もうちょっとリーグ初勝利の余韻に浸りたい気がする ベガルタ仙台から中3日。
鳥屋野潟の桜はちらほら咲き始めましたが、夜はまだまだ肌寒い小雨降る4/10(水)は
ホーム「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行われたJリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグ第4節、
「アルビレックス新潟 vs 鹿島アントラーズ」に参戦してきました!
ホーム「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行われたJリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグ第4節、
「アルビレックス新潟 vs 鹿島アントラーズ」に参戦してきました!

仕事のある平日のナイターはいつも会社から直行なので、
ジャケットの上にユニフォームを着るというかなりカッコ悪いスタイル・・・
でもみんなが忙し日常がある中で、このひと時を楽しむためにここに集まってきているんですもんね。
特に今、アルビは待ちに待ったリーグ初勝利を公式戦2連勝で飾り、
ようやく波にのれたという手応えがあります。
ようやく波にのれたという手応えがあります。
この15日間で5試合が詰め込まれていて選手もサポーターもかなりハードな日程だけど、
これまでストレスがたまった分を一気にここで吐き出したい!
これまでストレスがたまった分を一気にここで吐き出したい!

平日だというのに鹿島アントラーズのサポーターの皆さま、
ビッグスワンにお越しいただきたいへんありがとうございます。
鹿島はここ近年のリーグ戦では本領を発揮できていませんが、
このナビスコ杯では2年連続のチャンピオンなんですよねぇ。
このナビスコ杯では2年連続のチャンピオンなんですよねぇ。
しかし、アルビはそんな王者鹿島とはなかなか相性がいい♪
これまでの通算成績は7勝7分7敗と五分ですが、リーグ戦では2008年以来9戦負けなし。
元鹿島の選手であった黒埼監督時代は無敗の相手。
まあ、ただし黒埼監督辞任直後のナビスコ杯では「0-1」で負けたんですけどね・・・
まあ、ただし黒埼監督辞任直後のナビスコ杯では「0-1」で負けたんですけどね・・・
予選リーグ7チームあるグループの上位2チームまでが
決勝トーナメントに出場できるナビスコ杯で、現在アルビは2位との勝ち点差1で3位。
決勝トーナメントに出場できるナビスコ杯で、現在アルビは2位との勝ち点差1で3位。
ゲーム数が各チームバラバラですが、ここで勝てば単独トップの可能性がありますよ。

気になるスタメンは前節のナビスコ杯 を基盤に右SB坪内、右SHを本職の征也に、
勲はリーグ戦で退場になってしまったので、ボランチには三門とレオのコンビに、
期待のツートップは前節2得点の英也、そして復活の兆しが見えてきた?ロペスという構成。
できれば、今季フル出場をしているレオやジンス、亜土夢、キムクナンなども
ケガが心配なので休んでもらいたいところではありますが・・・
ケガが心配なので休んでもらいたいところではありますが・・・
観客数はミッドウィークだから7,210人程度ですが、
必ずしもサポーターの熱さは人数に比例している訳ではありません!
必ずしもサポーターの熱さは人数に比例している訳ではありません!
アルビのこの勢いをさらに加速させるための一戦は19:00の笛で始まりました。

立ち上がりから古巣相手に明らかに燃えていてファーストシュートを放ったのは英也!
その後20分にもCKをヘディングで合わせたシュートは惜しくも枠の外。
これまで相手ゴール前に行くといつも不安定だったアルビの攻撃は、
ミドルシュートを積極的に打つことによって、相手DFを前に出そうという動きを入れています。
ミドルシュートを積極的に打つことによって、相手DFを前に出そうという動きを入れています。
また、守備に関してはいつも通り前線から中盤の激しいプレスによって相手の攻撃の芽を早々に摘み取る動き。
しかしそれに対して鹿島も素早い「寄せ」でアルビからミスを誘い出しています。
「寄せ」と言っても、アルビの様なボール保持者に数人で直接プレッシャーを与えるものではなく、
1人がサイドライン際に追い込むと、また数人はそのパスコースを塞ぐといった
体力的にもとても効率的な「寄せ」をしているんですよ。
1人がサイドライン際に追い込むと、また数人はそのパスコースを塞ぐといった
体力的にもとても効率的な「寄せ」をしているんですよ。
また真ん中ではアルビ守備の要であり、守備から攻撃に移る起点となる
レオと三門のWボランチを小笠原選手と柴崎選手でマンマーク気味に完全に抑えています。
レオと三門のWボランチを小笠原選手と柴崎選手でマンマーク気味に完全に抑えています。

さらに攻撃面でも、的を絞らせないためにピッチをワイドに使い、少ないタッチで流動的に攻め込んできます。
ある意味この戦い方の方向性は、今アルビが目指すサッカーの完成形に近いのではとも思えました。
しっかりとアルビのサッカーが研究してきて、そろえてきたスタメンもリーグ戦とほぼ同じ。
さすが王者、鹿島。
ナビスコ杯でも、相手が下位でも全力を尽くして狩りにきていますねぇ。
ナビスコ杯でも、相手が下位でも全力を尽くして狩りにきていますねぇ。

なんて、関心している場合じゃない!
この似たようなスタイルでこのまま正面でぶつかり合いをするのであれば、
最後には体力勝負になり、いくら走り負けしないアルビでもこの非効率な動きでは分が悪い。
最後には体力勝負になり、いくら走り負けしないアルビでもこの非効率な動きでは分が悪い。
また、もう1つこの均衡が崩れて勝敗を分けるとするなら、
一瞬の隙を見せるか、ミスをした方が敗してしまう・・・
一瞬の隙を見せるか、ミスをした方が敗してしまう・・・
そう後から思った時にはすでに遅く、前半29分、キムクナンがダヴィ選手にファールし、
鹿島にCKを与えてしまいました。
鹿島にCKを与えてしまいました。
キッカーの小笠原選手はそのままゴールを狙わず、ファーサイドの遠藤選手へ、
その意外性のある動きにアルビのディフェンスに隙ができ、
そこから上がったクロスを濱田はついていたはずのダヴィ選手が頭で合わせゴール!
その意外性のある動きにアルビのディフェンスに隙ができ、
そこから上がったクロスを濱田はついていたはずのダヴィ選手が頭で合わせゴール!

まただぁ! 今季いくら流れをつかんでいても何度も苦汁を飲まされてきたセットプレイで失点。
もう、何度やられれば修正されるんだぁ~!?
それもそうだけど、その前のセットプレイから色んなアイデアで変化を付けてきた鹿島のチーム力もさすが!
しかしまだ流れからの失点ではないし、まだまだ時間はあるぞ。
そう思ってから12分後に悪夢が・・・
前半41分、濱田がバックパスをし、GK竹重はすぐ前に出さず、
ボールをコントロールしようとした瞬間、その隙を狙っていたダヴィ選手が全力で詰め寄り、
焦って竹重が蹴るもそのボールはダヴィ選手の足にはじき返され、アルビのゴールの中へ・・・
ボールをコントロールしようとした瞬間、その隙を狙っていたダヴィ選手が全力で詰め寄り、
焦って竹重が蹴るもそのボールはダヴィ選手の足にはじき返され、アルビのゴールの中へ・・・

その信じられない光景を見たアルビのゴール裏からは悲鳴が上がり、サポーターたちは腰から砕け落ちた。
な、な、なにやってるだぁ~竹重ぇ~~~!!!と、声が上がったのは一瞬の沈黙の後。
1点の重みを知るボクらには、これ以上ない凡ミスに失点をしてしまった出来事を
なかなか現実として受け止めることが出来ませんでした・・・
なかなか現実として受け止めることが出来ませんでした・・・
竹重やチームは先日のリーグ戦で、今季まだ無敗だったセレッソが
ナゼ鹿島に負けたのか見ていなかったのだろうか?
ナゼ鹿島に負けたのか見ていなかったのだろうか?
ダヴィ選手が不用意なバックパスをセレッソGKから奪って
ゴールにつなげたシーンをしっかりと見ていれば防げた失点。
ゴールにつなげたシーンをしっかりと見ていれば防げた失点。
このボクだって立ち上がりからGKに圧力をかけていたダヴィ選手を警戒していたのに、
アルビは研究不足としか言えないプレイ。
アルビは研究不足としか言えないプレイ。
なんとも情けない・・・ダヴィだこりゃ。

ロペスが名誉挽回と気合で蹴ったFKも遥かゴールの上にいって前半が終わり、
「0-2」で迎えた後半には坪内と征也の右サイドの2人を一気に下げ、
ウッチーをSBにし、三門をSHへと移動させてボランチに成岡投入。
しかし得点をとらなければならないのに大きく流れは変わらずで、前線まで運んだボールは亜土夢でロスト。
悩めるロペスのシュートは散々枠外にフカしてきたかと思えば、置きにいく様な優しい相手キーパーへのパス。
さらには上手く足にヒットしなくなってきました・・・
さらには上手く足にヒットしなくなってきました・・・
2点リードしている相手はリスクを冒さず余裕のボール回しで時間が刻々と過ぎていきます。
後半23分、残りの交替枠に柳下監督はロペスに替えて前節アシストをした堅碁を投入。
それでもなかなか攻めきれない時間がつづきましたが、そんな中の攻め急がず、
成岡、三門、ウッチーとゆっくりタメを右サイドで作っているうちに相手にも隙が生まれました。
成岡、三門、ウッチーとゆっくりタメを右サイドで作っているうちに相手にも隙が生まれました。
鹿島の選手の意識がそこに集中した後半41分、
今さら鹿島が古巣であることなんてまったく意識していないと思うけど、
そのウッチーが逆サイドにフワリとクロスをあげると、そこに待っていたのは堅碁!
今さら鹿島が古巣であることなんてまったく意識していないと思うけど、
そのウッチーが逆サイドにフワリとクロスをあげると、そこに待っていたのは堅碁!
GOOOOOAL!!

昨年、岡山で修行してきて、J2の日本人得点王として育った堅碁が
落ち着いて頭に当てて何とか1点を返しましたが、堅碁の顔には今季初ゴールによろこびは無く、
すぐにボールを抱えてセンターサークルへ。
このまま追加点をとることに向け、7000人のスタンドも勢いに乗りましたが、
やはり王者にそれ以上の隙は生まれず、冷静に残り時間を費やされてしまいました。
やはり王者にそれ以上の隙は生まれず、冷静に残り時間を費やされてしまいました。
似たような戦術で真っ向からぶつかり合いましたが、一線級を戦ってきたベテランがそろい、
その個々が持つスキルとそれを充分に落ちついて発揮できる力、
そしてJ1で20年間戦ってきた経験に、アルビは完全に及ばず。
その個々が持つスキルとそれを充分に落ちついて発揮できる力、
そしてJ1で20年間戦ってきた経験に、アルビは完全に及ばず。
アルビの弱さと、鹿島の強さが際立った一戦は「1-2」と完敗・・・心身ともに冷えましたよ。

試合終了後、すぐにゴール裏の大旗を振る1人が選手まわって来る前に大旗を片付け始めました。
するとイラ立つ周りから『なに片付けているんだよぉ!』と非難を受け、
あわや乱闘になりそうな一触即発のムードになりましたが、
その人は『ごめん、オレこれから仕事なんだ』と言って理解をしてもらっていました。
あわや乱闘になりそうな一触即発のムードになりましたが、
その人は『ごめん、オレこれから仕事なんだ』と言って理解をしてもらっていました。
そうなんですよねぇ、みんなそれぞれの生活があり、その合間にお金や時間を費やし、
特に平日は仕事、家族、様々なことを犠牲にして集まっている人ばかり。
特に平日は仕事、家族、様々なことを犠牲にして集まっている人ばかり。
それはみんなアルビを愛しているから。
でもこの片思い、なんか悔しいというより悲しくて情けないです。
この敗因は明らかにアルビが生んだ「ミス」から・・・
確かにこの試合は隙を見せた者が負けという流れになっていましたが、基本的にプロのミスは許されないもの。
今回のミスは医者であれば人の命を奪う医療ミスレベル。
だだし人間、誰でもミスはある。
プロであればその責任をとるため次にどういった行動をするかが大切ですよね。
プロであればその責任をとるため次にどういった行動をするかが大切ですよね。

次のアルビレックス新潟は中2日、もう明日4/13(土) J1第6節、
アウェイの「豊田スタジアム」で行われる「名古屋グランパス」戦です。
アルビは初めての「豊スタ」ですね。
「豊スタ」は2002年の日韓W杯で、我らがホーム「ビッグスワン」(新潟スタジアム)との
決戦投票の末、落選してしまった過去があり、アルビとは関係ありませんが、
このスタジアムにはW杯開催地になれなかった愛知県民の恨みがなんとなく
新潟に向けてありそうな嫌な雰囲気がありそうな気がしちゃいます・・・
決戦投票の末、落選してしまった過去があり、アルビとは関係ありませんが、
このスタジアムにはW杯開催地になれなかった愛知県民の恨みがなんとなく
新潟に向けてありそうな嫌な雰囲気がありそうな気がしちゃいます・・・
そして、これまでもアルビが愛知県に遠征したアウェイ戦では3勝3分8敗で、ここ5戦連敗。
その時のいいイメージを共有し、ロペスもその時のゴールを思いだして、
リーグ戦こそは連勝していきましょう!
リーグ戦こそは連勝していきましょう!
矢野貴章選手にも負けませんよぉ~
We are ONE!