世代を超えたライダーたち | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ちょっと前の話しになりますが、先日新潟市秋葉区にある「新潟市新津美術館」に行ってきました。

ボクが美術館に行くなんて珍しいかもしれませんが、
実はそこでやっていたのは夏休み特別展示の「仮面ライダーアート展」です。

昨年は「ウルトラマン創世紀展」に行きましたが、
「仮面ライダー」も欠かせないボクらの2大ヒーローですよねぇ。

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でも、息子は昨年の「ウルトラマン」にもまったく興味を示さなかったので、
今年の「仮面ライダー」も見に行くつもりはなかったのですが、
開催も間もなく終わりってタイミングで行けなくなってしまった人から
入館券をもらっちゃったんですよ。

入場料は通常1000円するので、これは行かなきゃもったいないですもん。

ってボクは結構、原作者の石ノ森章太郎は好きで、代表作の「サイボーグ009」は
一通りマンガ本を読んだ事もあるほどそれなりのファンなんですけどね。

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で、さっそく吹き抜けの階段で出迎えてくれたのは左から「仮面ライダーJ」「仮面ライダーZO」
「真・仮面ライダー真」「仮面ライダーBLACK」の4体の原寸大立像。

夏休み中で、しかもこの展示の最終日ということもあり、
たくさんのファミリーが来館されていましたが、
いきなり異色の「真」が出迎えてくれるなんて
元気よく『仮面ライダーだ、わ~い♪』と入館してきた子ども達が固まっている様子が想像できますね。

相方も「真」を見て、『これって悪役?』って言ってましたが、
いきなりマニア心をくすぐる出だしかもしれません。

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つづいて、「ZX」「スーパー1」「スカイライダー」。
いちいち「仮面ライダー」と付けると長くなりそうなので以降省略します。

空を飛ぶ「スカイライダー」は当時衝撃的でした。

「仮面ライダー」シリーズの放送は1971年から始まり、
現在の「仮面ライダーウィザード」まで24代と40年以上もつづいた
世代を超えてそれぞれ想いのある不動のヒーロー。

ボクなんかこの「ストロンガー」「アマゾン」「X」なんかドストライクですよ♪

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初の女性仮面ライダー「タックル」が登場した「ストロンガー」など斬新でしたが、
それ以上に衝撃的だったのが「アマゾン」。

最初見た時には「何だこりゃぁ?」と思いましたよ。

だってこれまでバッタやトンボなどの昆虫がモチーフとなっていたのですが
「アマゾン」のモデルは「マダラ大トカゲ」なんですもん。

もともと石ノ森章太郎が最初に描いたのは骸骨のデザインだったのですが、
『それでは縁起が悪い』とスポンサー側からNGが出たために、
バッタをはじめ、ライオン、鷲、などをモチーフとしたデザインを描き
息子さんに見せたところ、バッタが一番好評だったというのは有名なお話。

その後、環境破壊で生息地を追われて行く動物達の代弁者という側面を持つ『大自然の使者』という
それらしいコンセプトが加えられたので、別に昆虫じゃなくてもハマってますし、
その後のライダーシリーズのデザインにも自由度を与えましたよね。

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こちらは「ライダーマン」「V3」「新二号」です。

ボクがリアルタイムで覚えがあるのはこの「V3」辺りからですが、
当時そこに登場した「ライダーマン」は見た目がカッコ悪いなぁと思っていました。

でも、敵であるデストロン内部での人間関係に悩み、
対立するはずの「V3」に命を救われて共に戦う事を決意したり、
最後は自分が犠牲になって世の中を守ったりして『仮面ライダー4号』と称された
「ライダーマン」は今思うとカッコイイですね。

そういう風に、子どもにとっては見た目だけでワクワクさせてくれる「仮面ライダー」も
シリーズを重ねるごとにストーリーは大人が見ても楽しめる様になりました。

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これは「平成ライダー」の始まり「クウガ」。

1988年まで放送された10代目「BLACK RX」までは「昭和ライダー」。
そこから10年4ヵ月間が空いてシリーズが再スタートした
11代目「クウガ」からは「平成ライダー」と呼ばれているんですよ。

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こちらは12代目の「アギト」ですが、今回のこの特別展示ではボクぐらいの年代のお父さんや、
息子よりももうちょっと大きな男の子も同時に楽しんでいるっていうのがいいですよねぇ。

そして、「平成ライダー」辺りから変身前の俳優がイケメンなってきたんですよねぇ。

「クウガ」のオダギリジョーから始まり、「555」の半田健人や、「響鬼」には細川茂樹、
「カブト」は水嶋ヒロ、「電王」は佐藤健などなど・・・

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この「龍騎」には須賀貴匡と、お母さん世代も取り込んで
ホント家族みんなで楽しんでいる様でした。

まあ「1号」の藤岡弘、もいまだにお茶の間の人気者ですけどね。

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こちらは「555」(ファイズ)ですが、「555」が乗るバイク「オートバジン」も展示されていましたよ。

やっぱり「仮面ライダー」と言えばバイクですよねぇ。

ここでは、歴代仮面ライダーの立像が29体も展示してあるんですが、
それと同時に6台のバイクも展示してありました。

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「剣」(ブレイド)&「ブルースペイダー」。

カッチョイイですね~乗ってみたいですねぇ~♪

でも立像はもちろん、バイクにも触ってはいけませんよ。
いちおう「アート展」ですから。

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中にはこの↑「響鬼」みたいに自動車に乗っている仮面ライダーもいますが、
それじゃあ「仮面ドライバー」ですよね。

「電王」なんて電車にも乗っていますが・・・

って、こうして見ると立像とバイクの記念撮影会みたいな感じになっていますが、
実はこれら以外にも展示物はたくさんあって、それらは撮影禁止なんですよ。

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↑「カブト」。

「仮面ライダーアート展」という名の通り石ノ森章太郎の貴重な直筆原画が18点、
直筆漫画原稿37点、複製原画40点もの展示。

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↑「電王」。

また、特撮ヒーローを40年以上にわたり撮影してきたカメラマン大島康嗣が、
現場で撮影したスチール写真の展示や、歴代仮面ライダーの主題歌映像が楽しめるコーナー。

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↑「キバ」&「マシンキバー」。

「MY仮面ライダー」コーナーでは仮面ライダー40周年を記念して
73人の著名クリエーターが描きおろした色紙イラストが展示されていました。

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そして、「仮面ライダーレーシングゲーム」には息子もハマっていましたよ。

って、ボクは「V3」~「スーパー1」ぐらいしかリアルタイムじゃなかったので、
あまり「平成ライダー」はよくわからないんですよねぇ・・・

思い出も無いし、カメラアングルも色々やったりしてみてます。

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だって↑「ディケイド」なんてもう、モチーフが「バーコード」で、
もう昆虫でも自然の生き物でもないし、
っていうか、「平成ライダー」には「バッタ」をモチーフにしたライダーはいないんですよね。

ちなみにボクの知っている限り「1号」「2号」「BLACK」「RX」「真」などがバッタ。
「V3」がトンボ、「ストロンガー」や「カブト」がカブトムシ、「スカイライダー」はイナゴ、
「スーパー1」はスズメバチ、「ZX」はカミキリムシ等と、
やっぱり昆虫のデザインの方がボクは親しみがあります。

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この↑「W」は「BLACK」以降無くなったマフラーが復活して
「昭和ライダー」を意識したデザインでちょっと安心しましたが、
なんと異色の2人で1人のライダー。

右半身は「新1号」、左半身は「BLACK」を意識したんだそうですよ。

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1971年からシリーズ1000話目を迎えたことで「000」から名前をとった↑「オーズ」。

「オーズ」はシリーズ中でも変形のデザインが多く、
メダルによってバッタやクワガタ、カマキリ、などの特徴をもったものに変形するらしい。

そして、ついに「仮面ライダー」ここまで来てしまいました。

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↑「フォーゼ」キター!

このデザインは斬新過ぎるでしょう!
しかもストーリーは「天ノ川学園高校」というさらに狭い範囲での展開される「学園青春ドラマ」で、
リーゼントに短ランという往年のツッパリスタイルの主人公は「仮面ライダー部」に所属しているとか・・・

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↑そして、いま放送されている「ウィザード」。

その時代時代に合わせて、仮面ライダーも大きく変化・・・
いや、変身していくんですね。

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ボクはやっぱりこのお決まりのポーズを散々やった「新一号」がホッとしますよ。

また10月からは「仮面ライダー鎧武」(ガイム)という
戦国武将の鎧とフルーツをモチーフ新たな仮面ライダーが登場します。
って鎧とフルーツって何だ???

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↑「旧一号」。

全てはここから始まりましたが、息子もそのうち夢中になる「仮面ライダー」が表れるんでしょうかねぇ?

何だかとっても盛りだくさんで見応えがあった「仮面ライダーアート展」でした。