埼玉に住んでから初めての県外への旅行先として選んだ地は15年間住んだ「新潟」でしたぁ。
これも何度も浸かっていいお湯だと知っているからこそ。
夕食を食べた後、のんびりと宿内のお土産売り場を見ていたボクらに宿の方が声をかけてきてくれました。
『ただ今の時間、ハーブティーの無料サービスを行っていますので、いかがですか?』
『ただ今の時間、ハーブティーの無料サービスを行っていますので、いかがですか?』
おぉ~いいねぇ~♪ ボクらはお言葉に甘えて、何の疑いも無く別館にある部屋に誘われていきましたよ。

そこは「サロン五感美beさらら」というリラクゼーションサロン。
ハーブティーを飲めるオーガニックカフェ以外にも、
炭酸泉フェイシャルスパや貸切全身浴スパークリングスパ、
よもぎ蒸しなども体験できる女性がよろこびそうな美容と健康の部屋。
炭酸泉フェイシャルスパや貸切全身浴スパークリングスパ、
よもぎ蒸しなども体験できる女性がよろこびそうな美容と健康の部屋。
あ、そうか、こういった事への勧誘なんだ・・・
と思いつつ、ちゃんとそれぞれ好みのハーブティーを入れてもらい、
やわらかい照明の下まったりとしちゃってます。
やわらかい照明の下まったりとしちゃってます。
でも結局は特に勧誘されず、ホントにハーブティーをサービスしてもらっただけ。
いやぁ~お湯に浸かってあったまり、お腹も満たされ、ハーブティーで心もリフレッシュなんて最高でした♪
部屋に戻ったら布団も敷いてあるし、このまま夢の世界に入っていってもいいかも・・・
息子も何度か月岡温泉に来てるから覚えてるんですよねぇ~
相方は外は寒いからと言ってボクと息子を見送りましたが、
雨もやんできたし、泊まっている宿「ホテルニューあけぼの」横にあるのですぐですよ。
雨もやんできたし、泊まっている宿「ホテルニューあけぼの」横にあるのですぐですよ。
木造の立派な建物がライトアップされていてなんとも趣がありますねぇ。
「開湯百年祭」のノボリが見えますが、大正4年に石油の掘削から偶然的に良質のお湯に当たり、
そこから2014年で百年目になるそうなんですよ。
来年は様々な企画が予定されているらしいです。
「開湯百年祭」のノボリが見えますが、大正4年に石油の掘削から偶然的に良質のお湯に当たり、
そこから2014年で百年目になるそうなんですよ。
来年は様々な企画が予定されているらしいです。
「湯足美」は無料で気軽に月岡のお湯を楽しめるので、こんな寒い夜でも人がいます。
ただ息子は足が短いので普通のベンチに座ると湯面まで遠く、
ほとんどお湯に浸かれないので一段低い場所に座りました。
ほとんどお湯に浸かれないので一段低い場所に座りました。
そしてボクはこの季節になると出荷される新潟のお酒「五郎八」を飲みながら温まりまぁす。
どぶろくを飲みながら湯ったり~ なんて幸せなんでしょう~♪
どぶろくを飲みながら湯ったり~ なんて幸せなんでしょう~♪

男2人して幸せ気分に浸っていると、近くにいたオバさま2人に息子が話しかけられましたよ。
ん? 息子をナンパか?
『ボクいくつ? どこから来たの?』の質問から始まり、結局ボクも含めて4人で色々話しをしていると、
どうやらそのオバさまたちはこの辺りに住んでいて、足湯だけを浸かりにきたそうで、
さらには息子さんがこの秋に転勤になり、その新居はさいたま市なんだそうです。
どうやらそのオバさまたちはこの辺りに住んでいて、足湯だけを浸かりにきたそうで、
さらには息子さんがこの秋に転勤になり、その新居はさいたま市なんだそうです。
え!? 意外なところに共通点が!
ボクもつい最近まで新潟に住んでいて、さいたま市に引っ越したことなども話したので結構話が盛り上がり、
意味はわかりませんが息子が『足がキュッキュッする~』って言うまでついつい長湯してしまいましたよ。
意味はわかりませんが息子が『足がキュッキュッする~』って言うまでついつい長湯してしまいましたよ。
ちょっと宿に帰るのが遅くなって相方に心配させてしまいましたが、
旅先で地元の方とおしゃべりするのって楽しいですよねぇ~
旅先で地元の方とおしゃべりするのって楽しいですよねぇ~
つい最近までいた土地なので懐かしさもあって良かったです。

さて、息子ももう満喫して寝てくれたのでもう一度、
今度はゆっくりと宿のお風呂を満喫することにしましょう。
ここは24時間いつ入浴してもいいっていうのがうれしいです・・・と思ったら、
もう夜中だというのに結構お風呂は混雑していましたよ。
もう夜中だというのに結構お風呂は混雑していましたよ。
どうやら早くも忘年会シーズンに入ったようで、ある会社の会が終了したタイミングだったみたい。
そういえば、賑やかな声が聞こえてきたり、
コンパニオンみたいなお姉ちゃんと廊下ですれ違ったりしたっけ。
そういえば、賑やかな声が聞こえてきたり、
コンパニオンみたいなお姉ちゃんと廊下ですれ違ったりしたっけ。
ボクも新潟で働いている時はこんな宴会が何度かあったけど、
それも無くなっちゃうんだろうね・・・
それも無くなっちゃうんだろうね・・・
そう思うと、普段はウザいと思う酔っ払いも、なんだか温泉宿ならでは風景で愛おしくなります。
そんな色んな思いが交錯する複雑な新潟旅行の1日目が終わっていきました。

そして2日目の朝・・・まずは当然、朝風呂で~す!
3度目になりますが、いいお湯なので湯アタリしない程度に何度も味わっちゃいます♪
ってことで、その「いいお湯」という月岡温泉の事をちょっとここで紹介。
ってことで、その「いいお湯」という月岡温泉の事をちょっとここで紹介。
ここの源泉は他の宿にもメインで配湯されている「月岡5号井」「月岡6号井」で、
泉質は「含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉」(弱アルカリ性低張性高温泉)。
泉質は「含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉」(弱アルカリ性低張性高温泉)。
嫌いなエメラルドグリーン色に、湯面にはわずかに油膜が浮いていて、
硫化水素臭があり、味はしょっぱく苦みもあります。
硫化水素臭があり、味はしょっぱく苦みもあります。
そして「磐越三美人湯」に数えられ、その食塩硫化水素泉の湯は
硫化水素泉の漂白作用で肌を白くする作用があると言われているんです。
硫化水素泉の漂白作用で肌を白くする作用があると言われているんです。
また「万座温泉」に次ぐ日本で2番目に硫黄成分濃度が高い事で有名で、
アクセサリーなどの貴金属をつけて入ると真っ黒に変色しちゃうのでご注意を!
アクセサリーなどの貴金属をつけて入ると真っ黒に変色しちゃうのでご注意を!
昨晩も、宴会あがりのオジさんが金のキラキラしたネックレスを着けて入っていたけど大丈夫だったかなぁ?
月岡温泉のほとんどの施設はこのお湯の影響で蛇口などが変色しているところが多いのですが、
ここは最近リニューアルしたばかりだからか?まだピカピカでしたよ。
ここは最近リニューアルしたばかりだからか?まだピカピカでしたよ。

さて、そんな「美人の湯」で朝からお肌もツルツルスベスベになったら次は朝食です。
朝食はちょっとしたメニュー表がありましたよ。
「具沢山豚汁」「鶏と野菜の鉄板仕立て」「飛龍頭しぐれあん掛け」(五目野菜の揚げ豆腐)
「鮭粕漬け」「鯖塩焼き」「出汁巻玉子」「青菜のお浸し」「生たまご」
米の友として「明太子」「しらすおろし」「佃海苔」・・・・
「鮭粕漬け」「鯖塩焼き」「出汁巻玉子」「青菜のお浸し」「生たまご」
米の友として「明太子」「しらすおろし」「佃海苔」・・・・
この他にもハーフバイキングで様々な料理があり、「カレー」や「煮豆」「肉豆腐」
「野菜サラダ」「納豆」「海苔」などなど、たっぷり朝から食べちゃいました♪
「野菜サラダ」「納豆」「海苔」などなど、たっぷり朝から食べちゃいました♪
ごちそうさまでしたぁ~♪
そして満腹なのにも関わらず、息子は『温泉に入りたぁ~い』と。
え? ボクはもう4回目になるんですけど・・・
え? ボクはもう4回目になるんですけど・・・
こんなことなら他の宿のお風呂も巡れる「湯めぐりチケット」を貰ったので
夜の内に入っておけば良かったなぁ。
夜の内に入っておけば良かったなぁ。
念のため他の宿に聞いてみたけど、この時間はやっぱりどこも清掃の時間でした。

もう月岡温泉にもめったに来られないので、温泉好きの息子のリクエストに応えてあげますよ!
この「ホテルニューあけぼの」のお風呂は大浴場、露天風呂ともに温泉100%、
男女の入れ替えは無し、清掃後に一時加水、加温あり、
ろ過循環式で衛生管理のためキラーストーン装置(遠赤外線)を使用してるそうです。
男女の入れ替えは無し、清掃後に一時加水、加温あり、
ろ過循環式で衛生管理のためキラーストーン装置(遠赤外線)を使用してるそうです。
露天風呂脇にある「春屋」というサウナは6時~夜21時の間に入れます。
ボディソープ、シャンプー類も完備、木製の桶や椅子が風流。
脱衣場洗面台にはクシ、ブラシ、ドライヤー、綿棒、髭そり、整髪料等が置いてあり、
脱衣籠個々にメガネ入れの他、スリッパ入れまであって、
自分の掃いてきた物が掃けるのはちょっとした気遣いが感じられますね。
脱衣籠個々にメガネ入れの他、スリッパ入れまであって、
自分の掃いてきた物が掃けるのはちょっとした気遣いが感じられますね。
それから湯あがりにスゴい気に入ったいたのが、「あけぼのオリジナル冷茶」。
ウーロン茶、はと麦茶、ばん茶などの7種の薬草と自家製梅干しの汁が入っている特製で、
火照って汗ばんだ身体に、程よい苦みと塩気が最高の逸品でした♪
ウーロン茶、はと麦茶、ばん茶などの7種の薬草と自家製梅干しの汁が入っている特製で、
火照って汗ばんだ身体に、程よい苦みと塩気が最高の逸品でした♪
それを飲みながら一緒に置いてある小梅をカリカリと。
息子もボクももう思い残すことはないほど、月岡温泉を味わい尽くしましたよ。

ゆっくりと11時にチェックアウトしたボクらはつづいて何度か行った事のある
地産地消と食育のテーマパーク「月岡わくわくファーム」を訪れました。
月岡温泉「ホテルニューあけぼの」 新潟県新発田市月岡552-4 電話:0254-32-2111 ※料理内容やチェックイン・アウト時間はプランによって異なります。

ゆっくりと11時にチェックアウトしたボクらはつづいて何度か行った事のある
地産地消と食育のテーマパーク「月岡わくわくファーム」を訪れました。
以前ここにはヤギやウサギなどと触れ合える小さな牧場があったのですが、
あれれ? 息子がさんざんエサをあげていたヤギの姿が見当たらないぞ・・・
あれれ? 息子がさんざんエサをあげていたヤギの姿が見当たらないぞ・・・
息子もそれを覚えていて少し寂しそうにしていましたが、すぐにウサギを追い回して遊んでいましたよ。
息子はよろこんでいるけれど、きっとウサギはビビりまくっているんだろうなぁ。
息子はよろこんでいるけれど、きっとウサギはビビりまくっているんだろうなぁ。
また、相方はここにある地元で採れた野菜や花などを売っている農産物直売所「豊栄わくわく広場 月岡店」で
豊栄産の甘いトマト「桃太郎」と、新潟産の高級洋ナシ「ル レクチエ」をゲットです。
豊栄産の甘いトマト「桃太郎」と、新潟産の高級洋ナシ「ル レクチエ」をゲットです。
「ル レクチエ」が1個100円だなんて安い!

また、お菓子処「月の丘」では散々お菓子の試食を食べた後、お店オススメの「みかん大福」、
佐渡産おけさ柿の入った「かき大福」、そして「芋ようかん」を、
50円で販売されているコーヒーと共にいただきました。
どれも素材が活かされた素朴な味でしたが、みかんも柿も素材が活かされ過ぎてそのまんまって感じでしたが・・・
って、朝食を食べたばっかりなのに、我が家って食べてばっかりですね。
おっと、そうこうしている内に昨日新潟に着いてから間もなく24時間。
札幌ナンバーのレンタカーを返しに行かなければ行けない時間です。
札幌ナンバーのレンタカーを返しに行かなければ行けない時間です。
1日お世話になったマーチくんとお別れしたら、次に行きたい所は決まっていました。

そこはボクらが埼玉に引っ越した直後、11/2(土)に万代シテイにオープンばかりの「Love La2」(ラブラ2)です。
これまでに新潟に無かった「H&M」「ZARA」「Bershka」「UNITED ARROWS green label relaxing」
「URBAN RESEARCH DOORS」など24店舗もの初出店を含む、全41店舗があつまった商業施設ですが、
オープンを楽しみにしていたのに縁が無かったということなんでしょうね。
「URBAN RESEARCH DOORS」など24店舗もの初出店を含む、全41店舗があつまった商業施設ですが、
オープンを楽しみにしていたのに縁が無かったということなんでしょうね。
まだオープンしたてなので結構な人人人・・・
ボクらはあまりお店を見ずに、行きかう人ばかり見ていましたよ。
ボクらはあまりお店を見ずに、行きかう人ばかり見ていましたよ。
誰か知り合いに会えたらいいなぁ~なんて思いながら。
やっぱり地元に住んでいて買い物に来たつもりなら色々と商品も見るんだけど、
旅行者として来て荷物になっちゃうと思ったら意識がなかなか買い物モードにならないもんですね。
旅行者として来て荷物になっちゃうと思ったら意識がなかなか買い物モードにならないもんですね。
埼玉に帰っても買えないもんでもないし。
思ったほどテンションが上がらなかった自分たちにビックリしつつも、
見慣れた地をブラブラとしていたら、「万代シテイパーク」からなにやらイベントをやっている声が。
見慣れた地をブラブラとしていたら、「万代シテイパーク」からなにやらイベントをやっている声が。
そしてちょうどこの日は点灯式のイベントが行われ、地元のアイドルやアーティストがライブをやっていたんです。
ボクらが新潟を離れた時季はまだ残暑がキビしい時だったのに、もうそんな季節か・・・
なんだかつい最近まで新潟の住人だったのに、時の流れの早さを感じて少しさみしくなっちゃいます。
なんだかつい最近まで新潟の住人だったのに、時の流れの早さを感じて少しさみしくなっちゃいます。
でもこうやって馴染の土地がとんどん姿を変えていって寂しさを感じるって事は
それがボクが育った地であるという証で、その内それが懐かしさになったりして・・・
それがボクが育った地であるという証で、その内それが懐かしさになったりして・・・
それを「ふるさと」と呼ぶのでしょう。
ボクにとって出身地である埼玉ではなく、新潟が我が「ふるさと」なのは間違いありませんね。
ボクにとって出身地である埼玉ではなく、新潟が我が「ふるさと」なのは間違いありませんね。
でも「ふるさと」が出来たってことは、同時に新しい街での生活も育まれていっているってことなんでしょう。
寂しがってるばかりじゃ「ふるさと」に見せる顔が無いですから、前を向いて進んでいきますよ。
寂しがってるばかりじゃ「ふるさと」に見せる顔が無いですから、前を向いて進んでいきますよ。
そしてたまに帰ってきて思いっきり新潟を懐かしもうと思います。
さて、最後はボクらが新潟で帰る場所でもあるホーム「ビッグスワン」でこの旅を締めくくります。

