです。

当然、長男は動いた方が楽しいのですが、この「プレイカード」は有料(1,000円/15ポイント)。
1つの仕掛けを動かすには1~2ポイント必要らしいのですが、
結構このカードを買っている人もいるので、それに便乗させてもらいちゃっかり盗み見しちゃいましたぁ。

セコ・・・

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また、テーマパークならではの「東武ワールドスクウェア」の
キャラクター「トムとマイム」のショーもありましたよ。

いまいち人気が無いキャラなのか、少し寂しいステージショーでしたが、その分一人占め。
長男も次男もしっかりと写真を撮ることができました。

長男はディズニーランドの住人でさえ最初は号泣したのですが、次男は初キャラクターでも笑顔でいてくれましたよ。

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実は今回、次男にとってはじめての車の遠出で、最近ママへの後追いが激しいこともあり、
休み休み行くにしてもチャイルドシートに何時間も大人しく座っていられるかが一番心配だったんです。

先日、実家に行った際の数十分ですらずっと泣きわめいていたんですもん。

でも、さすがに車も慣れたのか? それとも諦めたのか?
今回の旅では割とご機嫌でいてくれましたよ。

さらにあまり乗りなれない無料レンタルのベビーカーも大人しく乗ってくれたので助かりましたぁ。

まあ一番の要因は、次男が大好きなお兄ちゃんが楽しそうにしていたからかもしれませんね。

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ボク的には展示物も充分満足だったのですが、それに加えてささやかだけどこんなキャラショーがあったり、
今年の4月にオープンしたばかりの東武ワールドスクウェアの歴史などを展示する「ヒストリウム・シアター」や、
レストランでは栃木名物「とちおとめ」や「ゆば」を使ったドーナツや、「宇都宮餃子」を食べる事ができたりと
オプション面も満足度を高めてくれた要素の一つです。

って、家族みんながよろこんでくれた事がなによりなんですけどね。

ちなみに相方の一番面白かったというものは、「東京タワー」の下に「新潟交通」の見慣れたバスがあった事。
新潟県民は「おのぼりさん」のイメージが強いんでしょうかねぇ?

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栃木旅行の始まりはとっても充実した世界旅行からでした。

東武ワールドスクウェア~ ここは華麗な たま~てばこ~♪

「東武ワールドスクウェア」

栃木県日光市鬼怒川温泉大原209-1
電話:0288-77-1055
営業時間:夏期(3/20~11/30)9時~17時/冬期(12/1~3/19)9時半~16時
定休日:年中無休
入場料:大人(中学生以上)2,500円/こども(4歳以上)1,200円



・・・つづく。